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ノゾエ征爾が北九州に滞在し描きあげた新作『しなやか見渡す穴は森は雨』が3月10日より東京にて上演

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北九州芸術劇場では、演劇界の第一線で活躍する劇作家・演出家が約1ヶ月間北九州に滞在し、オーディションで選出された北九州・福岡を中心に活躍する役者、またスタッフと“北九州”をモチーフに創り上げた作品を全国へと発信するプロデュース公演を制作。その第9弾となる『しなやか見渡す穴は森は雨』の東京公演が、2017年3月10日(金)から3月12日(日)まで東京・あうるすぽっとにて上演される。

このプロデュースシリーズでは、2008年の『青春の門 放浪篇』(原作:五木寛之/脚本・演出:鐘下辰男)に始まり、近年では2012~2013年の『LAND→SCAPE/海を眺望→街を展望』(作・演出:藤田貴大)、2014年・2016年の『彼の地』(作・演出:桑原裕子)など次々と話題作を生み出してきた。

最新作を手掛けたのは、第56回岸田國士戯曲賞受賞、昨年は蜷川幸雄氏の意を継ぎ大群集劇『1万人のゴールド・シアター2016』を手掛けた劇団はえぎわ主宰のノゾエ征爾。ノゾエは、1月中旬より北九州で滞在制作を行い、北九州というまちの空気、そしてそこに生きる人々と交流しながら新作を描きあげた。

『しなやか見渡す穴は森は雨』舞台写真_2

2月26日(日)から3月5日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 小劇場にて披露された本作で描かれていたのは、それぞれに“生きづらさ”を抱えた16名の男女の、悲痛ながらもおかしみを誘う愛の叫び。碁盤目状の“行きづらい”舞台の上を人々が縦横無尽に往来する中、やがて一筋の光が見出される・・・。そんなノゾエならではの“ラブ&ユーモラス”に満ちた鮮やかな世界と、北九州の混沌とした空気が溶け合った唯一無二の作品に仕上がっている。

出演者は椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、中薗菜々子、山中志歩、片渕高史(宇都宮企画)、三好美優(劇団ルアーノデルモーズ)、脇内圭介(飛ぶ劇場)、高山実花(モンブラン部)、鈴木隆太、青木裕基(飛ぶ劇場)、中前夏来、橋本隆佑(超人気風族)、森川松洋(バカボンド座)、梨瑳子、原岡梨絵子(劇団ショーマンシップ)、荒巻百合、目次立樹(ゴジゲン)。

『しなやか見渡す穴は森は雨』舞台写真_3

上演にあたり、作・演出のノゾエよりコメントが届いている。

◆ノゾエ征爾(作・演出)
その町にまつわる物語や、滞在創作などは、ともすると、外国人が見たニッポンのようなものになりかねません。
当初は、東京を舞台に、そこで暮らす人々、結果的にみんな北九州という同郷だったという設定で構想を進めていましたが、滞在しているうちに、どうも何かが心地悪くなってきました。もう北九州の町での話でいいではないか。と決断するも、部屋で書いては、稽古場に向かう道すがら、この町に跳ね返される。この町の生活者たちに響くようなものになっていない。ごちゃごちゃ感がたまらないこのエネルギッシュな町に拮抗する力。を見出したい。北九州が好きになればなるほど、その想いは強まります。好きな人には、誠実でいたい。それと似た感覚でしょうか。
観劇して泣き笑いするこの町の人々を観て、どこかで少しは行き着けたのかなと感じております。これがまた東京ではどう響くのか。楽しみにしております。

北九州芸術劇場プロデュース『しなやか見渡す穴は森は雨』東京公演は、3月10日(金)から3月12日(日)まであうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて上演される。

(写真/藤本彦)

(文/エンタステージ編集部)

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