柚希礼音、『REON JACK2』で上野水香と妖艶なタンゴ 「不思議な化学反応が出れば」公開稽古レポート


2015年に宝塚歌劇団を退団、その後もミュージカルや舞台に精力的に出演し続けている柚希礼音のソロコンサート『REON JACK』が、新たな変貌を遂げ、『REON JACK2』として1年ぶりに帰ってくる。3月2日(木)には、公開稽古と囲み取材が都内の稽古場で行われ、柚希はメジャーデビュー1stミニアルバム「REONISM」収録曲の「Two Snakes~feat.NAOTO」を、振付家でありダンサーでもある大村俊介(SHUN)と共に、「リベルタンゴ」を東京バレエ団の上野水香と共に、圧巻のダンスと歌で表現してみせた。

『REON JACK2』ビジュアル

『REON JACK2』は、柚希が自身の持ち歌やカバー曲、そしてダンスナンバーを披露するソロコンサート。モーリス・ベジャールやローラン・プティなど、一流の振付家に認められ、世界のトップダンサーたちと数々共演しているバレリーナの上野(東京・大阪公演のみ出演)、ジャンルの壁を越えて活躍するダンサーで、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の死のダンサー役でも注目を集めた大貫勇輔、振付も担当する大村、前回の共演でも記憶に新しいクリスティアン・ロペス、そしてストリートダンサーのYOSHIE(福岡公演のみ)といった豪華ダンサーたちとの共演で、アーティスティックに魅せる。

柚希礼音&大村俊介(SHUN)

柚希礼音&上野水香

この日の公開稽古では、恋愛のダークな部分を描いた歌「Two Snakes~feat.NAOTO」に合わせ、柚希と大村が絡み合うようなダンスを披露。さらに、上野とはジャンルの違う二人だからこそ作り上げられる、これまでにないタンゴを見せた。今回の公演では、これら2曲以外にも、柚希と大貫、クリスティアン・ロペスの3人によるアクロバティックなタンゴナンバーも披露されるという。

柚希礼音

柚希は、「『REON JACK』はたくさんの方が見にきてくださって、とても幸せだったので、『~2』ができることがうれしいです。前回は、アットホームなものを作りたいと思ってあの形になったんですが、今回は中身の濃いものを作りたいと思っています」と今回のコンサートへの思いを語る。そして、「スペシャルなダンサーの方々にもいっぱい出ていただいて、たくさん挑戦をして、いいものを見たぞと思ってもらえるようなショーにしたいと思っています」と力強く宣言した。

柚希礼音&上野水香_2

スペシャルダンサーたちの中でも、上野とのダンスは格別なようで、「バレエをしている人にしてみれば、『一緒に踊れるなんて信じられない』とお思いになる方。私も信じられません。不思議な化学反応が出たらいいなと思っています」と語る。稽古では、互いに教え合うこともあるそうで、「二人共にとって刺激的な稽古場になっています」と、柚希は笑顔を見せた。

柚希礼音&上野水香_3

この日、披露した上野との「リベルタンゴ」では、柚希が男役さながらリードしながら踊るシーンが随所に見られたが、柚希は「私がリードさせていただくなんて・・・自分としてもこういう振りになるとは思わなかったので、すごく新鮮で、感激しております。せっかくこういう振りが入ったので、(女性役も男性役も)どっちもやるぞという思いです」と意気込んだ。

柚希礼音ソロコンサート『REON JACK2』は、3月23日(木)から3月26日(日)まで大阪・梅田芸術劇場、3月30日(木)から31日(金)まで東京・パシフィコ横浜国立大ホール、4月19日(水)から4月20日(木)まで福岡・福岡市民会館で公演する。

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