2021年の舞台を振り返り!あなたの見つけた「逸材」「急成長株」~エンタステージ選~


少しずつ、エンターテインメントを愛する人々の元へ「舞台」が戻ってきた2021年。苦しい中で、多くの人が踏ん張った1年でもあったと思います。エンタステージも、遠ざけられてしまった私たちの“日常”を取り戻すにはどうしたらいいか、試行錯誤の1年でした。

中でも”演劇の話を声に出したい!”という思いで毎週金曜日の22時に行っていた、Twitterのスペース機能を使ったラジオ配信もその試行錯誤の一つでした。私たちも手探りではありましたが、回を重ねるごとにエンタステージの編集部員と読者の皆様のコミュニケーションの場となり、楽しい時間を過ごさせていただきました。ご参加くださった多くの皆様、誠にありがとうございました。

年末には、「2021年にあなたが見つけた逸材・急成長株」「2021年あなたの観たベストステージ」というテーマで、“おたより”を募集し、皆様からたくさんの楽しい「記憶」を共有していただきました。本記事では、その“おたより”の中から、エンタステージ編集部が「そうそう!」と思った方をピックアップし、ご紹介させていただきます。

※いただいたコメントは、読みやすいように編集を加えさせていただいております。ご了承ください。
※本記事は皆さんの主観に基づいた投稿をお寄せいただいておりますため、「逸材」「急成長」に分かれて投稿があった方は該当の方のキャリアによりこちらで振り分けさせていただきました。

2021年、あなたの見つけた逸材

※ご紹介は50音順です

伊原六花さん/ついにミュージカルデビューを果たしたニューヒロイン!

幼い頃からミュージカルへの道を志し、鍛錬を積んでこられた伊原六花さん。本来は、2020年4月にオーディションで役を掴んだブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー Season3』にてデビューを果たす予定でしたが、コロナ禍で中止に。今年、満を持して『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役(Wキャスト)でミュージカルデビューを果たしました!学生時代にバブリーダンスで話題となったように、ダンス力はお墨付き。そして何と言っても“ヒロイン力”。初のミュージカルでも、そのヒロイン力をいかんなく発揮していました。Wキャストで、同じく同作でメジャー舞台デビューとなった天翔愛さんと共に、今後のミュージカル作品で次々とお名前を見ることになるのではないでしょうか。若さの中で弾ける才能を楽しみに、今後も注目していきたい方です。

なお、伊原さんは現在PARCO PRODUCE 2021『音楽劇 海王星』に出演中。東京公演は終了いたしましたが、年明けから大阪・富山・宮城・青森・愛知を巡演します。

“おたより”抜粋
最近、ミュージカルのヒロイン役がどの作品も固定されてきてしまったなあと思っていたところに、とても素敵な俳優さんに出会うことができました。
ダンスはもう、経歴から分かっていたことですが素晴らしい。そして、歌声も素晴らしい!観る度に、上を目指そうとしている意識の高さを感じます。きっとまだまだ上手くなる。『海王星』でもまた進化していました。『ウエストサイドストーリー』は中止になっちゃいましたが、マリア役観てみたかったなあ。いつか機会があるといいです。いろんな期待を込めて、今後が楽しみで仕方ありません。
P.N.さくら

神宮寺勇太さん/初×初で見せたポテンシャルの高さに脱帽

 

言わずと知れた、King&Princeのメンバーである神宮寺勇太さんが、今年、『葵上』『弱法師』-「近代能楽集」より-で初の単独主演、初のストレートプレイ挑戦を果たしました。初のストプレが三島由紀夫作品!取材時、笑顔いっぱいに会見で語ってくれましたが、その裏には数知れずの途方もない努力があったことでしょう。一幕と二幕でまったく違う作品を上演する形態の舞台だったため、役の演じ分けが必要でした。さらに終盤には約5分続く長台詞があるという、大変難しい役を担いましたが、よどみなく台詞を届け、見事に演じきりました。ぜひ、今後もいろんな舞台に立ってほしいという声が多く聞かれました。今年、ジャニーズ事務所の方々はいろんな作品でお目にかかりましたが、皆さん本当にポテンシャルが高い・・・!

