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KIMERUパーソナルインタビュー!「go forward」発売に寄せて【SIDE:ARTIST】

デビュー以来、様々な面で“表現者”としての道を深めてきたKIMERU。2018年5月30日には、TVアニメ『遊☆戯☆王VRAINS』のオープニング曲として流れる「go forward」をリリースした。今回のインタビューでは、KIMERUのパーソナルな面に触れるべく、アーティスト、俳優、それぞれの面から“今”のKIMERUを掘り下げる。

KIMERUパーソナルインタビュー

――新譜「go forward」が発売されました。おめでとうございます!

ありがとうございます。会場限定とか、配信で新曲は出していたんですけど、CDで出すのは本当に久々で。「TARGET」以来かな。海外ではほとんど配信に切り替わってしまっている時代ですが、日本ではまだ音楽を“モノ”として残したいと思ってくださる方がたくさんいるので、新盤のリリースを喜んでもらえているといいなと思います。

――この楽曲は、TVアニメ『遊☆戯☆王VRAINS』のオープニング曲としても流れています。作詞も、KIMERUさんがご担当されているということで。

今回の『遊☆戯☆王VRAINS』は、アニメ先行の作品なので、アニメを観るのはもちろん、脚本を先の展開まで読ませていただいた上で歌詞を書かせていただきました。最初の打ち合わせの時点で、歌詞の第一稿を持っていったんですが、プロデューサーさんに「実は、2期でテーマがガラッと変わるんです」と言われて(笑)。でも、その作っていったものの中にも残してほしい言葉があると言ってくださったので、さらに先の展開を伺った上で、残す言葉と新しい言葉を加えて作ったのが、この「go forward」です。

――KIMERUさんは、14年前にも『遊戯王』のテーマを歌われていますよね。

そうそう、『OVERLAP』という楽曲でやらせていただきました。僕、もともとアニメとか大好きだったので、あのお話をいただいた時も「これは気合いを入れてやらねば!」という思いでいっぱいでした(笑)。しかも、アルバムでは作詞経験があったんですが、シングルで作詞させてもらうのは『OVERLAP』が初めて。しかもコンペだったんです。せっかくチャンスをいただいたので、がんばろうと思って、あの時も原作を読み込んで書きましたね。結果、どれも良かったから「歌っているKIMERU(当時はKimeru)くんの歌詞にしよう」と採用していただいたんです。

KIMERUパーソナルインタビュー_3

――以前もお話していて感じましたが、KIMERUさんは本当に勉強家だなと・・・。

勉強家というか、たぶんマメなんですよね~。それから、お話をする上でノー知識なのがイヤなんです。『遊☆戯☆王VRAINS』のプロデューサーさんも、知識ゼロの人に話す気持ちでいたみたいで、打ち合わせの時に相関図とかも用意してくださったんですけど、むしろ僕としては「続きが気になって仕方がないです」という感じで(笑)。でも、そうしていったことをとても喜んでくれて、かなり細かく先のお話も伺えたので歌詞もより先の状況まで反映したものにできました。だから物語が進んで、改めてこの曲を聞いてもらうと「あれ?」と思うフレーズがあると思います。

――それは・・・一字一句が気になってしまいますね。

今は何も考えずに聞いてもらって、少し時間が経ってからもう一度、見直して欲しい歌詞でもあります。今回は、明確な原作があるアニメではないので、皆さんも「どうなるの?この先どうなるの?」って気持ちで観ていると思うんですよね。しかも、アニメのオープニングって、短い時間の中にいろんな伏線が張られているじゃないですか。『遊☆戯☆王VRAINS』も、ファンの皆さんが分析していると思うんですけど、歌詞にもその要素があるので、注目してほしいです。

――その歌詞に関するこだわりを、もう少し伺ってもいいですか?

オープニングの映像でも描かれているように、一匹狼のように生きてきた主人公が「これから仲間とどう向き合っていくのか」をテーマに、“一緒に”とか“共に”前に進んでいこうと呼びかける言葉を選びました。

――「come with me go forward」のいう歌詞が、すごくグッときました。

これは、真っ先にポンッっと頭に浮かんで、入れたいなと思った言葉なんですよ。Live Musical「SHOW BY ROCK!!」で演じさせてもらっているアダムのバンド「defendu aube(デファンデュオーブ)」の楽曲の中にも、「come with me」という歌詞があって、“仲間”を意識した時に「この言葉いいな」ってすごく思ったんですね。今回の『遊☆戯☆王VRAINS』のテーマにも合う言葉なので、入れたい、入れちゃえ!ってなりました(笑)。

――LM「SHOW BY ROCK!!」の方でも、「come with me」は印象的な歌詞でした。

ですよね。だからきっと、LM「SHOW BY ROCK!!」で僕を知ってくださった方はザワつきましたよね(笑)。LM「SHOW BY ROCK!!」をやっていて、「come with me」というフレーズが、いろんな方に印象に残る言葉なんだなっていうのを体感したんですよ。簡単な英語なんですけど、インパクトがあって、人の心に残る言葉。英語の歌詞ってたくさんありますけど、すっと頭に入ってくるものとこないものがあるじゃないですか。だから、小難しく書くのではなく、日本人にも受け入れやすい言葉をフックにしたいなと思ったんです。

KIMERUパーソナルインタビュー_4

――ライブでも、めちゃくちゃ盛り上がりそうですね!KIMERUさんは、デビューされて今年で17年目となりますが、ここまでのアーティスト活動を振り返って、今だから思うことってありますか?

