2017年を検索ワードで振り返り!エンタステージ的注目の10選~ストレートプレイ&ミュージカル編~


2017年も残すところあと2日。演劇好きの皆様は、今年は何で観劇締めをされましたか?
エンタステージでは、この一年をエンタステージ内の「検索数」が多かった人物や作品を振り返りながら、2018年へ思いを馳せてみたいと思います。「人物」に続き、2017年の「ストレートプレイ」「ミュージカル」を振り返ってみましょう(50音順)。

【ストレートプレイ編】

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『グリーンマイル』

スティーヴン・キングが手掛けた1996年のベストセラー小説をもとに、トム・ハンクス主演で映画となった『グリーンマイル』が、NEWSの加藤シゲアキさん主演で舞台化されました。看守役の加藤さんと死刑囚役の把瑠都さんの好演に涙した人も多かったそうです。

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『子午線の祀り』

1979年の初演より、幾度となく上演されてきた木下順二作の『子午線の祀り』。世田谷パブリックシアター開場20周年記念公演として同劇場の芸術監督を務める野村萬斎さんの新演出により、古典的様式と現代性が交わった「今様」の源平合戦が現代に蘇りました。

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『髑髏城の七人』

東京・豊洲にオープンしたアジア初の360°回転劇場「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演として劇団☆新感線の代表作『髑髏城の七人』が登場!一年を花・鳥・風・月、そして極の5シーズンに分け、シーズンごとにキャストを総入れ替えしながら上演するという大胆な企画に度肝を抜かれました。

※劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花の開幕記事はこちら
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※劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風の開幕記事はこちら

※劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月の平間壮一×松岡広大インタビューはこちら
※劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月<上弦の月>の開幕記事はこちら
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『流山ブルーバード』

演劇の聖地と呼ばれる下北沢の本多劇場にて、賀来賢人さんを中心に繰り広げられたのは地元・流山でくすぶったまま日々の生活を送るダメな若者たちの群像劇『流山ブルーバード』でした。どこにでもいるような等身大の若者たちのリアルな姿に共感を覚えた方も多かったようです。

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『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』

舞台&映像作品に多数出演し、年々表現力の豊かさを増している生田斗真さんと、2017年は音楽活動もスタートし、3年ぶりの舞台出演となった菅田将暉さんが初共演した『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』は、シェイクスピアの『ハムレット』からスピンオフ、端役の二人を主役にした人気作。生田さんと菅田さんの掛け合いが本物のロズとギルのようだと評判を呼びました。

※『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』の開幕記事はこちら

このほか、
ウエアハウス~Small Room~』、二兎社の『ザ・空気』、舞台『謎の変奏曲』など、魅力的な作品も注目されていました。

【ミュージカル編】

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『池袋ウエストゲートパークSONG&DANCE』

かつてTVドラマ化された石田衣良作『池袋ウエストゲートパーク』が、大野拓朗を主演に舞台化!『池袋ウエストゲートパークSONG&DANCE』というタイトルとなった本作は池袋西口公園で展開された内戦(シヴィルウォー)を、歌とストリートダンスで勢いよく表現、若者たちの姿をリアルに描きました。公演は、2018年1月14日(日)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて東京公演が続きます。その後、1月19日(金)から1月21日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 中ホールにて上演されます。お見逃しなく!

※『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』のニュースはこちら

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『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』

応募総数1346名の中から、1年をかけて実施されたオーディションで選ばれた日本のビリーたち。彼らが懸命に舞台上で歌い踊る姿は観る者に感動の涙を与えました。ミュージカル『アニー』が女子の子役にとって指標の一つであるならば、『ビリー・エリオット』は男子の子役にとって今後指標の一つとなっていくのかもしれませんね。

※『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』の開幕記事ははこちら
※『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』の動画はこちら

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『フランケンシュタイン』

イギリスの女流作家メアリー・シェリーの同名小説を原作とした韓国の創作ミュージカル『フランケンシュタイン』が日本上陸。中川晃教さんと柿澤勇人さんがフランケンシュタイン役を、加藤和樹さんと小西遼生さんがアンリ・デュプレ役をWキャストで演じ話題に。濱田めぐみさんの存在感も光っていましたね。

※『フランケンシュタイン』中川晃教さんのインタビューはこちら
※『フランケンシュタイン』柿澤勇人さんのインタビューはこちら
※『フランケンシュタイン』加藤和樹さんのインタビューはこちら
※『フランケンシュタイン』小西遼生さんのインタビューはこちら

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“フランケンシュタイン”といえば、今年は福田雄一さん演出、小栗旬さん主演で『ヤングフランケンシュタイン』も上演され、こちらも大きな反響がありました。

※『ヤングフランケンシュタイン』のニュースはこちら
※『ヤングフランケンシュタイン』の動画はこちら

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Cosmos Synphony『Pukul(プクル)-時を刻む愛の鼓動-』

宇宙、地球、そして人間の様々な「鼓動」を、演出・振付を務めた謝珠栄さんが形にし、湖月わたるさん、水夏希さんほか宝塚歌劇団OGを中心とした出演者が美しく彩ったオリジナルミュージカル『Pukul(プクル)』。稽古場では初めて経験する異国の踊りに、さすがの湖月さんたちも苦笑しながら筋肉痛を訴えていたのが印象的でした。

※『Pukul(プクル)』稽古場レポートはこちら
※『Pukul(プクル)』の動画はこちら

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『魔都夜曲』

第二次世界大戦当時、「魔都」と呼ばれた上海を舞台に、実在の人物や史実を元にした人間ドラマを描いた『魔都夜曲』。ジャズ音楽に乗せて上海の華やかな光の部分と闇の部分を描いた本作は、観る者を酔わせる魅力を放っていました。

※『魔都夜曲』小西遼生×河原雅彦のインタビューはこちら
※『魔都夜曲』の稽古場レポートはこちら
※『魔都夜曲』の動画はこちら

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『ロミオ&ジュリエット』

シェイクスピアの戯曲をもとにミュージカル化された名作『ロミオ&ジュリエット』。4年ぶりの上演となる2017年版では、前回に引き続きロミオ役を演じた古川雄大さんと初出演となる大野拓朗さん、ジュリエットは乃木坂46の生田絵梨花さんと木下晴香さんがそれぞれWキャストで演じました。

※『ロミオ&ジュリエット』古川雄大さんのインタビューはこちら
※『ロミオ&ジュリエット』のニュースはこちら

このほか、
高橋大輔&シェリル・バークがW主演を務めた『LOVE ON THE FLOOR 2017』、舞台だけでなくTVドラマ化もされた『Club SLAZY』、アメリカ演劇の最高峰「トニー賞」、『レ・ミゼラブル』『ビリー・エリオット』の記事で注目された「オーディション」、そしてミュージカル界のスターが歌にコントにトークに、普段あまり見せることがない素顔をさらけ出す番組WOWOW『グリーン&ブラックス
というキーワードが検索されていました。

以上、検索ワードで振り返る「エンタステージ」的2017年の振り返り企画~ストレートプレイ・ミュージカル編~でした。来年も、年始から注目の作品が続々と開幕します。2018年も、皆様の観劇ライフが充実するような記事をお届けしたいと思います。

次回は、様々な方面から注目を浴びるようになった2.5次元作品を振り返ってみたいと思います。お楽しみに。

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