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市村正親、完全復活でブロードウェイデビュー!?そしてユカイは「ロックンロール!」ミュージカル『ミス・サイゴン』製作発表レポート!

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2016年10月19日(水)に帝国劇場で初日を迎える『ミス・サイゴン』。ベトナム戦争時、サイゴン陥落の戦火の中で運命に翻弄される人々の姿を描いたグランドミュージカルだ。6月20日(月)に行われた本作の製作発表ではプリンシパルとアンサンブルのキャスト総勢56名が登場し、華やかな歌唱披露とともに、それぞれが出演にかける意気込みを語った。

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この日の製作発表は劇中で歌われる「火がついたサイゴン」でスタート。56名の迫力ある歌声で『ミス・サイゴン』の熱くパワフルな世界が甦る。

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初演から25年に渡ってエンジニア役を務め、今回がファイナルとされる市村正親は「初演からずっとエンジニア役をやらせていただいて、感慨深いものがあります。2年前の公演では胃がんが見つかり、稽古場で共演者の皆を前に“必ず戻って来るから”と伝えました。今回“ファイナル”と言っていますが、これまでも“ファイナル”と言いつつ帰ってきている作品もあります(笑)。今から28年前、宝塚劇場の稽古場でマッキントッシュや(演出の)ニコラス・ハイトナー、シェーンベルク、アラン・ブーブリルの前で『生き延びたけりゃ』を歌ったのですが、その時僕は劇団四季を退団して“この役を勝ち得なければ自分の今後の舞台生活はない”…そんな思いでいっぱいでした。その僕の姿を見た海外スタッフが“ドアを開けた瞬間からエンジニアだった”と言うくらい、あの時はこの役を掴みとることに必死だったんだと思います。あれから28年を経ての今回、改めてエンジニアがベトナム人とフランス人の間に生まれたハーフであることを強く胸に置き、ベトナム戦争の中、彼が必死に生き抜いていく姿を演じられたらと思っています。そうすれば今後、どんな新しいエンジニアが来ても僕を超えることはできないと思いますので(笑)。生きている限り、この役を精一杯演じさせていただきます」と、途中で軽やかな笑いを交えながら、作品や役に対する思いを語った。

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今回が大型ミュージカル初参戦となるダイアモンド☆ユカイは「ハロー、サムシング!」と会場の笑いを取り「製作発表のリハーサルの段階でキャストの皆さんの歌声に感動しました!…が、感動している場合じゃないですね(笑)。この俺が…いや、私がこの中で一番新参者であることは間違いありませんので、何とか頑張りたいと思います。30年間ロックンロールをやってきましたが、ミュージカルはド素人です。そうさ男は男だぜ、俺は俺♪(と、劇中の一節を歌う)ベトナム戦争のさなか、サイゴンやバンコクでしぶとく生き続けるエンジニアの如く、しぶとく皆さんについていきたいと思っております。ロックンロール!」と個性的なコメントで場を沸かせた。

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また、前回の公演時に3回目のオーディション挑戦でエンジニア役を得た駒田一は「実は前回の公演の半分くらいは記憶がありません。エンジニアという役は、その時代を懸命に、必死に生き延びる役なんですが、前回は役者・駒田一ががむしゃらに生き延びようとした記憶ばかりが残っています。なので今回は、もう少し地に足を着け、エンジニアをしっかり演じられればと思っています。今回は市村さんが側にいてくれます…そしてユカイさんが新しく参加してくれます。また更に面白い作品になると思いますので、劇場に足をお運び下されば幸いです」と感慨深げに語っていた。

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イギリス・ウエストエンドの舞台でキム役を演じたキム・スハと、ジョン役のパク・ソンファンも日本語で挨拶。カンパニーやオーディエンスから温かい拍手を贈られていた。

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プリンシパルの挨拶に続いては20分間ノンストップの歌唱披露。ヒロイン・キムとアメリカ兵のクリスが愛を確かめ合う「世界が終わる夜のように」、サイゴン陥落時の混乱が迫力ある重唱で表現される「時が来た」、戦争後、クリスと結婚したアメリカ人の妻エレンが歌う「今も信じてるわ」、戦争の混乱を乗り切ろうとするエンジニアの「生き延びたけりゃ」、キムが息子のタムを想って歌いあげる「命をあげよう」、第二幕の冒頭でジョンが訴える「ブイ・ドイ」、そしてエンジニアがアメリカへの思いを歌う「アメリカン・ドリーム」と、7曲のナンバーが製作発表のスペシャルバージョンメドレーとして披露され、“サイゴンファミリー”の熱い絆とチームワークを感じさせる時間となった。

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製作発表終了後の囲み会見では市村が「前回は胃がんで途中降板になってしまいましたが、今回はガンガンいきますよ!」と明るくアピールし、更に「もうじきウエストエンドでの公演が終わり『ミス・サイゴン』はブロードウェイで上演されます。と言うことは、僕もブロードウェイデビューかな」と半ば本気(?)の意気込みをみせた。

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ミュージカル『ミス・サイゴン』は2016年10月19日(水)から11月23日(水・祝)まで帝国劇場にて公演。東京公演終了後は岩手、鹿児島、福岡、大阪、名古屋での各地でも巡演予定。

(取材・文/上村由紀子)

(文/エンタステージ編集部)

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