HEADLINE

ニュース

七味まゆ味が主宰する「七味の一味」の旗揚げ公演に密着!第1回目はプレ稽古レポート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

006956.jpg

劇団「柿喰う客」の副代表であり、看板女優の七味まゆ味が主宰する演劇ユニット「七味の一味」が、ついに発足。記念すべき第1回公演では、七味が初演出を務める『家族百景』と、七味による一人芝居(タイトル未定)を2本立てで上演する。この公演、川崎公演と大阪公演でキャストが異なるだけでなく、川崎公演では配役変更バージョンも行われるということで、稽古場は公演の4ヶ月前からてんやわんやである。エンタステージでは、この「七味の一味」に、上演まで密着取材を実施。第1回目は、3月末に東京都内のスタジオにて行われた、川崎キャストのプレ稽古の模様をレポートする。

稽古初日当日、主宰の七味と共に、一足早く集まっていた脚本の藤丸亮(集団as if~)、立ち上げメンバーの湯口智行(ポンポンペイン)、そして制作チーム。今回は顔合わせも兼ねたプレ稽古のため、出席者の確認や、すでに完成している台本のチェックが入念に行われていた。

「七味の一味」川崎_養生テープ.jpg

「はじめまして」のキャストが多いため、稽古の際、キャストには養生テープ(※舞台現場では必須アイテム!)にマジックで名前を書き、それぞれ見えやすい位置に貼り付けてもらう。これでうっかり名前を呼び間違えることもなく、お互いの名前も覚えやすいので、コミュニケーションもぐんと取りやすくなるのだ。この養生テープの名札は、オーディションなどの際にも使用されるのだが、会場から出てもうっかりはがし忘れ、街中に名乗りながら帰ってしまう役者・スタッフも多数・・・。そんな準備をしていると、スタジオに続々とキャストが到着。そわそわ、ワクワク、どきどき、緊張と楽しみが入り混じった、独特の感情がスタジオの中に充満していった。

「七味の一味」川崎_七味まゆ味.jpg

稽古ではまず、その日出席していたキャストが順番に自己紹介をしてもらうことに。途中から「○○(あだな)って呼んでください!」などの一言コメントも入り、なんだかまるで新入生を迎え入れた時のようなフレッシュな空気が流れ、少し緊張感のあった空気も次第に和やかなものに変わっていく。

主宰の七味の挨拶では、改めてキャストたちにも今回「七味の一味」を発足した経緯が語られた。「ただ演じるだけではなく、楽しく繋がっていくのが目標」「選んだことに対して責任は持つけれど、可能性は決めつけたくないのでカンパニーの意見を柔軟に聞き入れていきたい」など、七味らしい言葉の数々が飛び出した。

「七味の一味」川崎_シアターゲーム.jpg

「七味の一味」川崎_シアターゲーム2.jpg

挨拶も一通り 済んだところで、まずはウォーミングアップと交流を兼ねてシアターゲームを開始。この日選ばれたシアターゲームは「拍手まわし」。ルールは簡単で、立ち上がり輪になって隣の人とアイコンタクトをしながら手を叩いていくゲームだ。カンパニーによりさまざまなローカルルールがあるのだが、この日“七味の一味バージョン ”として追加をしたのは「目が合った人が次の鬼」「手を叩く時に自分の名前を言う」というもの。

キャストが20人近くいるとなると、アイコンタクトを取るのも至難の業。「今のは自分だ!」と思い手を叩いてみても、同時に隣の人も手を叩いてしまうなど、終始笑いが絶えない状況の中で、キャストたちの距離も少しずつ縮まっていった。

「七味の一味」川崎_台本読み.jpg

「七味の一味」川崎_台本読み2.jpg

ウォーミングアップ後は、早速、事前に配られた台本を読み進めていく。現時点で配役は確定しておらず、演出の七味が「じゃあ○○さんがこの役を~」とその場で仮の配役を決めて芝居をしていく。そのため、先ほどまで恋人役を演じていた二人が次は親子を演じたり、はたまた男性が女性の役を演じたり・・・と色々な組み合わせを見ながら、七味は「次はこの組み合わせで、その次はこっちで」とわくわくした表情を浮かべる。そんな七味の急なフリにも対応し、自身が演じる役を、手を替え品を替え演じ分けるキャストたち。

「七味の一味」川崎_台本読み二人.jpg

慣れてくるとちょっとした小ネタや台詞の抑揚などで周囲を笑わせたり、お互いがお互いの配役に対して「そっちの組み合わせもおもしろい」などと言い合ったりと、楽しみながら稽古が進んでいく。いろいろな可能性を試しているうちに、すっかり時間は経ち、その日の稽古終了時間を迎えた。

「七味の一味」川崎_台本読み3.jpg

初回の稽古にも関わらず、時間内に台本を最後まで読み終わることができ「これは一体どうなるんだ・・・?」「自分の役は何になるんだろう」と、キャストたちもより一層わくわくが増した様子。ほぼ初対面だらけにも関わらず、稽古終盤にはお互いに最初に挨拶したあだ名で呼び合ったりする姿も。早くも打ち解け、“一味”らしさが顔を覗かせる。

川崎の第1回目プレ稽古は以上にて終了。本格的な稽古はそれぞれ公演の約1ヶ月前から開始されるが、その前に川崎・大阪共で毎月1回ずつ、プレ稽古が行われる予定となっている。果たしてこれからの稽古でどういった配役になっていくのか、当日劇場でどのキャストがどの役を演じているのが観られるのか・・・乞うご期待!

「七味の一味」第1回公演『家族百景/七味まゆ味一人芝居『タイトル未定』 は、7月14日(金)から7月17日(月・祝)まで神奈川・ラゾーナ川崎プラザソルにて、8月4日(金)から8月7日(月)まで大阪・in→dependent theatre 2ndにて上演される。

「七味の一味」次回はどんな進展を見せるのか?第2回レポートもお楽しみに。

(取材・文・撮影/小野明日香)

(文/エンタステージ編集部)

RELATED TOPICS

関連記事

注目のキーワード

今エンタステージで話題のキーワード一覧

RANKING

アクセスランキング

HOT ENTRY

注目のニュース

INTERVIEW

独占インタビュー

TOP