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倉持裕×横山裕(関ジャニ∞)で手塚治虫の異色作『上を下へのジレッタ』を初舞台化!

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2017年5月に東京、6月に大阪で妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』が上演されることが決定した。原作は、1968年に「漫画サンデー」(実業之日本社)にて連載されていた手塚治虫の漫画。手塚作品の中でも“知る人ぞ知る異色作”の初舞台化を手掛けるのは倉持裕。主演は、関ジャニ∞の横山裕が務める。

漫画では、マスコミ社会を舞台に様々な角度から湧き出る人間の欲望を風刺。今では現実となったヴァーチャル・リアリティの世界を“ジレッタ”と称して独特の表現で創り出すなど、作品には手塚らしい文明批判がしっかりと込められている。

横山が演じるのは、自称・天才TVディレクターで、常に野心満々、己の欲望に飲み込まれて破滅するエゴイスト・門前市郎。脚本・演出を手掛ける倉持は、“妄想歌謡劇”と銘打ち、音楽劇とは一味違う、歌とダンスを取り入れた新ジャンルの演劇として、このダークヒーローの物語を打ち出す。

上演決定にあたり、倉持と横山からコメントが届いた。

倉持裕

◆倉持裕(脚本・演出)
今回の原作である「上を下へのジレッタ」に出会ったのは、もう30年以上前、僕がまだ小学生の頃でした。作中の「ジレッタ」と呼ばれる荒唐無稽で少しエロティックな妄想世界にドキドキしたのを覚えています。その興奮と、「ジレッタ」を利用して成り上がろうと動き回る主人公・門前の魅力は、いつまでも頭から離れず、今の僕のドラマツルギーは確実にその影響を受けています。混沌から生まれるおもしろさへの興味、エンタメの主人公は常に能動的であれという信条などは、すべてこの「ジレッタ」からの影響だと思うのです。巨大メディアのテレビがかつての勢いをなくし、ネットが世界を席巻する今、現実よりも妄想に耽ろうとする人間たちを描いたこの「ジレッタ」は、むしろ発表当時よりも批評性を増し、観客の目に生々しく映ることでしょう。主人公の門前を演じる横山裕さんには、目的達成のためには手段を選ばず猛進する野心家の顔と、プライドの高さゆえに傷つきやすい顔の両面を、楽しんで演じ分けてもらえたらと期待します。

◆横山裕(主演)
原作漫画を読んで、連載された1968年という時代にこんなブッ飛んだ世界観が描かれていたことにまず驚き、これをどうやって舞台化するんだろう!?と興味が沸きました。主人公がダークヒーローだというのもおもしろさの一つだと思います。このアクの強いキャラクターの成り上がり、堕ちていく姿があまりにも生々しくて・・・。門前市郎という人はすごく人間らしくて、自信家なんでしょうね。自分と照らし合わせた時に、僕はここまで我が強くないし、もっと気を遣って生きてるからなあ・・・と気後れしましたけど(笑)。でもだからこそ憧れるし、やってみたいな!と強く思いましたね。
倉持さんの舞台『家族の基礎』を拝見して、そのおもしろさに、とても緻密な計算のもとにモノ作りをされる方なんだろうなと感じました。その時「すでに『上を下へのジレッタ』の舞台の世界観は見えている」とおっしゃっていたので、もうこの人について行こう!と。倉持さんの世界と手塚治虫さんの世界が交わって、どんな化学反応が起きるのか楽しみですし、僕にとっても挑戦の舞台です。まだ明確に何とは言えませんが、そこに向かって今もがんばっているので、新しい横山裕を見せられるんじゃないかなと。僕自身、期待を持って楽しく作品に身を委ねようと思っています。

妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』は、2017年5月に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、6月に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

(文/エンタステージ編集部)

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