【アフターインタビュー】夢と希望を持ったバディたちの青春群像劇『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1岸本勇太・北川尚弥・北村健人・樋口裕太インタビュー


好評の中、幕を下ろした『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1(通称ソニステ)。本作は、オリジナルCDコンテンツプロジェクト「東京カラーソニック!!」(通称:カラソニ)の初舞台化作品だ。年に一度の音楽フェス「東京カラーソニック」で優勝を目指す1stシーズンを2部作に分けて上演され、今作がその第1部となる。

U-NEXTでは、3月9日(木)より本作のアーカイブ配信が始まった。これに向け、本インタビューではUnit.1小宮山 嵐役の岸本勇太と霧島 宙役の北川尚弥、Unit.3瀬文永久役の北村健人と財前未來役の樋口裕太を迎え、それぞれにソニステを振り返ってもらった。

『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1開幕!岸本勇太、北川尚弥ら演じるバディの青春群像劇

■U-NEXTでアーカイブ配信開始!
①『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1【2月23日(木・祝)13:00公演 全景定点映像】
https://video.unext.jp/title/SID0079951②『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1【2月23日(木・祝)18:00公演 スイッチング映像】
https://video.unext.jp/title/SID0079952
※U-NEXTに遷移します

――まずは皆さんに、カラソニというコンテンツの魅力を語っていただければと思います。

岸本:登場人物たちがみんな、音楽をやりたくて集まってきているんですよね。どのシーンを見ても“音楽”が真ん中にあることが、一番の魅力だと思います。

北川:それぞれのキャラクターが、いろんな葛藤を乗り越え成長していきますが、音楽を通して、皆さんに感じていただける作品だなと思います。僕自身も、めちゃくちゃカラソニの世界観を楽しんでいます!

北村:僕は、誰か1人だけが“主役”という作品ではなく、それぞれにドラマがある群像劇であるところが好きです。それぞれが背負うものが重厚で、ストーリーにも厚みを生んでいて、演じながらとてもやりがいを感じていました。

樋口:夢と希望を持った若者の青春ストーリーに、音楽が融合していて、お客様に「エンターテインメントとはこういう作品のことだ!」と胸を張って発信できるところがとっても魅力的ですね。

――カラソニは、ボーカル学科と作曲・作詞学科の二人が“バディ”になりユニットを組むというのが面白いですよね。本日はバディ揃ってお話を伺ってますが、役作りはどのように作り上げていったのですか?

岸本:僕は「この二人だから、こんな雰囲気にしよう」という役作りはしませんでした。作り上げた曲が先にあったので、この音楽を作った二人を考えることからはじめました。お互いの強みが音楽に反映されてますからね。

北川:二人の気持ちが音楽に表れてるもんね。僕が演じる宙は「嵐のために曲を作りたい!」って思いが強いんです。だから嵐のことをたくさん知ろうと奮闘するんですけど、宙も不器用だから空回りも多くて・・・。そんな二人が作り上げた曲が、公演終盤のライブで披露されるんです。曲が「出来るまで」を、お客様に感じ取ってもらえていたら嬉しいですね。

北村:僕が演じる永久としては、本作のVol.1は「音楽に向き合えるところまで行く物語」だと思いました。永久の人となりや背景を落とし込み、未來や他の登場人物と支えあい、刺激しあったことで、また永久に向き合い・・・というのを繰り返していきました。バディである未來役の裕太とは、すでに他の作品とかで共演経験もありましたし、彼の芝居へのスタンスなども知っていたので、安心して頼ることができました

樋口:なんか言うてますけど!(照れくさそうな樋口さん)

北村:二人だから演じられたと思ってるよ(笑)。

樋口:ありがとう(笑)。僕は、割と自然に未來を演じることができました。でも、それは俺だけじゃなかったかも。最初からみんな、キャラクターと自分自身が“そのまんま感”があったんですよ。だから、僕は「その時に受け取った気持ちを素直に芝居で表す」ことを意識しました。演出の伊勢さんにも、あえてけんてぃー(北村さん)との二人のシーンの稽古は少なくしてほしいってお願いしていました。稽古を重ねることで慣れたくなかったから。その都度、新鮮に相手とぶつかることを大事にしていました。特に、最後のライブへ向けての感情の運び方はいつも丁寧にいこうと思っていましたね。

――稽古場はどんな雰囲気でしたか?

