舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜、開幕!新刀剣男士・猪野広樹「刀ステだからこそできる時代劇が誕生した」


2017年6月1日(木)より東京・天王洲 銀河劇場にて舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜が開幕した。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦、大倶利伽羅役の猪野広樹、燭台切光忠役の東啓介、太鼓鐘貞宗役の橋本祥平、鶴丸国永役の健人、小夜左文字役の納谷健、歌仙兼定役の和田琢磨が登壇し、意気込みを語った。

DMMゲームズとニトロプラスが共同制作した刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」が原作とする“刀”ステは、2016年5月に「虚伝 燃ゆる本能寺」を上演、その後、12月に再演。待望の新作となった、この第3弾「義伝 暁の独眼竜」には、大倶利伽羅、太鼓鐘貞宗、歌仙兼定という新たな3振りの刀剣男士が加わった。

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_2

以下、刀剣男士8振りのコメントを紹介。

◆鈴木拡樹(三日月宗近役)
今作は新作として、新しいメンバーで(物語を)描いています。当然、座組みの空気も変わりましたし、前作で出ていた面々も、新たにキャラクターをストーリーのために構築してきました。
前作も成長の物語でありましたが、今回もまた、成長を描いた物語となっています。中でも、前作は元の主の歴史を受け継いで描いていましたけれども、今作では“それに抗う”という戦い方をしている刀剣男士たちも現れるという変化が起きており、より刀の歴史や(キャラクターの)性格が濃く描かれていると思います。
「刀の成長とはなんなんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。ですが、この舞台『刀剣乱舞』を観れば、感じていただけると思います。刀であったモノたちが、人として生きる旅路はまだ始まったばかりです。皆様、応援、そしてご観劇をよろしくお願いいたします。

◆荒牧慶彦(山姥切国広役)
今回で3作目の出演となりますが、続投という意識はあまり持っておらず、拡樹くんも言っていたように「新しい物語をこのメンバーで作る」というまったく新しい気持ちです。僕個人としては、とても親しみのあるキャストが参戦ということで、とても嬉しく思っておりますし、切磋琢磨しながら、楽しく稽古に励んでまいりました。
前作で近侍として成長した山姥切国広ですが、今作でもまた成長した姿をお見せできると思いますので、ぜひご期待ください。

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_8

◆猪野広樹(大倶利伽羅役)
初演をDVDで観させていただいた時、「なんでこの作品に自分は出ていないんだろう」と思うぐらい悔しさを感じました。だから、出演が決まった時は率直に嬉しいという感想が強かったです。
この作品は、2.5次元作品なんですが、2.5次元っぽくない。本当に、戦国の時代にタイムリープしたと思うような作品です。すべてのスタッフの方々がこの作品にかけてくださっているので、僕たちも新しい刀剣男士として新しい風を吹かせられるように、やっていきたいと思います。
舞台『刀剣乱舞』だからこそできる時代劇が誕生したと思うので、それを皆さんに楽しんでいただくため、僕たちも46公演すべて全力でやらせていただきます。劇場でお待ちしております。

◆東啓介(燭台切光忠役)
「暁の独眼竜」というタイトルから「伊達のお話になるな」と、僕自身もすごく期待をしながら、稽古に臨んできました。伊達の仲の良さや、戦いの中で見せる“伊達の色”を皆様に早く観ていただきたいです。
初演、再演に続き「今回も最高の出来だった」と思っていただけるように、全員で46公演を駆け抜けていきたいと思います。

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_10

◆橋本祥平(太鼓鐘貞宗役)
今回から参加させていただくのですが、初演、再演のDVDを、地方のホテルで猪野くんと観ながら「出たかったなあ」と語り合っていたので、こうしてこの場にいられるということが、とにかく幸せです。知っているキャストの方も多く楽しく、ただ「やる時はやる、攻める時は攻める」という意識で、今日までやってきました。
今回も、演出、音響、照明、映像、衣裳がものすごいものになっているので、それに負けないように“派手に” 太鼓鐘貞宗を演じたいと思います。

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_4

◆健人(鶴丸国永役)
再演に続いて出演させていただき、大変光栄に思っております。新キャストが加わったことで、すごく新鮮な気持ちもあるんですが、「伊達組」ということもあり、安心感やほっとする感情もすごく湧いています。お客様にも、伊達刀の雰囲気や絡み合いを味わっていただけたらなと思っております。
前作とはまったく違った鶴丸をお見せできると思いますので、ぜひ“驚き”を楽しみにしていてください。

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_3

◆納谷健(小夜左文字役)
細川組の歌仙兼定が入ることによって、刀一振り一振りのより深いストーリーや、初演や再演では出せなかった一面も出せて、内容としてもすごくおもしろくなっていると思います。それは稽古の最初の頃から感じていたことなので、早く(お客様に)見せたいという気持ちが強く、初日を迎えることが楽しみで仕方なかったです。
刀としてどんな道を歩んでいくのか、楽しみにしていただければと思います。

◆和田琢磨(歌仙兼定役)
出演が決まってから、たくさんの方が期待してくださっているんだなということを、ひしひしと感じておりました。幕が開いて、皆様の前に舞台『刀剣乱舞』の世界をお見せできるのが楽しみです。
細川家の刀の名に恥じぬように“雅な”公演を皆様にお届けしたいと思います。

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舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_6

今回の本丸には、新たな仲間として太鼓鐘貞宗が顕現する。その太鼓鐘貞宗と同じ燭台切光忠、大倶利伽羅、鶴丸国永は伊達家の刀。そして、小夜左文字と歌仙兼定は細川家の刀。物語は、彼らの主である伊達政宗(富田翔)と細川忠興(早乙女じょうじ)、そして政宗に付き従う片倉景綱(高松潤)の姿と交差しながら進む。一方で、近侍としての務めを果たそうと奮闘する山姥切国広の姿や、それを見守る三日月宗近。そんな刀剣男士たちが主の命により出陣した先で、見たものは―?

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_7

歴史絵巻物のような見ごたえのあるストーリー展開に加え、前作でも見られた本丸の日常で垣間見える刀剣男士の個性。重厚さとコミカルさが絶妙なバランスで、脚本・演出の末満健一の手腕が光る。さらに、激しい殺陣の中で、刀剣男士たちはさらに輝く。前作にも登場したキャラクターたちはもちろん、“馴れ合わない”が信条の大倶梨伽羅、派手さを好む太鼓鐘貞宗、雅を貫く歌仙兼定と、それぞれの太刀筋で魅せてくれる。

人として生きることには、ままならない感情がつきまとう。それ故に、生まれる物語。舞台である醍醐味を、ぜひ楽しんでほしい。

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜舞台写真_9

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜は、6月1日(木)から6月25(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。その後、京都、福岡を巡演する。日程の詳細は、以下のとおり。

【東京公演】6月1日(木)~6月25(日) 天王洲 銀河劇場
【京都公演】6月29日(木)~7月2日(日) 京都劇場
【福岡公演】7月13日(木)~7月14日(金) 福岡サンパレス ホテル&ホール

(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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