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キンプリ神宮寺勇太、圧巻の約5分ひとり語り!『葵上』『弱法師』-「近代能楽集」より-開幕

“おたより”抜粋
神宮寺勇太さんは、『葵上・弱法師』で単独初主演、初のストレートプレイに挑戦していました。今、まさに舞台上でも吸収して輝きを増してるんだろうなと言うような、瑞々しさのある演技でした。
P.N.猫山 さん

ミュージカルの映像は見たことがあったけれ、ストレートプレイは初めてでどうなんだろうと思っていましたが、とにかくスゴイとしか言えませんでした。しかも三島由紀夫作品。最後の約5分にわたる独白シーンは圧巻で息を飲むとはこのことか、と実感しました。もっと神宮寺くんの舞台が見てみたい!
P.N.ヤギコ さん

“おたより”抜粋

おばたのお兄さん/これぞ逸材中の逸材では?「仕事が変化してきてます」

こちらもまた、言わずと知れたお笑い芸人のおばたのお兄さん。ミュージカル『ウェイトレス』への出演が発表された時は、本当に驚きました。しかし、考えて見ればダンスはお得意ですし、身体はキレますし、モノマネで鍛えられた演技力がありますし、歌うま芸人さんですし。ご本人も「仕事が変化してきています」とツイートされているほど活躍の幅が広がった方だと思いましたので、お名前を挙げさせていただきました。年末は、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『明治座で逆風に帆を張・る!!』にご出演されていました。年明けには、舞台『千と千尋の神隠し』に青蛙役としてご出演が決まっています。そして、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にもご出演!来年も期待しちゃっていいでーすかっ?

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大澄賢也、吉村直、おばたのお兄さんも出演!舞台『千と千尋の神隠し』4大地方都市の上演劇場も決定

“おたより”抜粋
ミュージカル『ウェイトレス』で初めてステージで拝見しましたが、笑いのセンスはもちろん、その身体能力、歌声、芝居力に本当に驚かされました。日体大出身とのことで、納得の身のこなしでした。コメディ作品の癖強めな役をどんどんやってほしいです。
P.N.もなか さん

立花裕大さん/「黒髪センター分け」でトレンド入りしてしまうほどの視線ブラックホール

立花裕大さんは、『天才てれびくんYOU』の“団長”としても知られておりましたが、舞台の“逸材”として、まさに2021年に発見された方も多かったのではないでしょうか。2021年は、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ作品に3作品続けてご出演され、美しいお姿が披露される度にSNSがざわつかせていました。直近では、「FNS歌謡祭」に刀剣男士が出陣した際、「黒髪センター分け」をトレンド入りさせてしまったことが印象的でした。それぐらい、多くの方が気になった“逸材”だったのではないでしょうか。また、恋を読む inクリエ『逃げるは恥だが役に立つ』では、朗読劇に初挑戦されました。分かっていたけれど、心地良いお声をお持ちです。そんな立花さんは、なんと年末年始も舞台に立たれます!迷宮歌劇『美少年探偵団』は大晦日開幕。そして、3月には『ブルーピリオド』The Stageへの出演が決まっています。

“おたより”抜粋
2021年はミュージカル『刀剣乱舞』シリーズで、豊前江役として出演し続け、多くの刀ミュファンを瞬く間に魅了しました。同じ役を演じ続けることで見える急成長っぷりも凄まじく、「急成長」のテーマで投稿しようかとても悩んだ程でした。そんな彼は、FNS歌謡祭で刀剣乱舞を知らない方々の間でも「あの黒髪センター分けの刀剣男士は誰!?」と話題をかっさらいました。初めて見た人々を一瞬で虜にする華は、まさに「とんでもない逸材」の一言に尽きると思います。

