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鈴井貴之、根岸拓哉、東李苑ら出演!OOPARTS『天国への階段』開幕レポート

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OOPARTS『天国への階段』開幕レポート

2017年7月19日(水)、東京・池袋サンシャイン劇場にて鈴井貴之作・演出・出演の舞台『天国への階段』が開幕した。OOPARTSプロジェクトとしては今回が4度目の公演となる。本作のテーマは、孤独死の現場を清掃し遺品を探す“特殊清掃員”。重いテーマではあるが、これを鈴井独自の視点で掘り下げ、笑いもふんだんに取り入れたエンターテインメントとなっており、「観客が一番楽しめる舞台を作りたい」という鈴井の思いが伝わる、ライトな笑いとダークなテーマが融合した内容となった。

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出演は鈴井のほか、人気劇団「ヨーロッパ企画」より永野宗典、「キャラメルボックス」より畑中智行、そして菊地美香、根岸拓哉、平田薫、吉田悟郎、戸澤亮(NEXTAGE)。また『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)のディレクターでありOOPARTS作品の常連でもある藤村忠寿もカンパニーの脇を固める。さらに、北海道出身で2017年3月にSKE48を卒業した東李苑が、本作で卒業後初の舞台出演を果たしている。

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“孤独死”、そして“特殊清掃員”というテーマを扱いながら、そこに笑いを注入する。この難しい課題をクリアした要因には、もちろん脚本や演出による土台作りも重要だが、なによりも俳優陣の力が大きく作用しているように感じられた。「笑い」に寄ればただ茶化しているだけのように映るだろうし、「シリアス」が過ぎれば自ずと笑いは生まれない。この作品が成り立たっているのは、出演者全員が絶妙なバランスを取りながら、確かな演技力で鈴井が描いた世界観を再現しているからなのだろう。

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また、作品の舞台である“時間の経過した孤独死現場”を表現するためのセットは、家屋を連想させるような構造を持つ。随所に空いている穴を使った予測不可能な動きが役者に緊張感を与えると共に観客を驚かせる効果を生んでいる。さらに、テレビ番組も手がける鈴井らしく、ビデオカメラを用いた演出も仕掛けられているので、そちらも楽しみにしてもらいたい。

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時おり心が締め付けられるようなシーンもあるのだが、作品全体を通して振り返ると、笑っている時間の方が断然多かったように思う。そして、その緩急こそが本作の見どころなのかもしれない。TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS Vol.4『天国への階段』は、7月25日(火)まで東京・サンシャイン劇場で上演したのち、全国5会場を巡演する。

最後に、鈴井をはじめとした出演者たちから届いた初日公演後のコメントを紹介。

永野宗典

◆永野宗典(ヨーロッパ企画) 稽古中に台本内容が変わったり、稽古場が殺伐とした雰囲気で…正直、今だから言えますが(笑)この作品、どうなるんだろうと思ったこともありました。けど、むちゃくちゃ楽しい初日を迎えることができました!テーマが「孤独死」ですが、不謹慎な意味でなく「楽しい舞台」になったのが、すごく報われたような気持ちになりました。本当にいい作品が出来上がったのを初日に実感できたので良かったです。堂々とツアーを周れます!!

畑中智行

◆畑中智行(キャラメルボックス)
やれることはやってきましたが、正直不安のほうが大きかったです。でも、お客様にすごく救われました。本番は演者のみんなも芝居が全然違いましたし、すごくいい初日だったなぁ…と思います。舞台セットには最初は衝撃を受けましたね!藤村さんが「OOPARTSは怪我してナンボ」っていうわけわかんないこと言ってたんですが(笑)みんな少しづつ慣れてきました。逆に、巧みに動けるようになってしまったので、足枷を自分でやるぐらいの感じになればいいなと思います(笑)。とにかく今までにない刺激的な現場なので、勉強させてもらうつもりで、これからも頑張っていきたいと思います!

