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大竹しのぶ「38年前と変わらずにんじんの愛を叫ぶ」ミュージカル『にんじん』製作発表会見

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ミュージカル『にんじん』製作発表会見

6月21日(水)、都内にてミュージカル『にんじん』の製作発表会見が行われ、主演の大竹しのぶをはじめ、中山優馬、宇梶剛士、キムラ緑子、松竹の安孫子正副社長が登壇した。本作は、フランスの作家ジュール・ルナールの同名小説を原作としたミュージカル。フランスの片田舎を舞台に、にんじんのように真っ赤な髪、そばかすだらけの顔をした少年・にんじんとその家族の物語が描かれる。

1979年8月、日生劇場にて世界初の試みとして『にんじん』が音楽劇として上演され、22歳の大竹しのぶが孤独な影を隠した少年をハツラツと演じたが、今回、38年の時を経て、還暦を迎える大竹しのぶが“にんじん”役に再挑戦する。

松竹・安孫子正副社長

会見ではまず、我孫子副社長がマイクを握り「歌舞伎では、若い頃に演じた役を歳をとっても演じるということは日常茶飯事ですが、今回、大竹さんが38年振りににんじん役を演じていただけるということで、演劇の世界にひとつの風を起こしてくださるのではないかと思っています」と期待を述べる。

大竹しのぶ

続いて、にんじん役の大竹は企画の発端に触れ「シス・カンパニーの社長から『もう一度やりたい役は?』と聞かれた時にパッと浮かんだのが“にんじん”でした。というのも、俳優のキャシー・リグビーが60歳を過ぎてもまだピーター・パン役を演じているのを知っていたので、調子に乗りやすい私の性格もあって本当に実現することができました」と、今回の上演決定までの経緯を説明。

また、38年前の初演について「カーテンコールで子供たちが舞台に立っている私に向かって『にんじん頑張って』と言ってくれたことを覚えています。そんな風に子供達から愛される舞台にもう一度トライできるのは幸せなことだなあと思います」と感慨深げに語った。

作品については「作曲の山本直純さんの音楽がとても覚えやすいシンプルかつ優しいメロディーで、当時は毎ステージ歌いながら心が浄化され、終演後も友達を呼んで歌っていました」と音楽の魅力に触れ、「毎日愛を叫んでいたにんじんの心を、当時と変わらず叫びたいと思います」と本作にかける想いを明かした。

にんじんの兄・フェリックスを演じる中山は「最初大竹さんと共演させていただけるという話を聞いてガッツポーズをしたのですが、大竹さんの兄の役と聞いて何かの間違いかと思いました(笑)。にんじんの兄としてしっかり生きようと思っています」と意気込む。

宇梶剛士

にんじんの父親・ルピックを演じる宇梶は「原作を読んでみて、良い人はあまり出てこなかったのですが、それは閉塞した状況の中で、人間がもがきながら生きているのだと思いました。様々な葛藤が描かれる作品ですが、それが今日に通じるように表現できたら」と作品の魅力をアピール。

キムラ緑子

にんじんの母親・ルピック夫人を演じるキムラは「(初演時の)38年前というと、私は高校生でお芝居も始めていないのですが、その頃、しのぶさんは『にんじん』というもの凄い作品に参加してたわけで、そんなしのぶさんと共にいられるのが幸せです。ただ、しのぶさんより4歳も年下の私が意地悪なお母さん役ということで、困ったなと思っていますが(笑)、必死に頑張ろうと思います」とコメント。

ミュージカル『にんじん』製作発表会見_2

その後の質疑応答で、ビジュアル写真についてコメントを求められた大竹は、「篠山(紀信)先生が撮影してくださったのですが、38年前の『にんじん』を見てくださっていたので、撮影の時は『あんた今でもできるじゃない!』と褒めていただきとても嬉しかったのですが・・・、出来上がったのを見て、ふざけるなと思いました(笑)」と、おどけて見せて会場の笑いを誘った。

歳を経て深みが増した大竹しのぶ38年振りの『にんじん』が楽しみでならない。ミュージカル『にんじん』は、8月1日(火)から8月27日(日)まで東京・新橋演舞場、9月1日(金)から9月10日(日)まで大阪・大阪松竹座にて上演となる。

(取材・文・撮影/大宮ガスト)

(文/エンタステージ編集部)

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