美しいビジュアルが話題になりがちではありますが、彼の魅力はそれだけではありません。 目まぐるしく変わる豊かで繊細な表情の演技、そして元々の声の良さや身体能力も相まって、この一年で歌もダンスも目を見張る成長を遂げ立派な武器になりました。それら役者としての魅力に加え、ご本人の人柄も非常に真面目で謙虚な飾らない性格。 人柄としても信頼が置けて、安心と楽しさを同時にくれます。 舞台の上でも下でも心から「応援したい!」と思わせてくれる素敵な役者さんと出会いました。
P.N.はるはる さん

若松渓太さん/異色の経歴の持ち主、爪痕残す

ここ数年、お名前を目にすることが多くなってきた若松渓太さん。ということは、メインキャストとしてお名前が並ぶ機会が増えてきたということ。特に、今年の『ALTAR BOYZ 2021(アルターボーイズ2021)』で気になった方も多かったのではないでしょうか(取材記事は「レジェンドチーム」しかないのが残念なのですが・・・)。実は編集部も、まだ多くの情報を持っておりません。でも気になる!下記おたよりが、その魅力を一番物語っていらっしゃると思います。ぜひ、2022年取材したい方のお一人です。

“おたより”抜粋
『マリーゴールド』や『ジャージーボーイズコンサート』に出演されていてご存じのかたも多いかと思いますが、音大出身でデビューは「帝劇ミュージカルのど自慢」優秀賞という経歴の面白さもさることながら、最大の魅力としてその歌唱力と肝の据わったアドリブ力が爆発したのが『アルターボーイズ2021』アブラハム役でした。
アドリブで進んでいく「懺悔コーナー」でそれまで大人しく賢く優しく微笑んでいたアブラハムくんが突如としてアドリブをぶっこんでひっかきまわして最終的に見事に場を回収していく手腕に初めは何が起きたのかわからずぽかんとしてしまいました。以来、毎回の懺悔コーナーで若松さんが何を言い出すのか楽しみで仕方なかったです。また、自分のYouTubeでアイドルのPVを再現したりメイク動画を撮ったりと自己プロデュース力も抜群の若松さん。今後の活躍をとても楽しみにしています。
P.N.アヤコ さん

急成長株

糸川耀士郎さん/着実にステップアップ、止まらない進化

実は、2019年の振り返り記事でも「ネクストブレイク」枠でご紹介させていただいていた糸川耀士郎さん。その目は間違っていなかった!と思わせてくれました。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズに浦島虎徹役で出演し、その歌唱力と表現力の高さを轟かせた糸川さんでしたが、3月に上演されたミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』で、さらに度肝を抜かれた方が多かったようです。編集部も、あのミュージカル楽曲難解すぎる・・・と震え上がって見ていたのですが、糸川さんの芝居に圧倒されて帰ってきました。ちなみに編集部は、何度か取材させていただく中で「糸川さんは突然“進化”する」と感じてきましたが(※2019年のまとめ記事参照)、突然に見える進化は、水面下でご本人が積み重ねてきた努力が結実した瞬間。2年後のこの企画でも「急成長」として多数お名前が挙がったのが、それを雄弁に物語っていると思います。2022年、さらなるステップアップに否が応でも期待してしまいますね。

“おたより”抜粋
贔屓目もあるかもしれないのですが、2021年の3月に上演されたミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』では長きに渡って培ってきた技巧力・表現力をあますことなく発揮し、良い意味で年相応の凄みが演技に表れていたと思います。顔立ちが幼く、実年齢より若めに見える方ですが、役者としての姿勢は決して「若手」では無くなってきています。無名の頃から推していますが、推せば推すほど推し甲斐のある方なので、来年はさらに大きく飛躍をされるだろうと、超絶期待しています。
P.N.まえば

