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井上ひさしの朗読劇『少年口伝隊』を保坂延彦の演出で8月9日に上演 出演は林田麻里、石山蓮華、久田莉子ら

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朗読劇『少年口伝隊 一九四五』が2017年8月9日(水)に東京・練馬区立練馬文化センター 小ホールで上演される。原作は、井上ひさしの作品。演出は、映画監督として知られる保坂延彦が手がける。

この朗読劇では、原爆投下後のヒロシマで、新聞の代わりにニュースを伝えて歩く「口伝隊」となった少年たちが、大人の変貌ぶりに怒りや悔しさを覚えながらも懸命に生きていく姿を描かれる。

上演に向け、保坂は以下のコメントを寄せている。

『少年口伝隊一九四五』の原作者井上ひさし氏には、2001年から2002年にかけて、母校の上智大学で、溢れでる知識を惜しみなく披露した名講義があります。
その中で、「言葉は人間の表現です。表現である以上、他人に理解してもらわなければいけない。森羅万象を表現し、人間の喜怒哀楽のすべてをお互いに伝えあうのが言葉なのです」と言っています。
この講義は日本語についてのことはもとより、言葉を持った私達が如何に生きていったら良いか、とか。
すべての世界に隙間があり、私達はその隙間を探すために一所懸命生きているのだ、とか。
たったひとつの言葉で世の中がガラリと変わってしまう。など、やさしく示唆してくれる素晴らしい講義。
音読(声に出して読む)のすすめ、も強調しています。
その中で、井上ひさし氏は「凶暴」と云う言葉の使い方として、三月十日の東京大空襲、八月六日の広島、九日の長崎の原爆投下等、戦争を「凶暴」と表現しています。
さて、今回、われわれは朗読で、その「凶暴」に立ち向かいます。
どうぞ、御期待ください。

出演者は、林田麻里、石山蓮華、村松えり、國武綾、久田莉子、夏原諒。さらに、ギター演奏で穂高政明、保坂真弓が物語を彩る。

朗読劇『少年口伝隊 一九四五』が8月9日(水)に東京・練馬区立練馬文化センター 小ホールにて上演される。

『少年口伝隊』

【あらすじ】
原爆投下後のヒロシマ。新聞のかわりにニュースを伝えて歩く「口伝隊」の少年たちがいた―。
1945年8月6日朝、米軍機が投下した原爆によって広島は壊滅した。広島の比治山のふもとに住む国民学校6年生の英彦、正夫、勝利の少年3人はかろうじて生き残ったものの、そろって家族を失った。3人は、新聞を発行できなくなった中国新聞社が急きょ組織した口伝隊に雇われ、ニュースを口頭で市民たちに伝える。
しかしニュースの内容を知って、少年たちは大人たちの変節ぶりに激しい怒りをおぼえる。また、アメリカが原爆の「効果」の調査団を送りこんでいると聞いて、英彦の頭の中はくやしさで煮えたぎる。
9月になると、巨大台風、さらに山津波と高潮が広島を襲い、勝利は水害で命を落とす。正夫も原爆症で死去。15年後、英彦も原爆症のため、20代の若さで世を去る。
「戦争」「災害」「放射能」の中で、懸命に生きようとした少年たちを描いた井上ひさしの朗読劇。

(文/エンタステージ編集部)

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