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ナレーションに森山未來を迎え “いま、最も忙しい振付家” シェルカウイの密着ドキュメンタリーをWOWOWで放送

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WOWOWでは、独創的かつ革新的な演出・振り付けで、世界中に衝撃を与え続けているシディ・ラルビ・シェルカウイの最新公演『フラクタス5』に稽古から密着したドキュメンタリー『ノンフィクションW シェルカウイ 踊りで世界を救う、41日の闘い』を放送する。

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『ノンフィクションW シェルカウイ 踊りで世界を救う、41日の闘い』_2

振付家・シェルカウイは、パリ・オペラ座バレエ団、ベネディクト・カンバーバッチ主演の舞台「ハムレット」や映画『アンナ・カレーニナ』の振り付けをはじめ、新たな芸術表現の道を切り開いてきた。舞台「テ ヅカ TeZukA」「プルートゥ PLUTO」は日本で上演され話題を呼んだ。今年10月には「SUTRA」での来日公演が決定しており、“いま、最も忙しい振付家”とも称される存在だ。

『ノンフィクションW シェルカウイ 踊りで世界を救う、41日の闘い』_4

本番組のナレーションを務めるのは、シェルカウイが手掛けた『テ ヅカ TeZukA』『プルートゥ PLUTO』への出演も記憶に新しい、俳優・森山未來。2013年に文化庁の文化交流使としてイスラエルに渡り、昨年は舞台『死刑執行中脱獄進行中』に主演するなど、踊りの可能性を追求し続けている森山に話を訊いた。

――はじめて本番組の企画を聞いた際、どう感じられましたか?

ラルビ(シェルカウイ)の作品が日本にやってくるたびに、何かしらコメントを残したり宣伝をしたりしているので、ラルビの宣伝日本担当みたいになっているなと(笑)。ラルビが嫌じゃなければいいのだけれど。

――ナレーション収録を終えて、どのような感想をお持ちでいらっしゃいますか?

『踊りで世界を救う』という今回のタイトルですが、個人的な感想としては、この作品はラルビのパーソナルな色がかなり強いと感じました。ラルビが踊りで世界を救うというより、ラルビの中の世界の均衡を自分自身が踊ることによって保つ、そういった印象です。しかし、そういったパーソナルな作品であったとしても、それが何かしら人の心を動かすということはない話ではありませんよね。

――森山さんからみた、シェルカウイ氏とはどのような方ですか?

作品の素材を身体で作るにあたって、いかに効率よく組み上げていくのか。稽古の現場をいかに淀むことなくフロウさせていくか。思いついた発見やアイディアを頭の中で柔らかく繋ぎ合わせていく、その思考の柔軟性。学ぶべきところはたくさんありますね。

『ノンフィクションW シェルカウイ 踊りで世界を救う、41日の闘い』_3

――シェルカウイ氏が手掛けた舞台にご出演された前と後で、森山さんご自身の中で生じた“変化”はありましたか?

作り手と舞台に立つ人間との間にある距離感のイメージが変わりました。最終的な判断はもちろんラルビにあるけれど、そこまでの制作過程としてはあくまで相互が「提案する」という関係性で行われる。お互いのクリエイティビティを重ね合わせて作品が生まれていく。未だに日本の創作現場ではなかなか見られない光景ではないでしょうか。

――番組内では、異なる文化のぶつかり合いが重要な要素として描かれていきます。森山さんご自身は、“他”のスタイルやジャンルに触れることをどう捉えていらっしゃいますか?

そもそもボーダーという考え方で人は世界をどんどん不自由にしているのではないでしょうか。みんなが公平であり不平等であるということを当然のものとして考えていけば、ものづくりだけではなく全てのものとの関わりに「境界線」を引く必要はないと僕は考えます。シンプルなひとつの「言語」で全ては語られるべきではないでしょうか。僕はそういう風に生きていきたいです。

『ノンフィクションW シェルカウイ 踊りで世界を救う、41日の闘い』_5

番組では、2015年にシェルカウイの母国ベルギーのアントワープで行なわれた稽古初日から、公演初日に至るまで密着。さらに、彼の母親へのインタビューや、幼少期を過ごした故郷での取材を通じ、彼が抱える痛々しいほどの葛藤のルーツを少しずつつまびらかにしていく。いかにしてシェルカウイはその身ひとつで世界を救うというのか。アーティスト生命を懸けて挑む舞台の果てに、一体何が生まれ出るのか。しかと見届けたい。

『ノンフィクションW シェルカウイ 踊りで世界を救う、41日の闘い』は、4月30日(土)午後1:00よりWOWOW プライムにて放送される。

公式サイト:http://www.wowow.co.jp/documentary/original/

(文/エンタステージ編集部)

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