舞台『ガラスの仮面』製作発表!貫地谷しほり「素晴らしい世界に潜りたい」と熱い意気込み


1976年の連載開始から40年が経った今も、幅広い層の読者から愛され続けている少女マンガ「ガラスの仮面」(白泉社刊)。2014年にこの大人気マンガをG2の脚本・演出で舞台化し大好評を博した、舞台『ガラスの仮面』が、新たなエピソードを加えて2016年9月1日(木)より再演される。6月24日(金)には本作の製作発表が行われ、貫地谷しほり、マイコ、浜中文一(関西ジャニーズJr.)、小西遼生、東風万智子、一路真輝、脚本・演出のG2、原作者の美内すずえが本作への思いを語った。

「ガラスの仮面」は、2014年以前にも何度か舞台化されているが、中でも2014年版は原作ファンからも高い評価を得たバージョン。今回の公演は、その2014年版と同じキャスト・スタッフでの再演となる。

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G2は、「また大変な日々が続くのかと思いますと、楽しみでもありますし、とっても怖いなと思っています。マンガのビジュアルに勝つようにやりたいと思っています」と挨拶。

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主人公の北島マヤを演じる貫地谷は、2014年公演を「大好きなマンガをやることはすごくハードルが高いことで、批判が飛ぶかもしれないと怖かったんですが、やってみたら私が一番楽しんでいたんじゃないかなと思うぐらい、毎日楽しくて、充実できていると実感できた時間でした」と振り返り、「素晴らしい世界に深く潜れていけるんじゃないかなと。もっと潜っていきたいなと思っています」と意気込んだ。

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ライバルの姫川亜弓役のマイコは、「一丸となって作り上げたものがベースにあると思いますので、さらにパワーアップして、魅力ある舞台になると確信しています」と、自信を覗かせた。また、月影千草役の一路は、「私が生きてきた芸能生活を存分に、月影先生に活かしたい。みんなで、いい作品にしたいですね」とキャストたちに呼びかけた。

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さらに、桜小路優役の浜中は「前回あった課題をクリアして、ただひたすらに一生懸命やります」、速水真澄役の小西は「この作品は、マヤを中心とした人間の物語になっていると思う。その関係性は、前回よりもさらに深めていけると思います」、水城冴子役の東風は「(前作は)パワフルなメンバーでパワフルな作品に仕上がっていたと思いますが、(今回は)ますますパワフルになる予感がする作品になっている」と、それぞれが本作にかける熱い気持ちを語った。

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そして、原作者の美内は、「(2014年の公演は)ほぼ毎日のように観に行っていたんです。原作者の私が、一番ストーリーもセリフも全部知っているはずなのに、毎回、同じところで泣いていたんです(笑)。今回もすごく楽しみにしています」と期待を寄せた。

会見では、キャストたちの意外な一面も明かされた。小西が「(東風演じる)水城さんの再現度がすごすぎるんです。舞台の袖で歩き方の練習をしているんですよ」と舞台の裏側を話すと、それを受けて東風も「一つでも役に近づければと思ってやっていたと思います。前回は、唇の形も研究して、家で(キャラクターを真似した化粧を)していました。今回のポスター撮影では、それを思い出しました」と明かした。

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また、貫地谷からは、浜中が「よそよそしい」との指摘が。貫地谷によると、「(前回の公演で)すごく仲良くなって、千秋楽の次の日にスケジュールの合うキャストでディズニーシーに行ったんです」と、かなり仲を深めたはずだったが、この日の会見前に控え室で会うと「目も合わせてくれないんで、嫌われたのかなと思った」という。一路からも「仲良かったのは偽りだったの?」と突っ込まれた浜中は、「人見知りなんで、戻っちゃうんですよね…。ごめんなさい。時間が解決してくれると思います」と慌てて弁解し、会場の笑いを誘っていた。

舞台『ガラスの仮面』は、9月1日(木)から9月11日(日)まで大阪・大阪松竹座にて、9月16日(金)から9月26日(月)まで東京・新橋演舞場で上演される。

(取材・撮影/嶋田真己)

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