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川崎公演開幕間近の「七味の一味」第4回密着レポート!演出家・女優、七味まゆ味の二つの顔

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劇団「柿喰う客」の看板女優、七味まゆ味が新たに立ち上げた演劇ユニット「七味の一味」。その旗揚げ公演が、2017年7月14日(金)よりまず川崎で幕を上げる。密着企画の第4弾では、上演を目前に控え、熱のこもる川崎公演の稽古場の模様をお届けする。

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6月某日、川崎キャストが揃い踏みした稽古場では何やらグループに分かれて話し合いが行われていた。今回、七味が演出を務める『家族百景』では、物語の時間軸が変わるのと同時に出演キャストも変わっていく。そのため、時間軸ごとにチームを分け、まずはそれぞれでシーン作りを行うことに。

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シーン作りは、七味が事前にある程度のシーンイメージを全員に伝え、その場面の主要人物を演じるキャストが中心となり、話し合う形で進められた。現場によっては「今日はこのシーンをやるので、○○役の方はオフ」ということもあるが、「七味の一味」の場合はキャストが集まり、全員でそれぞれのシーンを作り上げていく。

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話し合いを経て、それぞれが自分の立ち位置につくと、各シーンを全員で観る。基本的に、ワンシーンが終わるまではノンストップ。一区切りついたところで、演出の七味からのダメ出しや、他のキャストから出た意見が加えられる。

それぞれのチームが作り上げたものを、再び全員でブラッシュアップしていき、「一味」全体で作品を作る。そして“ダメ出し”と称しながらも「それもいいけど・・・こっちも観てみたい!」という、どちらかというと“欲張り出し”が多々発生する「七味の一味」の稽古場であった。

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シーンにより出演キャストが変化していくのだが、決して一人一人の出番が少ないわけではなく、様々な形で登場する(どんな形で登場するかは、観てのお楽しみ!)。そのため、メインで登場しないシーンでも「どうするとより効果的か?」といった細かな相談があちこちで行われ、そしてまた次のシーンの作り込みへ・・・。バラバラに作られた、まるで異なる物語のようだった場面が、繋げることにより一つの物語になっていく。これはバラバラの時間を一つの家が繋ぐ『家族百景』という作品そのものなのではないだろうか?と、思わせる。

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6月後半に差し掛かると、稽古の時点で、大半のキャストが台本を手放し、簡単な通し稽古も行われていった。段々と役になっていくキャストの熱量に、思わず他のキャストが涙をぬぐう場面も。その姿を見て、ガッツポーズをする脚本の藤丸亮。

今回の脚本の仕上がりには、藤丸の作品を良く知る出演者たちから「藤丸さんってこんな(純粋な)作品も書けるんですね」と驚きの声が続出。七味の初演出だけでなく、これまでとは一味違う藤丸の脚本にも注目だ。

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一方、藤丸が得意とするブラックな空気溢れる脚本・演出には、今回同時上演を行う七味の新作一人芝居『かかづらふ』で体感することができる。こちらでは、演出・七味まゆ味は女優・七味まゆ味の顔に。一人芝居は藤丸と七味だけで作り上げていく作品のため、二人はたくさんの話し合いを重ねながら稽古を進めていく。一つ一つのシーンを微妙にテンションを変えながら作り込み、全体のイメージを整えていく精密な作業。ブラックな芝居を作り上げているのにもかかわらず、やはり芝居をするのが楽しいのか、演じる七味の顔には終始笑顔が浮かぶ。

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藤丸に『かかづらふ』の見どころを聞くと「自分が今まで見た事のない七味まゆ味が見られる」との答え。確かに、これまで七味の芝居を観てきた方にとっても「そういえば、こういうタイプは初めてかも・・・」とハッとさせられるかもしれない。藤丸も「こんな七味まゆ味、観たこと事ない!とお客様に思ってもらえたら」と語っていた。

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今回上演される2演目の内容は特別にリンクしているものではないが、演出家としての七味の初挑戦、さらに一人芝居の中で見せる七味の女優としての現在のフルパワー、そして、藤丸の持つ多様な作風と、さまざまな面で「七味の一味」の可能性を感じさせる。2演目観劇に対するキャッシュバック特典もあるため、ぜひとも両演目を劇場で体感していただきたい。

「七味の一味」第1回公演『家族百景』&七味まゆ味一人芝居『かかづらふ』 は、7月14日(金)から7月17日(月・祝)まで神奈川・ラゾーナ川崎プラザソルにて、8月4日(金)から8月7日(月)まで大阪・in→dependent theatre 2ndにて上演される。

(取材・撮影/小野明日香)

(文/エンタステージ編集部)

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