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SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』小西成弥×大平峻也インタビュー 親子で観劇できる「広がりのある作品」に

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那州雪絵の代表作で、日本を代表する少女漫画の1つである「ここはグリーン・ウッド」(白泉社「花とゆめ」連載/1986年~1991年)が、ついに舞台化。2019年7月19日(金)より東京・天王洲 銀河劇場で上演される。描かれるのは、全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学した主人公・蓮川一也が学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」に入寮したことから巻き起こる前途多難な高校生活を描いた青春ストーリー。

初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい失恋のショックを抱える、主人公・蓮川一也を演じる小西成弥と、一也の同室の如月瞬役の大平峻也に本作にかける思いを聞いた。

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――海外でも高い評価を得ている、人気コミックスの初舞台化ですね。少し前の作品ですが、ご存知でしたか?

小西:僕は出演が決まって読んだんですが、リアルさがおもしろかったです。男子寮を舞台にした作品をあまり読んだことがなかったので、女性読者とはまた違った視点で楽しめました。

大平:僕も、出演が決まって読ませていただきました。前情報が何もない状態で読んだのですが、とにかくおもしろかったです!イケメンや最近話題の“オトコの娘”が出てきたり、今の時代に合っていておもしろいなと思っていたんですが、読み終わってからこの作品が出版された年代を知って驚きました。あまりにも“今”にマッチしている作品だったので、いろんなものを先取った作品だなと感じました。

――今っぽいお話ですが、実はお二人のお母様世代がドンピシャな世代なんですよね。

大平:そうなんですよね。今回の舞台はキャストのほとんどが男の子なので、僕たちを応援してくれている女性の方が観に来てくださることが多いと思いますが、そのファンの方たちのお母さんたちも一緒に来てもらえたら嬉しいです。僕たちのことは知らなくても原作を知っているという方も多いと思うので、ぜひ親子で観に来てくれたら。子どもは役者を応援してこの作品に出会って、お母さんはこの作品から入って僕ら役者を知ってもらえるということになったらいいなと思います。そういう広がりがある作品だと思っています。

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――それぞれの役柄について、現時点ではどのように演じようと考えていますか?

小西:僕が演じる一也は、兄に対しての思いや(初恋の女性で兄嫁の)すみれちゃんに対しての思いが根本にあるので、まずはそこを土台として作っていきたいと思っています。その上で、一也が瞬や手塚忍先輩(影山達也)や池田光流先輩(長妻怜央)たちと出会って関わっていくことで、変わっていく姿を見せたいなと。役を作り込むというよりもカンパニーのみんなと関わっていけば、自然と役ができあがっていくんじゃないかなと思っています。

大平:僕が如月瞬くんを演じることができることは、運命だと思っています。めっちゃ似ているんですよ、僕と(笑)。原作を読んで、僕そのままだって思いました。ただ、瞬くんはほかのキャラクターと違って、あまり過去が描かれていないので謎も多いんですよね。なので、役者としてはその謎を埋めていく作業をしようと思っています。僕の家はお金持ちではなかったですが(笑)。基本的には僕と瞬くんは人生の道筋も似ているところが多いので、あまり思い詰めることもなく、フラットな気持ちで瞬くんと一緒に歩んでいく、という思いでいます。

それから、一也に影響を与える存在でもあるので、いかに一也を悩ませることができるかがポイントじゃないかな。そういう意味では、露骨に人間関係が出る役だと思うんですよ。大平峻也が、どれだけ座組みの人たちと「壁を取っ払って話せるようになるか」が、瞬くんを演じる上で一番重要なことだと感じているので、役作りも兼ねて、早くみんなと仲良くなりたいと思っています。

――瞬や一也は等身大のキャラクターなので、共感できる部分も多いと思います。どんなところに共感しますか?

小西:どこだろう・・・(笑)。

大平:僕から見ると成弥は、すごく真面目なところや、一つのものに向かう集中力は一也と似ているなと思います。いい意味で、(成弥は)がんばることができる人なので、性格的に似たところがあるんじゃないかなと。

小西:ありがとうございます(笑)。僕としても、わりとすんなり、あまり悩まずに芝居ができているので、似ているんだろうなと思います。負けず嫌いなところも似ているかも。

大平:あとは、放っておけないところ!何だか話しかけたくなるんですよ。もし、一也という人が現実にいたとしたら、こんな成弥ような空気をまとっているんだろうなと思います。

小西:嬉しいです!

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――大平さんは、具体的に瞬とどんなところが似ていると思いますか?

大平:圧倒的にここが似ていると言えるのは、人との距離感が近いところですね。男女問わず。

小西:ああ、確かに!ただ、それ以上にまず見た目が似ていますけどね(笑)。なかなかこの役を演じられる男の俳優さんはいないと思いますが、峻也はドンピシャだと思います。

大平:嬉しい!ありがとうございます(笑)。

――ところで、お二人はこれまでも共演も重ねてらっしゃいますが、お互いに役者としてはどんな印象をお持ちですか?

大平:真面目で、自分に対してストイックなタイプだと思います。台本に対しても、役を作ることにおいても、人とのコミュニケーションにおいても、ストイックさを感じます。だからこそ、頑固なところもあるけれども、そんな姿を見てみんながついていこうと思う。それは役者としてもそうですが、人としての魅力でもあると思います。ステキです。

小西:ありがとう、泣けてきた(笑)。峻也は、すごく器用な役者だと思います。とにかくかわいいんで、かわいい役を演じることが多いと思いますが、実はいろいろな役ができるんだろうなって。裏でめちゃめちゃ努力しているのも分かるし、舞台一本一本に懸ける思いが強くて、大切にしているのが伝わってきます。当たり前のことではありますが、彼のようにちゃんと準備して、毎回できるというのは、やはりすごいことだなと思います。

――影山さん、長妻さんの印象は?