小野塚勇人さん/初ミュージカルで見せた実力と伸びしろ

小野塚勇人(はやと)さんは「逸材発見」「急成長」共に、たくさんの方がお名前を寄せてくださいました。そのキャリアから鑑みて「急成長」の方でご紹介させていただきます。小野塚さんは劇団EXILEのメンバーで、『仮面ライダーエグゼイド』の九条貴利矢/仮面ライダーレーザー役で知っている方も多いと思います。今年は、上記の糸川耀士郎さんとWキャストで同役を演じたミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』で残したインパクトが大きかったようです。確かに、こんなに歌える方だったのか!と驚きましたが、LDHのボーカル特待生の経験をお持ちということで納得。TXT vol.2『ID』など、劇団外への出演が増え、多方面でその技術力の高さに気づいた人が多かったようです。2022年は、石田明さんが構想4年かけて生み出したノンバーバルコメディ『結 -MUSUBI-』で主演を務めることが決まっています。“身体表現”という新境地で、どんな小野塚さんが見れるか楽しみです!

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NON STYLE石田明がオリジナル脚本・演出を手掛ける舞台『結 -MUSUBI-』の上演が決定した。構想4年。石田が作り上げたのは、相撲部屋を舞台に、「笑い」を中心に進行する物語。主演には、劇団EXILEの小野塚勇人を迎える。 「海[…]

構想4年!ノンスタ石田明のオリジナル脚本・演出『結 -MUSUBI-』は動き勝負のノンバーバル

“おたより”抜粋

今年の3月に『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』でミュージカル初出演だったにもかかわらず、LDHのボーカル特待生の経験と持ち前の演技力を活かし最後まで走り切ってくれました。今後もミュージカルに出てくれないかな・・・。
P.N.ぴぴ

主な作品としては『仮面ライダーエグゼイド』の九条貴利矢役が有名な彼ですが、今年は映像だけでなく難しい舞台作品に出てくれて非常に成長を感じたので急成長!として投稿させて頂きました。今年6月に上演された『ID』では信頼という一つの感情しか持たぬ難しい役柄を演じ切り、糸川耀土郎さんとのダブルキャストとして上演した『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』ではミュージカル初挑戦にして、LDHで培ったボーカル力と演技力を遺憾なく発揮してくれました。初日と千秋楽では全く別の物になっていてミュージカル俳優としての伸び代を強く感じたので是非今後もミュージカルに挑戦して欲しい俳優さんの1人です。的確な演技力でシリアスはお手の物ですが、コメディの得意な一面もあり2月より上演されるノンバーバルコメディの『結』にもかなり期待しております!
N.P.うにぽよさん

甲斐翔真さん/星掴んでほしい!次世代を担う筆頭株の一人に

「急成長」として、最も多くのお名前が挙がっていたのが甲斐翔真さんでした。大きな役を得たことはもちろんですが、ずっと応援してきた方にも、初めてご覧になった方の目にも止まるほど、その成長ぶりは凄まじいものがありました。甲斐さんがミュージカルデビューを果たしたのは2020年。まだ2年です。ミュージカル界の新星現る、と思っていたら、2021年は『マリー・アントワネット』『ロミオ&ジュリエット』『October Sky -遠い空の向こうに-』と次々に大作に出演。あっという間に次世代を担う筆頭株の一人になっていました。その原動力は、初めて開催したソロミュージカルコンサートで爆発させていた“ミュージカル愛”。たくさんの「やってみたい」「歌ってみたい」という夢を語っていました。2022年は、3月に海宝直人さんとのWキャストで『Next to Nomal』へのご出演が決まっています。ミュージカルを愛してやまない甲斐さん、10年後、20年後、30年後、40年後、50年後・・・先の先まで、やりたい役を掴み取っていってほしいです。

“おたより”抜粋
2020年のミュージカルデビューから、とにかく大躍進を遂げている俳優さんだと思います。個人的にどハマりしたのは2020年『RENT』でのロジャー役だったのですが、2021年も、『マリーアント・ワネット』のフェルセン伯爵、『ロミオ&ジュリエット』のロミオ役、『オクトーバースカイ』でのホーマー役を経て、演技力も歌唱力も、めきめきと実力を上げてきていると感じます。 特に本番中での成長が著しく、複数回公演に行くと、前見た時より伸びてる・・・!と思わされることが多々ありました。ミュージカルデビューから2年足らずでの「急成長」は凄まじいです。今後もとても楽しみな俳優さんです。
P.N.あさりこさん