樋口:みんな、結構わいわいやってたよね(笑)。

岸本:うん。休憩中とか学校の休み時間みたいだった(笑)。同世代の役者が揃っていたから、仲は良いけど、ライバルとしてお互い刺激しあえるみたいな環境だったよね。あの空気感で日々稽古ができたことはすごくありがたかったですね。

樋口:ソニステといえば作詞・作曲チームとボーカルチームで稽古が違うのも面白いよね!尚弥と俺は歌わないチームだから。

北村:僕たちボーカルチームは歌詞とか必死に覚えていたのに(笑)。

岸本:ボーカルチームは、稽古の後半にライブパートの練習があったんです。パフォーマンスのブラッシュアップをしたり、実際にセットを組んで練習したりしました。

北川:歌わないけど、僕と裕太くんはお芝居のパートに力を入れてたよね。

樋口:そうそう。尚弥と俺の役って、冒頭から出力100%なキャラなんですよ。他の作品でも、1人くらい100%全力キャラっていますが、ソニステは僕ら2人揃って100%出しっぱなし(笑)。だから、尚弥と2人で「全力出して疲れようね!」って言ってました。

北川:あははは!だから、歌っていないけど、お芝居部分でのテンポを担っているのは僕たち二人です(笑)。

樋口:です!

北村:Unit.2作詞・作曲を担当する加地春飛役の高本 学くんは、バディの宝田伊織(演・山﨑晶吾)が歌っている時に誰よりも盛り上がっていたんですよ。稽古の時も、僕たちに対して「今のパフォーマンスは俺たちの勝ちだな」とか言ってきたり(笑)。ほかのバディを見ていても、そうやって切磋琢磨しているのが感じられて素敵な現場でしたね。

――皆さんとても仲が良さそうですよね。

北川:そうなんですよ!みんなでいつも輪になってました。

樋口:共演経験のあるメンバーも多かったんですけど、過去にも一緒に戦った仲間が、一旦散り散りになって、最強になって戻ってきたみたいな。そんな感じでした(笑)。

北川:それぞれが修行して、レベルアップしてソニステでまた揃う!みたいな(笑)。「ライブパートめっちゃ良かったよ!」とか、素直に言い合える仲です。お互いを尊重してるので、稽古でも舞台上でも、プライベートでも本当にいい雰囲気でした。

――伊勢さんの演出は、いつもすごくドラマを大切にされている印象があるのですが。

岸本:僕、伊勢さんの演出作品に出るのは初めてだったんですが、演出がつくスピードに驚きました。

樋口:稽古二日目で全体通しだったもんね。

北村:でも、先へ早くに進むからこそ、細かく最後まで物語を追えたんだよね。最後のライブまでの心の動き方を、個人でも、ユニットごとでも“余白”を考えて作ることができたんですよ。うちの樋口裕太はすごく生き生きしていました(笑)。

樋口:はい!生き生きしてました!その時思った感情で生きました(笑)!

――ぜひ、皆さんのお薦めしたいシーンを教えてください。

樋口:未來がブラックカードを使うシーン(笑)!

一同:(爆笑)!

樋口:あのシーンについていたタイトルが「未來の豪遊」だったんですよ。

北村:そんなシーン名、普通ないよね(笑)。

樋口:最初は普通に演じていたんですけど・・・すごく楽しく演じさせていただきました!ぜひ注目して観てほしい(笑)。

岸本:ほんと楽しそうだったよ(笑)。僕は、みんなが集まる最初のシーン。ここから始まるんだ!って、お客様にもワクワクしてもらえていたんじゃないかな。そのシーンだけでも、それぞれの関係性が見えるんですよ。一度観た方には、「最初はこうだった!」と細かく発見してもらえる面白さもあると思います。

