【ガールズトーク!】野本ほたる✕長谷川里桃インタビュー!「イベントで普段の私たちを発見してもらえたら」


エンタステージでは、「舞台で輝く女性の俳優さんたちのことをもっと知りたい!」と思い、新企画【ガールズトーク!】を立ち上げました。様々な作品で活躍する“女性”にスポットを当てて、深堀りを試みていきます。第1弾は、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』で共演していた野本ほたるさんと長谷川里桃さんにご登場いただきました。

セラミューを卒業してからも、舞台『けものフレンズ』シリーズや、『アサルトリリィ』シリーズなどで共演もしてきたお二人。同じ事務所に所属しており、11月28日(日)にサンリオピューロランド内フェアリーランドシアターで行われる『おmittガールズ大集合!&りももんバースデー2021』というイベントを一緒に行います。イベント前に、素のお二人に迫ります。

※本インタビューはリモートで実施いたしました

セラミュー卒業から4年、今だから言えること・感じられること

――ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の頃からとても仲の良かったお二人ですが、こうして一緒にお話を伺うのは久しぶりですね。

野本:会えば相変わらずの関係です(笑)。

長谷川:新生セラミュー(ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』かぐや姫の恋人)も、当時一緒にやっていた5戦士みんなで見に行ったしね。

野本:そうそう。一人来れなかったし、5戦士以外もいてね。セラミューが終わってからしょっちゅう会うわけではないんですけど、会えば終わった次の日みたいな距離感で。話し出すと止まらないし(笑)。きっとこれから先も、ずーっとこの関係性は変わらないんじゃないかなあと思います。

長谷川:でももう4年経ってるんだね。私、当時10代だったもん。

野本:そりゃあ、二人とも大人になりますよね。

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――今回は、舞台で輝く女性の俳優さんのことをもっと知りたい!という意図で「ガールズトーク」という企画を組ませていただきました。お二人のことをたくさん教えていただきたいのですが、そもそも演じることに興味を持ったのは何がきっかけだったんでしょうか?

野本:子役としても活動していましたが、役者として生きていきたいと思ったのは、セラミューとの出会ったことでした。その前に、単純に「お芝居っておもしろいな」と思ったのは、中学3年生の時かな。当時所属していた劇団の公演に出していただいた時に、台詞を言うというのはどういうことなのか、台本はどう読めばいいのか、演出家の方に教えてもらってから、観る時の感覚も変わったのを感じたんです。それまでは習い事としてやっていた子役を、「お仕事」として意識しだした気がします。

長谷川:私は高校生ぐらいの頃でした。もともと本を読んだり、ドラマを見たりするのが好きだったので、物語を作る裏側ってどんなだろう?って興味を持ち始めました。あと、菅野美穂さんがすごく好きでして「会ってみたい」と思って・・・というのがありました(笑)。

――セラミューと出会ったのは、大きな一歩でしたか?

野本:すごく大事な作品ですし、大きな一歩でした。今だからすごくいい思い出になっているんですけど、当時は本当に苦しいことが多かったんですよ。でも、それを表で語ることは一切なく。4年という時間を経たから、やっと「大変だった」って言えるのかな。すごく時間はかかりましたが、あの時経験した苦しさや辛さが全部自分の糧になったと実感できたんだと思います。

長谷川:私は、セラミューが初めての舞台だったので、歌もダンスもオーディションのために挑戦するような状態だったし、業界用語も分からないから全然頭に入ってこなくて。でも、一つの作品にこんな風に長く携われるのって幸せだなと思いました。ほたちゃん本当に大変そうで、泣いてた・・・。いろいろ思い出しちゃった。

野本:あはは、そんなこともあったねえ(笑)。

長谷川:たくさんのすごい先輩がいらっしゃっる中、5戦士の中でもほたちゃんは圧倒的に出来ていたんです。私はほたちゃんに追いつくだけでも精一杯だったので、そんなすごいほたちゃんでも泣くことがあるんだって、印象的で。

――セラミュー後も共演機会があったお二人ですが、今、お互い成長したな~って思うことありますか?

長谷川:成長というか、ほたちゃんはずっとすごいです。最近、外見がさらにきれいになったなと思うんですけど!でも、技術とかに関してはずっとすごいままです。私にとって、一生すごい人。

野本:今日めっちゃ褒めてくれるね(笑)。

長谷川:本音だって!その背中に追いつけないんだよ~。

野本:私はね、一緒に舞台やる時に話せる内容が増えたなって思う。里桃ちゃん、最初の頃は「分かんない!分かんない!」って感じだったけど、今は「私はこう思う」って自分なりの考えがちゃんと出てくるから。だから話せることが増えたのかなと思う。

長谷川:やった~!!

