ミュージカル『刀剣乱舞』~つはものどもがゆめのあと~開幕!衝撃的な展開に、黒羽麻璃央「攻めの姿勢で」


ミュージカル『刀剣乱舞』の新作公演「つはものどもがゆめのあと」が、2017年11月4日(土)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、三日月宗近役の黒羽麻璃央、小狐丸役の北園涼、岩融役の佐伯大地、今剣役の大平峻也に加え、本作で初登場を果たす髭切役の三浦宏規、膝丸役の高野洸、そして演出を手掛ける茅野イサムが登壇し、公演への意気込みを語った。

ミュージカル『刀剣乱舞』~つはものどもがゆめのあと~舞台写真_4

会見で、黒羽は「刀剣男士は歴史を守るものだと思っていたのですが、今回の内容に関しては、1部2部共に“攻めの姿勢”で、今までとは違った味が出せていると思います。審神者の皆さんはいいものを作ってくると期待してくださっているので、そのはるか上をいくものをお届けしたいです」と自信をのぞかせた。

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また、北園は「この新作公演を楽しみにしていました。僕たちが刀剣男士として、どれだけ成長してきたかが、この作品に込められていますので、前作にも負けない作品になっていると思います。お客さんの反応が楽しみです」、佐伯は「舞台上では冷静に、精一杯演じて、新たな自分、新たな刀剣男士に出会える舞台にしたいです。最高傑作と言われるものにしたいと思います」と続けた。

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大平は、今剣を演じるに当たり義経の歴史も色々と調べてきたと言い「この作品で描かれていることも、もしかしたらあったのかもしれない。この作品が、義経の新たな伝説として残ったらいいなと思います」と作品への思いを語った。

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一方、今作から新たな刀剣男士として加わった三浦は「この作品にすごく憧れていたので、ここに立っていることが夢のように感じます。(三条派の皆さんの)胸を借りながら、一生懸命食らいついて、最高の公演にしたいと思います」、同じく初参加の高野も「見どころがすごく多い作品だと思います。その分、課題も多くて苦戦もしましたが(他のキャストの皆さんに)優しくしてもらって、今日まで来ることができました。緊張していますが、千秋楽までしっかりとがんばりたいです」とそれぞれ挨拶した。

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さらに、トライアル公演からずっと本シリーズに携わってきた茅野は「トライアル公演からちょうど2年経ちました。今、三条派を演じるメンバー(黒羽、北園、佐伯、大平)の成長に一番驚いています。彼らの成長は、刀剣男士たちの成長とも重なっていると思います。また、今回新たなメンバーが二人加わりました。ゴールデンルーキーです。いい意味で物怖じせず、稽古場でも躍動していましたね」とキャストたちを評し、今作について「衝撃作です。今まで踏み込まなかった深いところにまで踏み込んでいます」と明かした。

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2015年秋のトライアル公演以降、注目を集め続けてきた本作。この「つはものどもがゆめのあと」では、歴史修正主義者による平安末期から鎌倉初期にかけての攻撃が観測される。審判者(さにわ)からの招集で、三日月宗近、小狐丸、岩融、今剣、そして、本丸に新たに加わった、源氏の重宝とされた髭切と膝丸で新たな部隊が編成され、源頼朝が弟・義経の軍勢を追い詰め滅ぼし、鎌倉幕府を打ち立てた時代に向かう。小狐丸は、先の阿津賀志山への出陣に思いを馳せ、今剣が髭切と膝丸の存在により義経との哀しい別れの記憶を呼び起こし、再び心を乱すのではないかと案じていた。しかし、今剣は自ら率先して戦いに身を投じていく・・・。

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ゲネプロでは、茅野の言葉通り、一回りもふた回りも成長した三条派の面々が観客を圧倒した。刀剣男士が内に秘めた苦悩を体現し、物語に深みを与えただけでなく、歌やダンスでも魅了。この2年の間で、役者として遂げた成長の大きさを感じさせられた。

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新刀剣男士を演じる三浦と高野は、期待通りの存在感を放つ。鋭さと個性あふれる刀剣男士を生き生きと演じ、兄弟刀らしく随所でコンビネーションを見せる。さらに、歌やダンスで群を抜いた才能を持つ二人だけに、第2部のライブパフォーマンスも必見。“先輩”刀剣男士をたきつけるほどの、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。

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また、源頼朝(冨田昌則)、源義経(荒木健太朗)、武蔵坊弁慶(田中しげ美)、藤原泰衡(加古臨王)が歴史の中で見せる人間ドラマにも注目だ。

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ミュージカル『刀剣乱舞』~つはものどもがゆめのあと~は、11月4日(土)から11月12日(日)まで東京・TOKYO DOME CITY HALLにて上演。その後、京都・東京凱旋・大阪公演が行われる。日程の詳細は、以下のとおり。

【東京公演】11月4日(土)~11月12日(日) TOKYO DOME CITY HALL
【京都公演】11月17日(金)~11月19日(日) 京都劇場
【東京凱旋公演】2018年1月6日(土)~1月14日(日) 日本青年館ホール
【大阪公演】2018年1月26日(金)~1月30日(火) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

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大千秋楽となる2018年1月30日(火)18:30開演の大阪公演では、全国の映画館でライブ・ビューイングを開催。映画館だけでしか見れない特典映像の上映も決定している。なお、LIVE配信の予定もあり。詳細は後日発表とのこと。

さらに、2018年夏にはBlu-ray(8,500円+税)&DVD(7,500円+税)の発売も決定。本編と特典映像が収録されるほか、会場予約特典として撮り下ろし写真6枚セット(2部衣裳)、公式通販3社特典として撮り下ろし写真6枚セット(1部衣裳)がつく。詳細は、公式HPにてご確認を。
※通販予約特典は公式通販サイト・DMM.com公式通販サイト・silkroad storeでの予約者が対象(3社共通)

(C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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