北川:キャラクターが全員揃ってるシーンは、どこを見ても楽しいよね。会話のテンポも良いし、学生たちの普段の“わちゃわちゃ”感が垣間見えて素敵だなって思っていました。

北村:僕は、曲の歌詞にも注目してほしいです。瀬文永久と財前未來が作り上げたのは『VOICE』という曲なんですが、最初に歌詞を見ながら『VOICE』を聴いた時と、永久と深く向き合ってから聴いた時では全然印象が違うと思うんです。これまでに辿ったシーンの情景が浮かんでくるようになっていたり。皆さんにも、歌詞と2時間の物語の中にあるシーンを照らし合わせながら聴いていただきたいです。

――劇場でご覧になった方にも、配信で初めてご覧になる方も、アーカイブでまたソニステを新鮮に楽しんでもらえたらいいですね。

岸本:ソニステの世界って、今より少し未来の話なんですが、現代に生きている皆さんにもリンクする部分も多いと思います。プロジェクトをご存知の方もご存知でない方も、キャラクターたちのそれぞれの物語を、フラットな気持ちで見てもらいたいですね。

北川:原作のカラソニはドラマCD作品なので、原作ファンの方は動いている姿をご自分で想像されていたと思います。今作のソニステで、その想像と舞台で動く僕たちの姿がリンクしたり、「こう動くんだ!」と新たな発見をしてもらえていたら嬉しいですね。

北村:原作がある作品だと「原作に触れたことがない」という壁を感じることがあると思うんです。でもカラソニにおいては、そういう懸念点はないのかなって。音楽って、誰しもが楽しめるものだから。「劇場に行けなかった」「原作を知らない」から、どうしようかな・・・と思ってる方は、不安に思うことなく、気軽に触れてみていただけたらと思います。

樋口:めちゃくちゃ元気をもらえる作品です!皆さん、ぜひ好きなシーンを見つけてください。配信では何度でも見返せますからね(笑)。ぜひ、何回でも観てソニステの世界に浸ってください。よろしくお願いします!

(文・一本柳歌織、取材・撮影/エンタステージ編集部 1号)

\ソニステのアーカイブ視聴はこちら/

2月23日(木・祝)13時公演/全景

詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0079951

2月23日(木・祝)18時公演 スイッチング

詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0079952

アーカイブ配信

配信プラットフォーム
U-NEXT
①『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1【2月23日(木・祝)13:00公演 全景定点映像】
https://video.unext.jp/title/SID0079951
②『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1【2月23日(木・祝)18:00公演 スイッチング映像】
https://video.unext.jp/title/SID0079952

配信公演
2023年2月23日(木・祝)13:00公演(全景定点)
2023年2月23日(木・祝)18:00公演(スイッチング)

アーカイブ配信
【販売価格】
全景定点映像:2,500円(税込)
スイッチング映像:3,700円(税込)

【販売期間】
2023年3月9日(木)12:00~3月22日(水)23:59
※販売開始と同時に配信を開始

【視聴期間】
購入から1週間

『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1公演情報

上演スケジュール

2023年2月18日(土)~2月26日(日) 東京・シアター1010(終了)

スタッフ・キャスト

【原作】「東京カラーソニック!!」(eternal voyage)
【脚本】伊勢直弘 東妻リョウ
【演出】伊勢直弘

【出演】
小宮山 嵐 役:岸本勇太 霧島 宙 役:北川尚弥
宝田伊織 役:山﨑晶吾 加地春飛 役:高本 学
瀬文永久 役:北村健人  財前未來 役:樋口裕太
倉橋海吏 役:安井一真 高槻神楽 役:小波津亜廉
田所雪也 役:松村龍之介 芦野涼真 役:阿部快征

<アンサンブル>
真壁勇樹 関修人 山田隼人 瓦林拓弥

公式サイト

【公式サイト】https://www.marv.jp/special/stage-tcs/
【公式Twitter】@stage_tcs
【公式Instagram】stage_tcs_official
(C) COLORATION (C)『東京カラーソニック‼』the Stage製作委員会







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