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声のプロによる最高のエンターテインメント!Zepp×81pro Live Vol.1「渋谷に“声”の神来たる」落語&朗読劇レポート

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2017年4月1日(土)に東京・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにてZepp×81pro Live Vol.1「渋谷に“声”の神来たる」が開催された。本イベントは81プロデュースの声優たちが落語や朗読などを披露するという声のプロによる最高のエンターテイメント。

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出演は、若手声優から岡野友佑(代表作:アプリゲーム「ナイトスリンガー」ライカン)、江口菜子(代表作:TVアニメ『アイカツスターズ!』花園きらら)。ベテラン声優からは中尾隆聖(代表作:TVアニメ『それいけ!アンパンマン』ばいきんまん、『ドラゴンボールZ』フリーザ)、関俊彦(代表作:TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』ラウ・ル・クルーゼ、『忍たま乱太郎』土井先生)、比嘉久美子(代表作:TVアニメ『きかんしゃトーマス』トーマス、『ロックマンエグゼ』シリーズ光熱斗)。若手からベテランまでバラエティー豊かな声優陣が揃った。

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最初の演目は落語「寿限無」。声優養成所で落語を習い、普段は寄席に通う江口だが、落語の中では、生まれた子供に付ける名前で悩み「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ・・・」という早口言葉的なフレーズでも知られる長い名前を付けてしまうという古典の噺(はなし)を披露した。広く知られた噺のため、おもしろく聞かせるためにはそれ相応の技術が必要だが、そこは声のプロ。声の調子や演じ分けで複数の登場人物を表現していた。特に、女性声優らしく子どもの演じ分けが観ても聞いても楽しい。さらに、誰からも愛され未来輝く名前を考えるくだりで「81プロデュースのホームページに行けば、ありがたい名前が並んでいる」と手前味噌な小ネタを持ち出したり、若手声優らしくアピールの意味も込めて、もっと良い名前は「江口菜子」だと落ちを変えるなど、現代風のアレンジで観客の笑いを誘った。

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続いて、岡野が披露した落語の演目は大正時代を舞台とした新作落語「代書屋」。文字を上手く書けない人に代わって履歴書などを代筆する代書屋に、ある男がやって来たことで巻き起こるばかばかしい笑いが特徴の噺だ。落語を始める前の前振りである「まくら」で、声優になる前は学習塾の講師をしていたという異色の経歴を語った岡野が、受験のゲン担ぎという時節柄のネタで観客の心を掴む。岡野が「自分が一番笑うような役をやりたかったので、強烈なキャラクターが出てくる『代書屋』を選びました」とトークで話したように、その強烈なキャラクターを話芸だけでなく、表情や仕草も交えて演じきっていた。

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休憩を挟んで、中尾、関、比嘉という豪華なベテラン声優陣と、ギターの生演奏を担当する石川ハルミツが登場し、朗読劇がスタート。ミュージカル『さよならソルシエ』の原作漫画も手掛ける漫画家・穂積の読み切り短編を収録した人気漫画「式の前日」から、演目として『式の前日』と『モノクロ兄弟』という二作の朗読が行われた。

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『式の前日』は、結婚式を前日に控えた一組の男女の物語。気持ちばかりが焦る女が、男と実家で独身最後の1日を過ごす物語。ナレーションを中尾、男を関、女を比嘉が演じる。ソワソワする女性と、落ち着き払った男性の淡々としながらも心の機微に触れ合うような様子を、関と比嘉が言葉として紡ぐ。二人が織りなす言葉に酔いしれていると、ラストとなる結婚式当日の二人の関係について、思わずハッとさせられる仕掛けが待ち受けており、会場がちょっとした驚きに包まれる。

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そして、『モノクロ兄弟』は10年ぶりに疎遠であった双子の兄弟が、同級生の女性の葬儀で再会する物語。3人が高校生の頃、弟は彼女に恋心を頂いていたが、彼女は兄に惚れていたという。二人は葬儀の帰りに居酒屋を訪れるが、そこには他界した女性の若い頃にそっくりな女性が働いていた・・・。兄を中尾、弟を関、女性を比嘉が演じる。中尾が「渋い話で、CDドラマにしたいぐらい」と評した作品で、中尾の渋い声と関の朗らかな声から、大人同士の哀愁漂うビターな物語が繰り広げられる。

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ギターの生演奏と、声のプロによる情緒豊かな声と表情により生み出される朗読劇。現実的な物語でありながら、しっとりと幻想的でもある言葉の旋律に魅了され、あっという間に時間が過ぎ去ってしまった。

テレビなどで一度は聞いたことのある“声”の神たちによる最高のエンターテイメント。Vol.2以降の開催も楽しみなライブイベントだった。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

(文/エンタステージ編集部)

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