『デスノート』でのミュージカルデビューから、2021年は1~3月の『マリー・アントワネット』で歌唱力が急成長し、さらにエンタステージさんでも何回かお世話になった10~11月の『オクトーバースカイ」で、歌唱力も演技力も主役力も急成長したと思っています。 今までベテランの人に囲まれて揉まれているのを「がんばれ!がんばれ!」という目で見ていたのが、彼自身の演技を楽しんで見られるようになってきました。
P.N.みく さん

滝澤諒さん/心・技・体ぜんぶ揃ってます。あとは皆様に見ていただくだけ

子役として劇団四季の『ライオンキング』でヤングシンバ役を経験されていたり、歌・ダンスとなんでもござれな滝澤涼さん。ここ数年は、2.5次元舞台でその才能をいかんなく発揮されています。『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage の有栖川帝統 役はハマり役ですね。滝澤さんの良さは、もちろんキレッキレの肉体が見せる躍動もありますが、役ごとへの掘り下げ方が本当に丁寧。そして、視野の広いバランサーでもあると思っております。いてくれると安心、と思う俳優さんの一人になっていっていると思います。2021年は、舞台『SK∞ エスケーエイト The Stage 』で能力の高いスケーターをスマートかつ愛すべき天才として表現してくれました。舞台『SK∞ エスケーエイト The Stage 』は、年明け1月に「第二部」がすぐに控えています。そして、2月には写真集の発売も決まっています。

“おたより”抜粋
「心・技・体ぜんぶ揃ってます。あとは皆様に見ていただくだけです」以上。と、毎日のように思っています。滝澤くんは、年末も来年も、きっと楽しい時間をくれる方なので、信頼してついて行きたいと思います!これからも色んな景色を見せてほしいです! 『エスケーエイト』の舞台もとてもよくて、 1月上演の2部もすごく楽しみです!
P.N.たたたた さん

松岡広大さん

松岡広大さんも、お若くしてその才能は太鼓判!という感じでしたが、最近、さらなる挑戦を続けて、作品の幅を広げています。ミュージカル『スリルー・ミー』の新ペアとして、オーディションで抜擢された話は記憶に新しいところ。とにかく芝居をすることに真っ直ぐで、真面目な印象の松岡さん。ミュージカル『ニュージーズ』では、足の不自由な役どころをきっちり表現しながらもダンスパフォーマンスで一際存在感を放っていました。ストプレもよし、ミュージカルもよし。これから、さらに広い世界へと力強く羽ばたいていく予感がします。

“おたより”抜粋
『ニュージーズ』を見に行ったのですが、歌声、表情、声音から全てが伝わってくるお芝居に鳥肌が止まりませんでした。歌が声量表現ともに素晴らしかっただけでなく、足が不自由な役だったのですが、足を引き摺ったまま他のキャラクターと同じように激しいダンスをしていて驚きました。以前にストプレや映像作品でも見たことがあったのですが、どの作品でも助演として作品を深いものにできる役者さんだと思います。これからが楽しみです。
P.N.しきさい さん

「テニミュ」「ナルト」では推しキャラでなかったこともあり特に注目していなかったのですが、『ねじまき鳥クロニクル』でこの子めっちゃ芝居うまいのでは!?となっていたところ、『スリルミー』で芝居のうまさだけでなく歌のうまさにも驚愕し、『ニュージーズ』で完全に敗北しました。天晴れ!
P.N.やまだまや さん

以上、皆さんのおたよりをご紹介しながら、今後のご活躍が楽しみなエンタステージ選の「逸材」をご紹介いたしました。皆さんの中では、どのような方が印象に残りましたか?演劇は一期一会。いつどんな出会いがあるか分かりません。2022年も、人生が豊かになる素敵な出会いがたくさんありますように。

(文・まとめ/エンタステージ編集部 1号)

チケットぴあ
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