野本:でも、性格は何も変わらない(笑)。

――(笑)。今お話伺っていて、私がお二人の成長を思いっきり実感しています。

長谷川:嬉しい、ありがとうございます!!

野本:4年って大きいですね。

まだまだ夢を追いかけている途中!嘘をつかずすべてを糧に

――では、役者さんを続けていく上でお二人が心がけていることは?

長谷川:私は、まだまだ自分の視野の狭さを感じるんです。だから、演出家さんや共演者の皆さんからアドバイスをいただいたり、「こうした方がいいよ」って教えてもらったことは、とりあえず「ほんとにそうかな?」と思っても、とりあえず飲み込んでやってみよう、やってみてから考えようと思うようになりました。私、がんこな部分も多いのでなかなか上手くできなかったりもするんですけど(笑)。

でもそこは「こういう意味で言ってくれたのかな?」「こういう雰囲気のことなのかな?」って自分なりに咀嚼して、繰り返しやっていくと、いいなと思えることが増えるんです。だから、言われたことを素直に受け止めて一回やってみる!ということを大事にしています。ほたちゃんは?

野本:私は、一貫して「人には嘘をつかない・自分にも嘘をつかない」かなぁ。最近は特に。このお仕事って、いろんな方と出会って、つながっていくお仕事だから。嘘をつかずに自分を保って、しっかりと相手の方と接する。そういう自分でいられれば、お芝居をしている時も「嘘」をつく必要が全くなくなる気がするんです。嘘をつかずにできたお芝居が、一番お客様の心に響くと思っているので。徹底して、嘘をつかない。これを、カルマのように背負ってやっています。

長谷川:ほたちゃん、やっぱりかっこいい。言ってることの質が違いすぎる~。

――ちなみに、これから俳優を夢見る方に、これは大事と伝えるとしたら?

野本:私だってまだまだ夢を追いかけている最中で、いろんな素敵な人を見ると、あれもこれも!ってなりますけど、ぶれずに自分の夢を持ち続けることが続ける力になると思います。この仕事って続けることが一番難しいし、大変な世界だから。這ってでもやり遂げるぞ!っていう気合いは大事だよね。

長谷川:まさにそう!あと最近、どんなに自分がつらくても忙しくても、思いやりを言葉にできる余白のある人って本当に素敵だなと思う機会があったんですよ。人に優しくあるためには、人を見ていないといけないですし、いろんな人物を演じる上でも人を見るということは大事だなって思います。

「おmittガールズ」はミニマリストだらけ?知られざる共通点

――11月28日(日)には、お二人が所属する事務所の女性陣で結成された「おmittガールズ」のイベントが開催されるということで!どんなイベントにしたいですか?

長谷川:いつも、個々に私たちのことを観ていただく機会があると思うんですけど、集合したらどうなるんだろう?って興味持ってもらえたら嬉しいです。私たち、役として人前に立つことは多くありますが、一個人としてファンの方と触れ合う機会はあまりないので。お芝居をしていない私たちをがっつり見てもらえることが、私はとっても楽しみです。

野本:まったく何が起こるか分からない…!同じ事務所になってからお会いしたことがない方もいらっしゃるんですよ。田上真里奈ちゃんとか、石川由依ちゃんとかは、子どもの頃からの付き合いなんですけど。だから今は、入学式の前みたいな気持ちかも。それぞれに役者としていろんなところで活躍されている方ばかりなので、そういう人間が一堂に会すると、どういうイベントになるのか?未知です・・・!参加しに来てくださる方々も、未知の空間に踏み入れるみたいな気持ちで来ていただけたら(笑)。

――この人はおもしろいぞ、って思っている方はいますか?

長谷川:以前、松村芽久未ちゃんと『酔狂落語』という公演で、一公演だけご一緒させていただいたんですけど、その時、いっぱい共通点があることを知ったんですよ。

野本:共通点?

長谷川:ほたちゃんさ、楽屋出るのめっちゃ早いじゃん?

野本:うん。

長谷川:私も早いじゃん。めぐちゃんも早いんだって。そのめぐちゃんが、田上さんと共演をした時に「私以上に早い!」って思ったって言ってたの(笑)。

野本:あはは(笑)。

長谷川:あと、ほたちゃん持ってるバッグも小さいじゃん?

