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舞台『あんちゃん』開幕!Kis-My-Ft2北山宏光「観てくださった方に必ず心のお土産を」

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Kis-My-Ft2の北山宏光がストレートプレイ初主演に挑むことでも話題を呼んでいる舞台『あんちゃん』が、2017年6月27日(火)に東京・東京グローブ座にて幕を開けた。初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、北山をはじめ、荻野目慶子、ベンガルが取材に応じた。

本作は、劇団「ONEOR8」をはじめ、様々な劇団やプロデュース公演の作・演出として小劇場から大劇場まで幅広いフィールドで作品を提供し続けている田村孝裕によるオリジナル作品。「人は誰かを悪者にしないと生きていけないのか?」という問いを、一つの家族を通して描かれる。

囲み会見ではまず、北山がオファーを受けた際の心境について「お話をいただいた時は、とても嬉しかったです」と率直にコメント。続けて「僕は一人っ子なのですが、田村さんの書かれたお話には共感する部分が多くあり、演じながら自分の中に刺さるものを感じました」と作品に対する印象を述べた。

『あんちゃん』舞台写真_5

物語は、瑛子(荻野目慶子)とその息子・凌(北山)が同居する一軒家に、幼少の頃に浮気が原因で出て行った父の国夫(ベンガル)が唐突に現れるところから始まる。家を出て自立した生活を送る凌の兄妹・冴(田畑智子)と准(広澤草)は、国夫を拒絶するが、凌は戸惑い顔を浮かべる。

そんなある日、凌がアルバイトをしている、8ミリビデオなどをDVDにダビングする専門店に国夫が現れ、撮り貯めていた家族映像のダビングを注文する。その映像を見た凌は、小学校時代の恩師である芦沢(菅原永二)に語った父への想いが思い出され、もう一度家族の前に国夫を呼び、それぞれの想いを清算しようと試みるのであった・・・。

本作の見どころは、ストレートプレイ初主演とは思えない北山の熱のこもった演技であろう。囲み会見でも、北山はベンガルに「センスが良くて感も良く、進化のスピードが早い」と絶賛されていたが、父に複雑な想いを寄せながらも、なかなか自立できない凌の不安定な心情を見事に表現していた。

『あんちゃん』舞台写真_2

また荻野目は、北山の見どころ場面として「小学生の回想シーン」を挙げた。「本当に、かわいいんですよ。私には子どもがいないんですが、男の子いたら、こんなにかわいいんだろうなって思うんですよ」と、荻野目がうっとりした様子を見せていたように、小学生時代を演じるの北山のチャーミングな演技は見ものだ。

『あんちゃん』舞台写真_4

ほかの出演者の存在も、輝きを放っている。真意を隠し飄々とした振る舞いを続ける荻野目、自立した二人の姉のキャラクターが見事にはまっていた田畑と広澤、思っていることをなかなか言葉にできない不器用な父親のベンガル。そこに北山も混ざり、普遍的な説得力のある家族の風景が形成されていた。その中でも、北山は両親役を演じる荻野目とベンガルについて「本当のお父さん、お母さんに見える瞬間があって、特に荻野目さんの微笑みを見ていると、自分の母親を思い出します」と語った。

『あんちゃん』舞台写真_3

さらに、本作の魅力はハートフルな家族の物語というだけではない、哲学的な問いを孕んでいるところだろう。作・演出の田村は、本作を創作するにあたり「人間誰しも“悪”の部分を持っているはずなのに“善”ばかりが目についてしょうがない。(中略)どこかにいるはずの“悪”を垣間見るべく、必死になって稽古しようと思います」とコメントを寄せていたが、人間が隠し持つ“悪”にアプローチする作劇術は見事であった。

最後に北山は「必ず観に来てくださった方に、心のお土産を渡せるのではないかと思っています」と述べていたが、観た人の心に訴える人間ドラマが堪能できるだろう。ぜひ劇場で、ひとりの青年と、その家族の物語を目撃してほしい。

『あんちゃん』舞台写真_6

舞台『あんちゃん』は6月27日(火)から7月23日(日)まで東京・東京グローブ座にて、8月5日(土)から8月8日(火)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

(取材・文・撮影/大宮ガスト)

(文/エンタステージ編集部)

あんちゃん

作品情報あんちゃん

一人の青年と、その家族の物語

  • 公演:
  • キャスト:北山宏光、荻野目慶子、田畑智子、菅原永二、広澤草、ベンガル

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