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志尊淳が白井晃演出『春のめざめ』で主演!共演は大野いと、栗原類

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2017年5月から上演される『春のめざめ』で、志尊淳が主演することがわかった。本作は、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督として、近代戯曲を現代に蘇らせるシリーズに取り組んでいる白井晃が、構成・演出を手掛ける。これまで、KAATにて『ペール・ギュント』『夢の劇ードリーム・プレイー』『マハゴニー市の興亡』などを上演してきた白井は、かねてからドイツの劇作家フランク・ヴェデキントの、この名作戯曲の上演を熱望していたという。

主演を務める志尊は、2014年に出演した『烈車戦隊トッキュウジャー』で主演し、映画『帝一の國』の公開や約14年ぶりのTVドラマ化となる『きみはペット』の主役が控える若手注目株。本作で初の舞台主演を果たす。志尊が演じるのは、物語の中心人物となるメルヒオール役。思春期の少年たちの性の目覚め、大人や社会との葛藤、苦悩を表現する。

志尊淳演じるメルヒオールの同級生で、ヒロインのヴェントラ役には、連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)でGMTのメンバーの一人を演じ、映画『雨にゆれる女』でヒロインを務めた大野いとが決定。さらに、本作オーディションに参加した栗原類が、白井の目に留まり、メルヒオールの友人で作中重要な役割を担うモーリッツ役に抜擢された。この他の友人役には、小川ゲン、中別府葵、北浦愛ら、若手俳優を起用。また、若者たちを抑圧する両親や学校の先生役に、あめくみちこ、那須佐代子、河内大和、大鷹明良といったベテラン勢が揃った。

上演発表にあたり、構成・演出の白井と、志尊、大野、栗原からコメントが届いている。

◆白井晃(構成・演出)
2017年度の芸術監督の最初の作品として、フランク・ヴェデキントの『春のめざめ』を選んだ。それには二つの理由がある。一つは、100年以上も前に書かれた作品でありながら、全くもって変わらぬ若者の生や性への葛藤が描かれているからに他ならない。少年、少女は他者との対峙を通じて、やがて社会へ組み込まれて大人になってゆく。その過程は、青く稚拙な戦いではあるが、それは自己を形成する上で最も重要なことでもある。若い観客がこの作品に接する時と、大人の観客の視線とは自ずと違ってくる。それは、自分自身がそうであり、今の自分の感覚がこの作品をどのように捉え直せるかという興味が一際大きいのだ。
もう一つは、この作品が書かれた、19世紀後半の社会の空気が、不思議と現代と似ているように思えてならないからだ。産業革命による経済体系の変化は、人々の暮らしや、国家の在り方まで変化させて行った。それが、まさに相似形をなして、しかももっと大きなうねりとなって現れているように思える。少年、少女たちが通う、ギムナジウムを取り巻く環境はとても危うい。それは大人たちが作った社会であり、まさに現代の子どもたちがおかれている状況と酷似している。
今回、舞台経験の少ない若い俳優たちと、この作品の創作に挑むことにした。それは、彼らの存在そのものが持つ、生への憂いと喜びを、誠実に現わすことができるのではないかと思ったからだ。彼らは、まだ保育器の中にいる。そして、外気の危険を感じながら葛藤している。そんな様子がリアルに立ち上がればと願っている。

◆志尊淳(メルヒオール役)
今回『春のめざめ』で主演のメルヒオール役をやらせていただきます。
この物語は、思春期の男女が自分の成長に戸惑い、葛藤しながらも強く成長していく姿が描かれています。メルヒオールとは年齢も近く、思春期の悩みや葛藤は共感できる部分がたくさんあると思うので、彼の気持ちに寄り添いながら丁寧に演じていきたいと思っています。
白井晃さんの作品を何度か拝見させていただき、白井さんは言葉で表現できない繊細さや雰囲気を持った作品を創られているイメージがあります。舞台経験のあまりない自分にとってプレッシャーを感じる部分もありますが、大野さんや栗原さんをはじめとする、たくさんの素敵なキャストさん、スタッフさんに囲まれている事に感謝しながら良い作品を作り上げられるよう、精一杯がんばります。

◆大野いと(ヴェントラ役)
思春期の男女がどのように"性"というものを知っていくのか、そしてどのように受け止めていくのか、発表された当時は問題作とされていましたが、ミュージカルとして人気を博したこの作品に、今回携わることができてとても気持ちが入ります。
白井晃さん演出の『マハゴニー市の興亡』を拝見させていただいたのですが、ユーモア溢れる演出に引き込まれました。白井晃さんや志尊淳さん栗原類さんたちと一緒に、この作品を作り上げることが、今、とても楽しみです。
今年二度、舞台の上に上がらせて頂いたのですが、まだまだ未熟者ですので、白井晃さんやスタッフさん、役者の皆さんの力をお借りしながら、全力を尽くします。どうかみなさん楽しみにしていて下さい。

◆栗原類(モーリッツ役)

3年前の冬に朗読劇で今作をやらせていただき、今回ストレートプレイ版に出演させていただくことは、恐らく何かの縁だと僕は感じました。志尊淳さんとはずっとバラエティ番組で共演していたのですが、今回初めて一緒にお芝居で仕事ができるのが楽しみです。白井晃さん演出の舞台にはいつか出していただきたいと思っていたので非常に光栄です。白井さんver“春めざ”がどのように展開されて、化学反応を生み出すか僕も楽しみです。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『春のめざめ』は、2017年5月にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。チケットは、2月18日(土)より一般発売開始。

その後、京都、兵庫、北九州を巡演予定。
【京都公演】5月27日(土)・5月28日(日) ロームシアター京都 サウスホール
【兵庫公演】6月10日(土)・6月11日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【北九州公演】未定

(文/エンタステージ編集部)

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