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長塚圭史三度目の挑戦、葛河思潮社『浮標』田中哲司×原田夏希で今夏上演

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1940年に初演された三好十郎の『浮標(ぶい)』。この傑作戯曲を葛河思潮社が今夏上演する。葛河思潮社は、劇作家・演出家の長塚圭史が演劇のさらなる可能性を探るべく立ち上げたソロプロジェクトで、自身の作品にこだわらず、日本の既存の戯曲や海外からの翻訳戯曲、さらには原作小説からの戯曲化など、あらゆる素材から演劇作品を創り出している。

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長塚はこの戯曲を2011年1月ロンドン留学中に号泣しながら読んだといい、同年帰国後、葛河思潮社の旗揚げ公演として本作を上演。さらに、2012年9月から10月にも再演し、今回で三度目の挑戦となる。

戯曲に綴られているのは、泥沼の日中戦争の影が忍び寄る背景の中で生きる市井の人々の言葉。主人公である洋画家・久我五郎は、自己の芸術を信じ、肺を病む妻の美緒を看護しながら貧困と闘っている。彼を排する低俗な画壇、財産の譲渡を迫る家族など、苦境のうちに妻の病気は次第に悪化していく。戦地へ赴く親友が五郎を訪ねた数日後、その献身的な努力もむなしく美緒の病状が急変。その枕元で、五郎は万葉の歌を必死に詠み上げる―。

主演には、旗揚げ公演、再演に続き田中哲司が三度挑む。妻役には原田夏希が決定した。このほかの出演は、佐藤直子、谷田歩、木下あかり、池谷のぶえ、山﨑薫、柳下大、長塚圭史、中別府葵、菅原永二、深貝大輔(戯曲配役順)。

葛河思潮社『浮標』は、2016年8月4日(木)神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>での上演を皮切りに、愛知、兵庫、三重、福岡、佐賀、東京にて公演が行われる。日程の詳細は、以下のとおり。

【横浜公演】8月4日(木)~7日(日) KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ> 
【豊橋公演】8月11日(木・祝) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【兵庫公演】8月13日(土)・8月14日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【三重公演】8月20日(土)・8月21日(日) 四日市地域総合会館 あさけプラザホール
【福岡公演】8月28日(日) 北九州芸術劇場 大ホール
【佐賀公演】8月30日(火) 佐賀市文化会館 中ホール
【東京公演】9月2日(金)~4日(日) 世田谷パブリックシアター

(文/エンタステージ編集部)

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