濱田めぐみ活動20周年!ソロミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』が開幕


6月10日(金)、東京・新国立劇場 小劇場にて、ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』が開幕した。ミュージカル界の歌姫・濱田めぐみが自らの芸能生活20周年という節目の年に挑む本作は、巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲した唯一の一人舞台であり、今回が日本初上陸となる。この初日を前にした6月9日(木)に会見が行われ、濱田(主人公・エマ役)と市川洋二郎(演出・翻訳・訳詩)が意気込みなどを語った。

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本作について、濱田は「ミュージカルなんですけど、自分の感覚では一人芝居に近い感じですね。すべてを自分のパフォーマンスで埋めるというのは今までにない新しい感じで、そこに慣れるのに少し手間取りました」と苦労を明かす。さらに、「こういったテイストの作品は今までの日本の演劇界にはなかったので、それをご紹介するという面もあります。題材的にも役者として本当に勉強になることが多い作品なので、私以外の方にもやってみて欲しいですし、そうやって今後も上演が続いてくれることが一番の成功というか、やった意味があるなと思います」と、この先の展望についても語った。

続いて、市川は「なかにはコンサートのような形式もあったりと各国で様々なバリエーションで上演されていますが、日本のお客様が親しみやすいよう、内面を作りこんだオリジナル版です」と内容についてコメント。「実際にオリジナル版の作家と会って、直接話をしながら作り上げた」と自信を見せた。

『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』

また、劇団時代からの知り合いではあるものの今回初めてタッグを組んだ二人。稽古を振り返っての印象については、「劇団にいた時から印象は変わらないです。友達のような感覚で、稽古でも気負うことなく話し合いが出来ていました」と濱田。これについて市川も「僕も、おかしいところは“そこ変だよね?”って普通に言っていましたし、それでなんの問題もなかったですね。非常にスムーズにできたと思います」と、お互いに相性の良さを認めているようだ。

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そして会見の最後、濱田からは「劇場に入った瞬間から、いろんなことをとりあえず脇に置いて、作品の世界にどっぷりと浸かって欲しいです。舞台の中で小さな感動や発見をしたり、『エマも頑張っているし、私も頑張ろう!』みたいな感じに小さな光の一粒を受け取ってもらえたら」と観客へ向けたメッセージがあり、市川は「エマは今までめぐさん(濱田)がやってこられたような魔女や大女優だったりするわけではないですが、だからこそお客様一人ひとりの隣に寄り添ってくれます。彼女と一緒に悲しみや喜びを感じて、“明日からまた頑張ろう”という風に思っていただければいいなと思います」と、作品への想いを伝えた。

女優・濱田めぐみが活動20周年の年に贈る渾身のソロミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』は、6月26日(日)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて上演。

ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』
2016年6月10日(金)~6月26日(日)新国立劇場 小劇場
エマ役 濱田めぐみ
企画制作 ホリプロ

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