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小沢道成のEPOCH MAN、新作ひとり芝居は人魚姫をモチーフとした物語をドラム生演奏に乗せて

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EPOCH MANの新作ひとり芝居『Brand new OZAWA mermaid!』が、2018年5月に上演される。EPOCH MANとは、虚構の劇団に所属する俳優の小沢道成が、2013年から始めた演劇プロジェクト。人、特に女性の心の中をえぐり出すような作風と、繊細かつ粘り気がありながらもスピード感のある演出を持ち味とし、小沢の“演劇を遊ぶ心”を元にした作品を発表し続けてきた。

ラジカセのみが共演者のひとり芝居や、白い紙だけを使用した舞台美術による絵本のような世界の構築、ステージごとに配役を反転させる二人芝居など、様々な技巧を使い、目でも耳でも“楽しい演劇の時間”を創作してきた小沢。今回は、誰もが知る「人魚姫」をモチーフとした物語を、3年振りに書き下ろす。

今回、小沢が取り入れる“遊び心”は、小劇場を満たす生演奏。もるつオーケストラのドラマーであるマルシェII世を招き、ドラムパーカッションと共に演劇空間を作るという。以下、公演に向け、小沢からコメントが届いている。

◆小沢道成
「光るもの」と「鳴るもの」に今とても興味を持っています。
子どもの頃から、キラキラ光ってるものとか、奇妙な音の鳴るおもちゃとかに心を奪われていて、今でも舞台などを観ていても、そういう実は単純と思えるものに一番ワクワクしてしまうし、人魚ってものを想像した時にも、暗い深海の場所でもキラキラ光ってるものに囲まれてそうだなとか、もしかしたら人魚が光ってるかもしれないとか、聞いたことのないような音がそこにはありそうな気がしてしまいます。
今回は衣裳もヘアメイクも美術も照明も、子どもの頃に遊んでいた時の感覚をヒントに作ろうと思っているのですが、音に関しても生演奏でやることにしました。普段のひとり芝居では僕がひとり舞台上にいるだけなのですが、今回は、もるつオーケストラという僕が好きな音楽バンドのドラマーであるマルシェII世さんによるドラムパーカッションの生演奏とともに作ります。
人魚姫と聞くと、物凄くファンタジー満載な芝居を想像しますが、台本を書く上で、もしもファンタジー要素たっぷりの人魚がこの現代の東京に来たらどうなってしまうんだろうと書き進めていたら、僕も含めて現代の人が抱えている問題にたどりつきました。それは僕の身に起こったことでもあるし、誰もがぶちあたってるものなのかもしれません。
悲しい要素てんこ盛りな人魚姫を、とある事柄に置き換えてみました。人魚姫の物語が持つルールを変えてみました。胸がしめつけられそうになるけど、泣き叫びたくなるけど、演劇の力を思いっきり使って目でも耳でも楽しめる、子どもの頃の僕が観ても素直に興奮できるひとり芝居をつくってみます。

上演時間は、腰に優しい70分から80分以内を目指す予定。

EPOCHMAN 新作ひとり芝居『Brand new OZAWA mermaid!』は、5月5日(土)から5月20日(日)まで東京・APOC theaterにて上演される。チケットは、3月21日(水・祝)12:00より一般発売開始。

(文/エンタステージ編集部)

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