菊地美香

◆菊地美香
とにかく無我夢中でした。なかなか他の作品では味わえない達成感を感じられる舞台です。ひたすら「片付ける」役ですが、残り19ステージひたすら片付けていきたいと思います(笑)。今日はOOPARTSが大好きなみなさまが駆けつけてくださって、改めて鈴井さんの人気を肌で感じました。本当に温かかったです。これに甘えず、最後まで真摯に向き合って頑張って参ります。

根岸拓哉

◆根岸拓哉
鈴井さんが求めているのは、リアルでライブ感があるお芝居。稽古からすでに本番みたいな緊張感がありました。初日ではそれ以上のものが出せると良いなと思っていたのですが、お客様が本当に温かくて、予想外の場面でも笑いや反応が沢山あって感動です。毎回やることが違ったり、役者が困るような仕掛けというようなOOPARTS流の課題を僕自身が乗り越えていきたいと思いますし、ライブ感を大事にしながら1公演1公演を頑張っていきたいなと思います。

平田薫

◆平田薫
まずは初日を迎えられた安心感がありました。稽古の中で設定やセリフの変更も盛りだくさんで、緊張感もあったんですが、ああ、初日って開けるんだなぁって(笑)。まだまだ初日の幕が開いたばかりなので、あと19ステージいろいろ考えながらレベルアップさせていければいいなと思います。ステージの使い方は稽古で練習していたので怖さはなかったんですが、千秋楽の頃にはいい穴の落ち方ができると思います(笑)。

吉田悟郎

◆吉田悟郎
お客様の反応が素晴らしくて、本当にびっくりしています。そして、鈴井さんは凄いなと思いました。何度も稽古をしていると、「本当にこれ笑ってもらえるのかな…」って不安に思うこともあったのですが、こうなることを鈴井さんは分かっていた上で、このような台本を書いたのだなって思うと、やっぱり凄いと思います。本当に(お客様が)こんなに笑うのかってぐらい笑っていて、びっくりしました。でも、初日のお客様は特別な気持ちで来ていただいている方が多いと思うので、慢心せず、明日以降もしっかりやっていきます!

東李苑

◆東李苑
幕が開いた瞬間に、これは現実じゃないんじゃないか?と。「あれ?今日って7月19日だっけ?」と思ってしまうような感覚だったんですが、最初のシーンからお客様の反応にすごく助けていただいて、そのあとは勇気を持ってステージに立つことができました。稽古が始まった時は本当に焦ってばかりだったんですが、キャストの皆さんにもスタッフの皆さんにもたくさん助けていただいて余裕も少し出てきたし、千秋楽までの間でもっといろんなことを吸収して成長したいです!

戸澤亮

◆戸澤亮(NEXTAGE)
直前まで「お前を出すかはまだわからない」と鈴井さんに言われていたので(笑)、無事に出られて良かったです。本番は温かいお客様ばかりで、それに助けられました。残りのステージもまだ出られるかわかりませんので(笑)毎日がオーディションだと思って頑張ります。

藤村忠寿

◆藤村忠寿(北海道テレビ)
正直、今回はお客さんがどういう反応をするかが予想できなかった。セットについても本番で初めて見える部分があって、内容も含めてどう受け止められるのかな?と思っていましたが、これだけ理解してもらえて、面白かったと言ってもらえた。これはいけるな!と思います(笑)。前回を超えていくだろうね。あとは役者の力でどんどん精度を上げていきたいと思います。

鈴井貴之

◆鈴井貴之
毎回、幕が開くまでは不安もあるんですが、今回は特に、お客様が本当に待ち焦がれていてくださって、参加するぞという能動的な意識で見ていただいていると感じました。公演中もこちらが戸惑うくらいの拍手もいただけて、やはり舞台はお客様と一緒に作り上げるものなんだなと。今回は「孤独死」という非常に重い題材を選んだ上で、かつ笑いもあるポップな内容にするという目標でしたが、それもお客様に助けられて達成できているのかなと思います。本当に心から感謝です。今回も特殊な舞台セットを考えて、役者の皆さんには大変な思いをさせておりますが、それがこの「OOPARTS」の醍醐味。怪我なく千秋楽まで、全員で頑張ります!

☆公演スケジュール
【東京公演】7月19日(水)~7月25日(火)東京・サンシャイン劇場
【大阪公演】8月4日(金)~8月6日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアタードラマシティ
【札幌公演】8月11日(金)~8月13日(日)道新ホール
【仙台公演】8月16日(水)宮城・仙台電力ホール
【松本公演】8月19日(土)~8月20日(日)長野・まつもと市民芸術館

(文/エンタステージ編集部)

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