急逝の中嶋しゅう氏代役に斎藤歩『アザー・デザート・シティーズ』13日より上演再開


2017年7月6日(木)、公演中に出演者の中嶋しゅう氏が亡くなられたことを受けて、7月11日(火)までの公演中止を発表していた『OTHER DESERT CITIES(アザー・デザート・シティーズ)』が、7月12日(水)公演をさらに中止した上で、斎藤歩を迎え7月13日(木)より上演を再開することを発表した。

斉藤は、演出家、脚本家、俳優として北海道を中心に活動。1996年には札幌市文化奨励賞受賞。同年、北海道演劇財団設立に伴いTPS 契約アーティストに就任。2000年、演出した『逃げてゆくもの』が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2002年、作・演出・出演した『冬のバイエル』が東京新聞の現代劇ベスト5に選ばれた。2016年には、北海道演劇財団芸術監督に就任している。

また、斎藤はこれまでに『コーカサスの白墨の輪』や『桜の園』で中嶋氏と共演。生前から中嶋氏と縁が深かったこともあり、今回の出演を引き受けるに至ったという。

『アザー・デザート・シティーズ』は、アメリカの劇作家ジョン・ロビン・ベイツによる戯曲で、長い間隠されてきた家族の秘密が、各々の政治観と個性を織り混ぜながら語られる家族劇。2012 年にはトニー賞で5部門にノミネートされた。翻訳・台本は早船歌江子、演出は熊林弘高。出演は、寺島しのぶ、中村蒼、麻実れい、佐藤オリエ。

なお、中止となった公演のチケットの払い戻しについては、梅田芸術劇場公式HPにてアナウンスされている。

急逝された中嶋氏の生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

チケットぴあ
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