ミュージカル『グランドホテル』演出のトム・サザーランド、ロンドンの名門劇場の芸術監督に就任!


2016年4月9日(土)に東京・赤坂ACTシアターで開幕するミュージカル『グランドホテル』。先日の公開稽古では、トム・サザーランド演出版『グランドホテル』が英国演劇界で栄誉ある賞の一つである「オフ・ウエストエンド・シアター・アワード」で最優秀ミュージカル作品賞と最優秀振付賞をダブル受賞したことが発表されたが、次いでサザーランドが、チャリング・クロス・シアターの芸術監督に就任することもわかった。

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英ウエストエンドは米ブロードウェイと並ぶ劇場街。40余りの劇場が集中し、世界中から観客が集まることで有名だ。中でも中心部に位置するチャリング・クロス・シアターは、1913年にオープンした歴史ある劇場の一つとして知られている。

サザーランドは、これまでイブニング・スタンダード・アワードに3年連続でノミネートされ、2011年のオフ ウエストエンド・シアター・アワードでは『ミー・アンド・ジュリエット』(フィンボロー・シアター)で最優秀演出家賞を獲得。サザークプレイハウスで上演された『タイタニック』では、ワッツ・オン・ステージ・アワードやオフ ウエストエンド・シアター・アワードでの最優秀作品賞をはじめとする多くの賞を受賞している。この他にも、『グレイ・ガーデンズ』、『アニー銃をとれ!』などの数々の名作を演出してきた実績を評価され、今回この歴史ある劇場の芸術監督就任となった。

『グランドホテル』メインビジュアル

『グランドホテル』は、そんなサザーランドが演出を手がける最新の作品。こちらも公開稽古で明かされたが、RED team(主演・成河)、GREEN team(主演・中川晃教)の二つのチームでWキャストとして上演される今回の日本版では、サザーランドによりそれぞれのキャストの個性を重視し“二つの結末”が用意されたという。同じ作品、同じ曲であっても全くと言っていいほど違う演出になるだろう。この“二つの演出”には、日本だけでなくウエストエンドやブロードウェイからも熱い視線が送られてきている。それぞれのチームが迎える結末に、ぜひご注目いただきたい。

ミュージカル『グランドホテル』は2016年4月9日(土)から4月24日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて、4月27日(水)・4月28日(木)に愛知・愛知県芸術劇場大ホールにて、5月5日(木・祝)から5月8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。

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