野本:そうね、何が入るの?っていうぐらい。

長谷川:私も小さいし、めぐちゃんも小さいし、田上さんもわりとコンパクトな方なんだって!だからこの前、ほたちゃんと共演した『アサルトリリィ・御台場女学校編』の時にお世話になったスタッフさんが、「mittってバラシが早くてバッグが小さい人しか入れないの?」って言ってた(笑)。

野本:正直、バッグいらないと思ってるんだよね(笑)。今、台本もスマホに入れて持って歩けるし。でも手ぶらはちょっと・・・と思って(笑)。

長谷川:私は除菌シートとか入れてるよ(笑)。石川由依さんと伊藤優衣さんは分からないんだけど、どうかな~。

野本:mittの女性陣、良く言えば“ミニマリスト”ということにしておいてください(笑)。

お会いできなかった期間分、ファンの方々といろんな思い出を増やせるように

――イベントで集合した時に判明しますね(笑)。それから、イベントが長谷川さんのお誕生日近くということで、第2部は長谷川さんのバースデーイベントになっているんですよね。

長谷川:そうなんです~!

――お誕生日の時って、仲のいい方々と何かされてたりします?

長谷川:セラミューのグループLINEが動きますね。でも、それもみんな潔いんですよ。「おめでとう!」「おめでとう!」って、一言だけ(笑)。

野本:セラミューの5戦士のグループLINEは、いつもめっちゃ短いんですよ(笑)。

長谷川:言いたいことだけ言って去っていくんですよ。

――潔い(笑)。イベント当日、サプライズとか・・・?

長谷川:超ナイスパスいただきました!ほたちゃん、プレゼントくれてもいいんだよ?

野本:・・・あれ~?なんか電波悪いのかな?固まってるなぁ。

長谷川:え~!嘘でしょ?!

野本:あれれ~、おかしいなぁ?

――イベント当日どうなるか、ですね(笑)。長谷川さんは、11月24日に23歳になりますが、抱負は?

長谷川:未だにいつもいっぱいいっぱいなんですけど、でも、いっぱいいっぱいになるぐらい一つのことに一生懸命向き合っていきたいと思ってます!コロナ禍になって、舞台の楽しみ方、イベントの楽しみ方って、いっぱい増えたと思うんです。そういうところにも順応しながらも、この2年間皆さんとお会いできなかった分、ファンの方々といろんな思い出を増やせるように、たくさんお仕事をがんばろうって思っています!

――野本さんは、今年を振り返ってどうですか?

野本:個々、かっこよかったり強かったりする役をいただく機会が増えてきたので、それに見合った女性にならないとなあと思うようになりました。年齢に見合った女性になっていけるように、さらに自分の畑を耕そうという一年でした。もっともっと豊かにしていきたい。この先もずっと、その繰り返しが続くんだと思っています。

――イベント、いつもは見られない一面がたくさん見れるイベントになりそうですね。

野本:今年出来上がった「おmittガールズ」です。mittにはこういう役者が揃っているんだ、おもしろいなって思ってもらえたらいいです。サンリオピューロランド内で行われるイベントですので、サンリオピューロランドも楽しみながら立ち寄っていただけたら嬉しいですし、来ていただいたからには、その時間いっぱい楽しんでいただけるような空間にしたいと思います!

長谷川:何をやるんだろう?ってドキドキしている方もいると思うんですけど、普段のようにお芝居をしていない素の私たちと、ファンの皆さんでサンリオピューロランドを楽しみましょう!そもそも、私自信がすっごく楽しみにしています(笑)。それを共有しながら、皆さんの笑顔を見られる時間になったらいいな。素敵な衣裳を用意していただいたり、ゲームも行う予定です。「この子、普段はこういう子なんだ!」っていっぱい発見してもらえたら嬉しいです!

野本:ご来場お待ちしております。

『おmittガールズ大集合!&りももんバースデー2021』詳細

【開催日】2021年11月28日(日)
【場所】東京・サンリオピューロランド フェアリーランドシアター
【第1部】
はじめまして☆おmittガールズです!
開場13:30/開演14:00
【第2部】
みーんなニコニコ りももんとおたんじょう会♡
開場16:30/ 開演17:00

【料金】
第1部のみ6,500円(税込)
第2部のみ6,000円(税込)
通し券12,000円(税込)
※ 大人・小人共通 、全席指定席
※サンリオピューロランドパスポート、来場予約とイベント入場料を含む
※3歳以下のお子様は、ひざ上での鑑賞であれば無料(3歳以下のお子様でも座席が必要な場合は、チケットが必要
※通し券は1枚のチケットで第1部・第2部の両方にご入場可能/第1部・第2部とも同席

★参加特典★
※通し券特典
第1部・おmittガールズポストカード
第2部・長谷川里桃との2ショットチェキ撮影会

【詳細】https://www.puroland.jp/spl-event/omittgirls/



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