そうですね~・・・、2001年のデビュー当時は、右も左も分からなくて、がむしゃらに夢に向かっていた気持ちが反映されている歌詞がすごく多かったなと思います。「Be Shiny」とか、「Stand up! -break away-」とか。「本能」という曲では、「這ってでも前に行くぞ」っていう気持ちで歌詞を書いてたり。今ももちろんそういう気持ちはあるんですけど、この十数年の中で、ステージに立てていること自体が奇跡のように思えて。夢を叶えて立っている責任感というか、メッセンジャーとして一歩上を目指さないといけないなという気持ちが生まれてきました。その上で、今のままの自分を表現したいなと。

――今のKIMERUさんのお気持ちは、今回のカップリング曲「As one」にも反映されているような気がしました。

タイトル曲の「go forward」は、作品に合わせて昔のような歌詞を書きましたが、「As one」では、その時の自分の気持ちをそのまま書きました。傷ついた仲間にどう会っていいか分からない、どういう顔して会ったらいいのか分からないし、でも見捨てたりできない・・・みたいな、そういう心境を書いていて。アニメのキャラクターの気持ちとリンクするものがあったので書いたんですけど、中学生とかが聴くには、ちょっと重い歌詞になっちゃったんですけど、曲としてはかっこいいものに仕上がったので、聴いてくれる人の中にも、何かしら引っかかってくれたらいいなと思っています。

――歌詞って、不思議と書かれた方、歌われている方を通じて、聴き手にも寄り添ってくれるんですよね。

そうですね。だから、皆さんからの手紙を読んで、「疲れたまってるんだな~」と思ったら、タオルをガンガン振れるようなストレス発散になる曲を作ろうとか、そういう気持ちになったりもします。どんなテーマにしようとか、あれ書きたい、これ書きたいっていうストックが、今はいっぱいあるので。その中から、その時思ったことを選び取って形にして、届けていけたらいいなと思いますね。

――以前の曲も、今のKIMERUさんが歌うとまた違って聴こえる気がします。

歌っていても、当時にタイムスリップする曲と、今の気持ちで変わる曲があるんですよ。例えば「feel my soul~闘いの中で~」というずいぶん前に作った曲があるんですけど、もともとは『テニスの王子様』の手塚国光と不二周助の試合をイメージして、(不二周助の声優を務める)甲斐田ゆきさんに書いたものなんです。「君の力を見せてよ」という気持ちを込めて、手塚に向けて作った歌詞なんですけど、ライブで僕がこれを歌うと、「君たちの力を見せてよ」「声を聞かせて!」と対象がお客さんに変わる。ライブをやっていく中で、いつも歌詞に新しい発見があります。

KIMERUパーソナルインタビュー_5

――ちなみに、今年のバースデーライブは、KIMERUさんの地元熊本で開催されました。熊本でライブを行われたのは久しぶりですか?

そうですね!約8年ぶりかな?以前2010年9月に「Kimeru TOUR 2010 anatomize」で行った時以来になるので。

――やはり特別な思いがありましたか?

デビューの時は、泥水をすすってでも、とりあえず東京にしがみつくっていう思いで、熊本から出てきたんですよ。だから、そんなすぐにノコノコ帰れなかったんです。8年前は、テニミュとかでいろんな経験させてもらって、お客さんが増えて、ファンクラブの旅行を兼ねて戻れるということが大きかった。

今回は、何より熊本の皆さんと会いたかったんです。震災があって、直後はご迷惑になってしまいそうでなかなか行くことが叶わなかったんですが・・・少しずつ家が建ってきたり、熊本城の修復が始まったりしている今なら、少し冷静な目でファンの皆さんを連れて、熊本の皆さんに会いに行けるのではという思いがありました。事務所も移籍したばかりで、どういう体制で、ファンクラブ旅行も続けられるのか分からないなと思っていたんですが、快く実現させてくださったので、嬉しかったですね。

――KIMERUさんのライブは、いつも本当に楽しくて、お客様との一体感がすごいなと思っています。

嬉しい!そう言っていただけて本当に嬉しいです。昔からのファンの人も、最近ファンになってくれた人も、盛り上がるの上手で。こっちも、負けてられないって思います。

――8月には、フェスを開催されるんですよね。

そうなんです!8月4日(土)です。皆さん、空けておいてください(笑)。郷本直也、赤澤燈、吉岡佑とか、ゲストもいっぱい呼んでいます。昼公演はトークイベントにして、夜公演はそのメンバーでライブやっちゃおうと思ってます!
熊本でライブやることが決まった時に、やっぱり東京でもやってほしいっていう声があったんです。「go forward」を披露するライブが、東京ではまだ決まっていなかったので、せっかくなら「go forward」を引っさげたフェスにしようと。縁の深いテニミュも15周年だし、「前に」という意味を込めて。仲間とお客さんと、夏の思い出作りたいなと思っています!

KIMERUパーソナルインタビュー_2

後半では、【SIDE:ACTOR】として、俳優・KIMERUの今までとこれからに迫っていきたいと思います。

◆公演情報
『SUMMER FES 2018 go forward』
【日程】
2018年8月4日(土)
第一部:Talk祭 11:30開場/12:00開演
第二部:Song祭 17:00開場/17:30開演

【開場】TSUTAYA O-WEST

【ゲスト】
郷本直也/赤澤燈/吉岡佑 ほか

【KIMERU公式HP】http://www.kimeru.com/
【KIMERU公式Twitter】@kimeru_
【KIMERU公式ブログ】https://ameblo.jp/kimeru-days/

(撮影/エンタステージ編集部)

(文/エンタステージ編集部)

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