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世界最先端の演劇&日本の人気劇団らが集結!「ふじのくに せかい演劇祭」とは?

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2017年4月28日(金)から5月7日(日)まで、世界の最先端で活躍する演劇人の作品が集まる「ふじのくに せかい演劇祭2017」が、静岡市街の数ヶ所にて開催される。さらに関連企画として、日本の人気劇団やパフォーマーが、静岡市街地で無料のストリートパフォーマンス(投げ銭制)を実施。森山開次、柿喰う客、少年王者舘、ひげ太夫ら、全16団体が参加する。

「ふじのくに せかい演劇祭」_宮城聰&タニノクロウ&ウォーリー木下&大岡淳.jpg

3月28日(火)には東京プレス発表会が開催され、宮城聰(演出家/SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)、タニノクロウ(庭劇団ペニノ/2016年岸田戯曲賞ほか受賞)、ウォーリー木下(演出家/ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズほか)、大岡淳(演出家・劇作家・批評家)の4名が登壇。

「ふじのくに せかい演劇祭」_タニノクロウ.jpg

中でもタニノが仕掛けるちょっと変わったパフォーマンス、観客参加型の『MOON』の内容が明かされると、会場は笑いに満ちた。予定では、観客300人は顔が覆われた宇宙服のようなヘルメットをかぶり、自然の中で電気を点けていくと言う。怪訝な顔をする記者らを前にタニノは「意味が分からないですよね・・・でも楽しいですから!期待していてください!」と力説。「今、劇場に300個のヘルメットが届いているんです。300個ですよ?その光景だけでも、かなりおもしろいですから、本番は絶対におもしろいです」と“300個”を繰り返し、会場を爆笑させた。

「ふじのくに せかい演劇祭_宮城聰&タニノクロウ&ウォーリー木下&大岡淳.jpg

ほか、ドイツ、シリア、フランス、イタリアなどから、各国の演劇界の先頭を走る演出家・アーティストによる作品が集められる。

「ふじのくに せかい演劇祭」_ウォーリー木下.jpg

ウォーリー木下は、静岡市街の路上4ヶ所で3日間上演される無料パフォーマンス(投げ銭制)のプログラム・ディレクターを務める。通りがかりの人もふらりと観られるようにと企画された本プログラム『ストレンジシード』は、大道芸フェスティバルなどの文化が根付く静岡の街にマッチしている。「ポップであること」を選定基準として全国各地から集められた、人気劇団・アーティストら16団体が、GWの街中を演劇で彩る。

【出演アーティスト】
森山開次×ひびのこづえ×川瀬浩介
柿喰う客
DAZZLE
off-Nibroll
少年王者舘
康本雅子+ミウラ1号
FUKAIPRODUCE羽衣
KPR/開幕ペナントレース
北尾亘(Baobab)×Shizuokaオリジナルダンサー
劇団短距離男道ミサイル
サクノキ
ひげ太夫
いいむろなおきマイムカンパニー
劇団壱劇屋
シルヴプレ
On7

「ふじのくに せかい演劇祭」_宮城聰&タニノクロウ&ウォーリー木下&大岡淳.jpg

また、5月7日(日)午前中には、ウォーリー木下の企画『RPCリアル・プレイ・シティ~プリンセス七間を取り戻せ!~』が商店街にて開催される。この企画は、参加者自身が“勇者”など自分の役柄を選び、静岡市外の七間町名店街を散策し、プリンセスを救うというリアルロールプレイングゲームとなっている。商店街の店主らの協力により、参加者は町の人と会話をして情報を得たりと、まさにRPGゲームのような企画となる予定だ。

「ふじのくに せかい演劇祭」_法王庁中庭.jpg

「ふじのくに せかい演劇祭」_宮城聰.jpg

また、「ふじのくに せかい演劇祭」の目玉でもある『アンティゴネ』(演出・宮城聰)は、71年続く世界最高峰の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」の公式プログラムとしてフランスに招かれることが決まっている。この上演、実は「演劇的事件」と言えるのだ。というのも、フランスでの上演会場は2,000人の観客を動員できる「法王庁中庭」。長い歴史において、アジアの劇団がこの場所でオープニングを飾るのは初めてとなる。高さ30メートル以上の壁で囲まれた会場では、客席後方から観た役者は豆粒サイズだろう。

「ふじのくに せかい演劇祭」_美加理&宮城聰.jpg

アンティゴネ役として出演する女優の美加理も登壇し、「人間を演じるっていうことはあまり考えないで、素直にその場に存在できるように」と意気込みを語った。フランス公演に先駆けて、日本では5月4日(木・祝)から5月7日(日)に、静岡県・駿府城公園の野外特設会場にて上演される。

そのほか「ふじのくに せかい演劇祭」では、演劇と静岡を味わい尽くす様々な関連企画も同時開催する。しりあがり寿らによるトーク、公園に出現する野外bar、富士山をバックに劇場スタッフとお茶摘み体験、町の集会所やお寺に宿泊する、期間限定ホームステイ型ゲストハウスなどの企画が目白押しだ。

「ふじのくに せかい演劇祭」は、4月28日(金)から5月7日(日)まで開催。場所は、静岡芸術劇場、舞台芸術公園、駿府城公園など、静岡市一帯となる。演劇も、静岡も、せかいもどっぷりと感じられるゴールデンウィークを過ごしてはいかがだろうか。

(取材・文・撮影/河野桃子)

(文/エンタステージ編集部)

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