小西:(影山)達也くんとは初共演で(取材時)まだ会ってから日も浅いので深い話はできていないのですが、絶対にいいお兄さんなんだろうなと感じています。

大平:影山くんは、名前に「影」って入っているのに影がない人って印象(笑)。すごくオープンに接してくれるんです。だから、二人(小西と影山)が初だと思わなかった。稽古場でももう結構話してるよね?

小西:うん、話してる。

大平:影山くんは誰とでも仲良くなれる人だよね。今回、影山くんが演じる忍というキャラクターとは正反対の人だと思います。忍は落ち着いていて口数が少ないですが、影山くんは落ち着いているけれどいろいろ話をしてくれる。その違いが、忍にどう作用して、彼がステージに立つのかすごく楽しみです。

小西:確かに、休憩時間は笑っているイメージが多いですね。(長妻)怜央くんもフランクだよね。

大平:うん、すごく歩み寄ってくれる子。僕よりも年下ですが、年上に対しても年下に対しても、同じように仲良くなろうとして歩み寄ってくれる姿が、人として素敵だと思いました。今回、怜央くんとは初めましてなのですが、この4人が稽古が始まったばかりの段階でも、フランクに話すことができているというのはいい関係が築けているっていうことだと思います。

小西:僕は昨日、怜央くんと休憩時間にアラレを食べました(笑)。怜央くんは、僕より3つ下ですが年齢を気にせず接してくれるのですごく楽なんですよね。同い年のように接してくれるので、気を遣わない関係になれるんじゃないかなと思っています。

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――演出・脚本はほさかようさんが担当されていますが、ほさかさんと一緒に作品を作られていかがですか?

小西:ほさかさんは、よくしゃべりますよね(笑)。

大平:はい(笑)。

小西:僕も峻也も、ほさかさんとは何回かご一緒させていただいていますが、ほさかさんの演出でおもしろくならなかったことがないんです。なので、今回も絶対におもしろくなるだろうなって思っています。ただ・・・めっちゃ喋る(笑)。

大平:しかも止まらない(笑)。僕は、一番最初にほさかさんとご一緒させていただいた時に、指揮棒を振っていてすごく驚きました(笑)。稽古場の端で、全体を見渡せる場所にほさかさんがいたんですよ。僕から見ると、視界の端にほさかさんがいる感じだったんですが・・・ほさかさんが指揮棒を振っていて。リズムや会話の速度を計算するために振っているらしいんですが、最初に見たときは衝撃でした(笑)。そもそも、稽古場に譜面台が置いてありますからね。なんで、譜面台に台本を置いているのかなとは思っていたんですけど・・・。

小西:僕が最初にご一緒した4年前くらいには、すでに譜面台を使ってましたよ(笑)。今回はどうなんでしょうね?でも、指揮棒とは関係なくほさかさんの稽古場は、音楽は流れていることが多いと思います。

大平:以前にほさかさんから、「とにかく、このシーンに合うような音楽を頭の中に流していればいい」という演技指導をいただいたことがあって、そういう方法もあるんだなって驚いた思い出があります。自分の中でそのメロディを流しておくことで、そのシーンの空気をすぐに作れるんですよ。

小西:稽古中も、実際に本番では流れないけれども、そのシーンに合っている曲を流してお芝居をすると、お芝居が変わるということもあります。僕ら役者は音楽を聴こうと思って聴いているわけではないですが、自然と耳に入ってきて、空気が作りやすくなるんだと思います。よくドラマなどでシリアスなシーンでシリアスな音楽が流れるのと一緒で。それは、ほさかさんならではのやり方だなと思います。

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――ほさかさんのもと、お二人がどんな「グリーン・ウッド」の世界を見せてくださるのか、楽しみにしています。

大平:僕が演じる瞬はひょうひょうとした、自由に動いているタイプのキャラクターなので、今は何よりも気楽に行こうと思っています。そうすることで瞬くんに近づける気がするので。みんなと仲良くなって、その空気を舞台上で出せたらいいです。きっと今作は幅広いお客様が観にきてくれると思いますが、男の子の青春物語を単純に楽しんでもらえたらいいなと思います。笑って泣いて、明日もがんばろうと思ってもらえたら嬉しいです!

小西:逆に僕は、役柄的にも目の前のことにとにかく懸命に取り組んでいきたいと思っています。グリーン・ウッドでの時間はあっという間に過ぎていくように、僕も同じような時間を過ごしていきたいですし、稽古場でも濃い時間を過ごしていきたいです。一方では、楽しくドタバタした感じを、僕らも楽しみながらお客さんに伝えられたら。お客さんにとって、あっという間の時間になればと思います。

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◆公演情報
SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』
2019年7月19日(金)〜7月28日(日) 天王洲 銀河劇場

【原作】那州雪絵「ここはグリーン・ウッド」(白泉社)
【脚本・演出】ほさかよう
【作詞】浅井さやか
【音楽】大石憲一郎
【振付】泰智(KoRocK)
【出演】

蓮川一也:小西成弥
如月 瞬:大平峻也
手塚 忍:影山達也

池田光流:長妻怜央

平井浩基 北乃颯希 森 遼 佐野真白
笹森裕貴 小田桐咲也 世古口 凌 /
寺崎裕香 岡田あがさ 内野楓斗 / 山田ジェームス武
アンサンブル:冨田ヒカル 前川ゆう

【公式HP】https://www.schoolstage-greenwood.com
【公式Twitter】@stage_greenwood

(C)那州雪絵/白泉社

 

            

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