蒼井翔太主演『スマイルマーメイド』公開ゲネプロレポート!「美しさ」と「儚さ」が交錯する新説・人魚姫とは・・・?!


蒼井翔太が主演するシリーズ「It’s SHOWTA-im!」の第2弾『スマイルマーメイド』が、12月1日(木)に東京・シアター1010にて開幕した。今回の物語は、蒼井の発案で生まれた内容となっており、蒼井流“人魚姫”の愛の行方が描かれる。初日前日には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、蒼井翔太をはじめ、加藤清史郎、原田優一、荒木宏文、宮城紘大、唐橋充、吉田メタル、秋本奈緒美が登壇した。

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現代に生きる最後の人魚マリナ(蒼井)は、父であるラグーナ王国の海王ポセイドン(唐橋)とその妻ジュジュ(秋本)から、ルカン王国王子でサメのルカ(宮城)との婚姻を進められていた。外の世界で自由に生きることを夢見るマリナだったが、その思いは唯一の友人であるイルカの宮廷道化ドーフィン(原田)にしか、打ち明けられないのであった。

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そんなある日、地上にあるドラン国の王子ケント(荒木)は、愛犬のパブロ(加藤)を連れてヨットで海に出る。そこでケントは、海の底から聞こえる不思議な歌声が耳にする。声のする方へ舵を進めるケント。しかし突然海が渦巻き、ケントとパブロは海中へと引きずりこまれてしまう。

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ケントが目を覚ますと、傍には人魚のマリナが。ケントはマリナの存在に驚きつつも、その美しさに魅せられる。またマリナも心美しいケントに惹かれ、たちまち二人は恋に落ちた。生まれて初めて、真の愛に目覚めたマリナ。しかし、彼女を海の魔女スネイキア(吉田)が、マリナの心に入り込むのであった・・・。

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本作の見どころは、何と言っても蒼井のK点越えの美しさだろう。物語は、空中に高く浮かんだゴンドラに乗った人魚姫マリナの歌唱で幕を開けるのだが、神秘的な旋律の主題歌「Endless Song」を歌う蒼井を、揺れる深いエメラルドブルーの光が照らし出す様は、マリナの絶対的な“美”を冒頭から決定づける。ゴンドラから長くしなやかに衣装がたゆたうその光景は、おそろしいほどに美しい。

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また、蒼井を取り巻く魅力的なキャラクターからも目が離せない。囲み取材の中で「(蒼井さんが)平気でその辺で着替えようとするので、心配で、心配で!」と語っていた秋本はマリナの母ジュジュとして、優しさと時に辛辣な物言いで存在感ある母親を演じ、父ポセイドン役の唐橋は威厳たっぷりの佇まいで、海王として、父として、絶対的な存在感を示す。

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イルカの宮廷道化ドーフィンを演じる原田は、囲み会見で「海に迷い込んできた清史郎くん演じる犬のパブロとコンビを組んで、跳んだり跳ねたりしているので・・・どんどん痩せていっています(笑)!」と笑っていたが、その言葉を裏付けるように舞台上を常にコミカルな言葉遣いと動きで盛り上げる。また、犬のパブロ役である加藤の人懐っこいキャラクターと原田と息のあったコンビネーションが、物語をさらにユーモラスに導いていく。この二人の掛け合いにも注目していただきたい。

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「きちんとラブストーリーとして提示したい」と語っていた王子ケント役の荒木は、同じくマリナに恋をするルカン王国のサメの王子ルカを演じる宮城との三角関係で、観客を想像もできない恋の深淵へと誘う。また、海の魔女スネイキアを演じる吉田メタルは、たじろぐほどの不気味な魔女っぷりを発揮している。

会見の最後に「人魚姫が人を愛すると、どういう“愛”になるのか。色々と想像を掻き立てられる作品になっていると思いますので、人魚の“愛”を目に焼きつけてください」とメッセージを送っていた蒼井。この蒼井が導く「美しさ」と「儚さ」が交錯する新説・人魚姫の姿を、ぜひ多くの方に目撃していただきたい。

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It’s SHOWTA-im!vol.2『スマイルマーメイド~The SMILE MERMAID~』は、12月5日(月)まで東京・シアター1010にて上演。その後、12月10日(土)から12月12日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて公演が行われる。

(C)スマイルマーメイド製作委員会

(取材・文・撮影/大宮ガスト)

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