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玉造小劇店『眠らぬ月の下僕』 (2018年)

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満洲に生き、翻弄された人々の物語

昭和12年、14歳で村の満蒙開拓団の人数合わせのため満洲に行く羽目になった喜久雄。しかし終戦直後にソ連軍の侵攻に巻き込まれ西に逃げる。それが彼の人生の長い長い旅の始まりだった。

一旦、自決を試みるが助けられウイグル自治区の首都、張家口に。そこで、字こそ違えど同姓同名の兵隊にあったことで、彼の人生の脱線に拍車がかかる事になってしまう。やがて、シベリア送り、ウランバートルへ行き着き、才能を買われて現在のウズベキスタンに。東にある日本に戻りたいのに西に西に流されて行く運命に飲み込まれながら移動して行く。

その後、さらに西の東ドイツへ派遣されて十数年間を過ごし、日本に戻ってきたのはアメリカを経由、地球をぐるりと一周しての事だった。昭和47年、折しも日本は万国博覧会で世界中の人を迎えていた年である。そうやって、喜久雄が27年かけて生き延び、生活し、大人になり、経験を重ねて終えた旅の末に日本で待っていたものは、運命の糸の先とも言える事実だった。

彼はその壮大な縁にひれ伏し、仏門に入って僧侶として生きて行くのだが、、、 数十年後。喜久雄はもう一度西へと旅に出る。運命に翻弄されたのではなく、生まれて始めて自分の意思で!

詳細情報

公演期間
劇場
  • 近鉄アート館
  • ザ・スズナリ
キャスト
スタッフ
公式サイト 『玉造小劇店『眠らぬ月の下僕』』公式ホームページ

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