『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』開幕!より進化したドSヴァンパイアたちが色気を見せつける


CD、ゲーム、アニメと展開し、女性を中心に絶大な人気を誇る「DIABOLIK LOVERS(ディアボリックラヴァーズ)」、通称“ディアラヴァ”。2015年に舞台化され、好評を博した作品が『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』と題し、2016年8月24日(水)より東京・クラブeXで再演されている。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、よりパワーアップした“ディアステ”の世界が明らかになった。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_6

本作は、物語に出てくる男性陣がすべてヴァンパイア、かつ、ドSという乙女心くすぐる設定のもと、一人の女性がそのヴァンパイアから“吸愛”されるエンターテインメント作品。6人6様のドSヴァンパイア、逆巻6兄弟には山崎大輝(アヤト役)、井深克彦(ライト役)、安里勇哉(シュウ役)、高崎俊吾(レイジ役)、土井一海(スバル役)が前作から続投し、カナト役としてミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンの不二裕太役で知られる大原海輝が新たに加わった。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_3

今回上演されるクラブeXは、円形ステージで知られる劇場だ。客席が360度に広がる特徴的な劇場であり、そのために初演にはなかった広がりを感じさせる演出が多用された。キャストたちがあちこちから登場しては捌け、座る席によって見える仕草なども変わる。それゆえ、観る側の想像力が膨らみ、より物語に深くのめり込むことができる。また、その独特な形状のステージゆえ、セットもシンプル。一層キャストたちの演技に集中できると共に、役者の演技も深いものとなった。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_8

囲み取材で安里は、「全員(円形劇場での公演は)初めてなので、普段と違う動きを(身体に)落とし込むのは大変でした」と苦労を明かしながらも、「どこから見るかによって表情が違ったり、見えたり見えなかったり・・・何度観ても楽しめる舞台になっていると思います」と新しい会場での見せ方に自信をのぞかせた。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_2

また、山崎は「初演でやり残したと思ったことがあったので、今回はやり残すことのないようにしたいです。楽日まで突っ走ります」と力強く意気込んだ。自身の役どころについては、「いつも一番でなくてはいけないという心の闇を持っているオレ様キャラです。その中でも(高宗歩未演じる)ユイちゃんに対しては、特別な独占欲を見せます。なぜ“オレ様”になっているのかという部分も、大切にしながら演じたいと思います」と語った。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_4

さらに、今回から本作に出演する大原は「普段から『カナトならどうしているか』というのを考えてきました。一番吸血シーンが多いので、そのシーンの変化やカナト自身が変わっていくところを見て欲しいです」とアピール。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_5

井深は「自分にしか出せない色っぽさを出したいです」、安里は「今回シュウがレイジに対し殺意をむき出しにするシーンも加わっているので、一番人間っぽいところがあるんじゃないかなと思っています。ふとしたタイミングで見せる、そんな場面も観てもらいたいです」、高崎は「レイジはクールでまとめ役になっていますが、シュウに対する憎悪が初演よりも出ています。人間味を見せられるシーンもあるので、そこを見せていきたいです」、土井は「スバルは普段の僕に似ているところもあるので、僕と見比べていただけたら」とそれぞれの見どころを語った。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_7

新たなシーンも加わり、初演よりもさらにパワーアップした本作。もちろん、原作やアニメにもあるドキドキの吸血シーンも健在で、ドSなヴァンパイアたちに再び心奪われること間違いなしだ。

舞台『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』は8月24日(水)から8月28日(日)まで東京・クラブeXにて上演。

『DIABOLIK LOVERS~re:requiem~』公開ゲネプロ_9

※高崎俊吾の「高」は「はしごだか」、「崎」は「大」の部分が「立」が正式表記

(C)Rejet・IDEA FACTORY/DIABOLIK LOVERS MB PROJECT
(C)舞台「DIABOLIK LOVERS」製作委員会

(取材・文・撮影/嶋田真己)

チケットぴあ
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