ケラリーノ・サンドロヴィッチ×古田新太企画第三弾!成海璃子、賀来賢人も参戦!ナンセンス・コメディの連打から、衝撃のラストシーンへ!


2016年7月24日(日)、東京・本多劇場にて舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』が開幕した。この公演は、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチが作・演出、俳優・古田新太が座長としてタッグを組み、2007年、2011年と上演した、通称”KERA古田企画”と言われるシリーズの第三弾である。

舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』開幕レポート_2

“大人たちが全力でバカバカしいことをやる企画”を標榜し、実力派俳優たちが、ナンセンス・コメディに本気で挑む本企画。毎回チケットは完売となり、新作を心待ちにしている熱烈なファンが数多くいる。

『ヒトラー、最後の20000年~』では、破天荒に見えながら緻密な笑いの構造をもつナンセンスを、実力派俳優たちが全力で演じている。ストーリーの脈略を破壊しながら展開する、オフビートの笑いと悪ふざけの連打に、笑い疲れてしまう観客もいるかもしれない。また、今回の公演には、シリーズ第一作から出演しているレギュラー陣に加え、成海璃子と賀来賢人というフレッシュなメンバーが参加している。

舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』開幕レポート_3

物語では、古田新太演じるアラータと犬山イヌコ演じる助手のアルジャーノンが登場。彼らは前回公演『奥様お尻をどうぞ』に登場したキャラクターで、二人が起こす騒動が描かれる。二人が出会う少女アンネ役の成海は、彼女の透明感溢れる美しさからは想像がつかないナンセンスなセリフを繰り出し、他では見られない魅力を発揮している。劇団☆新感線『五右衛門vs轟天』で古田と共演し、コメディ作品で鮮烈な印象を残した賀来は、成海扮するアンネに恋する青年・ガブリエルを演じるが、今回次々と降り掛かるあり得ない設定を、生き生きと演じている。

そのほか、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、山西惇という、レギュラーメンバーの高い実力とチームワークで、観客は“ナンセンス地獄”に誘われてゆく。

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座長の古田は初日を迎えるにあたり、「今までの作品の中で最凶の作品に仕上がりました。がっかりしに、是非見に来て下さい」と抱負を語った。タイトルにある“ヒトラー”は登場するのか、しないのか。古田は、恒例のブリーフ一丁になるのか、ならないのか。物語は衝撃のラストシーンに向かってゆく・・・。大人たちの悪ふざけを、ぜひ劇場で確かめてほしい。

舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』は、8月21(日)まで東京・本多劇場で上演。その後、地方公演が行われる。なお、当日券は各公演販売される予定(日によって枚数は異なる)。

◆公演情報
cube presents
『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』
【作・演出】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇

【東京公演】7月24日(日)~8月21日(日) 本多劇場
【北九州公演】8月27日(土)・8月28日(日) 北九州芸術劇場 中劇場
【大阪公演】9月1日(木)~9月4日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【新潟公演】9月10日(土)・9月11日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場

公演の詳細はこちら
http://cubeinc.co.jp/stage/info/kera-furuta16.html

(撮影:引地信彦)

チケットぴあ
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