森山未來、大植真太郎、平原慎太郎が挑む 『談ス』全国ツアー!ストックホルム公演も決定


2016年3月1日(火)より森山未來、大植真太郎、平原慎太郎が出演する『談ス』日本全国ツアーが始まる。また全国ツアーに先駆け、2月にはストックホルム公演が開催されることも決定。『談ス』とは、3人のダンサーが、舞台上で身体全体を使ってその独特な世界観を表現するパフォーマンスで、舞台で組み体操のような動きから、チョークと3人の動作を組み合わせた表現など、ダイナミックで新しいダンス公演となっている。

関連記事:WOWOWで放送決定!森山未來、荒木作品で舞台表現の新たな領域へ『死刑執行中脱獄進行中』

『談ス』インタビュー2

森山と大植、平原との出会いは、2011年、2012年に上演された『テヅカ TeZukA』。本作の創作に至るきっかけについて、森山は「公演後、真太郎さんと慎ちゃん(平原)が東京でリハーサルをやるからと誘っていただき、一緒にやってみたというのが2013年の8月でしたね」と語る。

大植は「あの東京のリハーサルで未來君と会った時、何かやりたいなと話をしたんだけど、その時未來君はイスラエルに1年間、慎太郎君はスペインに9カ月行くということが決まっていたんですね。ならば向こうで何かできないか、と。東京では各自他の仕事があるから忙しいし、スウェーデンでできるなら僕もありがたかった」と経緯を明かした。

その後、2014年5月にストックホルムで合宿稽古が行われ、ついに『談ス』始動!と思われたが、スタジオが取れず、公演やサッカー場で雪の中稽古をするなど苦労が多く、モチベーションがなかなか上がらないまま毎日家に帰っては作品について話し合う日々が続いたという。

森山曰く、「真太郎さんの家に、黒板があったんですよね。そこにチョークでどんどんアイデアを書き込んでいった。本当はコンセプトをまとめていくつもりだったのだけれど、その空間や、黒板に出来上がった絵、アイデアやイメージを、そのまま舞台にのせても面白いんじゃないかということに。それが、舞台上でチョークを吊り下げたり、床に絵を書いたりと、クリエーションの場で流れた時間をそのままを見せる作品になったんです」。

『談ス』インタビュー_3

本作の初演(2014年9月上演)が東京・青山円形劇場で行われたことも、作品を特徴づける大きな要素となっている。平原は「(青山)円形劇場は、東西南北がわからなくなってしまうことがあって、それが面白くもあり、怖くもあった。僕らが用いているコンタクトという手法は、相手の体重を使って踊るやり方ですが、気づいたのは、円形では“正面”がどこにでも移動するので動きが、円運動になりやすいということ。途中から、これはイケるな、と思うようになったんです」と、当時を振り返った。

全国公演に向け、森山は「ダンス作品がこれだけ全国をまわるなんてあまりないこと。いい意味で異質な作品。ダンスに興味がなかった人でも楽しんでいただける見方がたくさんあります」と作品をアピールし、平原は「“決まり事をやっているな”とか、“今のはアドリブでしょ?”とか、そういうものも全部含めて、お客さんに提示できたらいいですね」と意気込んでいた。

『談ス』インタビュー_4

『談ス』全国ツアーは、2016年3月1日(火)の神奈川・鎌倉芸術館 小ホールを皮切りに、全15都市24公演が行われる。日程の詳細は下記のとおり。

◇『談ス』全国ツアー日程◇
※ストックホルム公演は、2月24日(水)~2月26日(金) Dansens Hus

3月1日(火) 神奈川・鎌倉芸術館 小ホール
3月3日(木)~3月8日(火) 東京・イイノホール
3月9日(水) 愛知・アートピアホール
3月11日(金)~3月13日(日) 大阪・大阪ビジネスパーク円形ホール
3月14日(月) 長野・まつもと市民芸術館 実験劇場
3月16日(水) 石川・金沢市文化ホール
3月17日(木) 新潟・りゅーとぴあ・劇場
3月19日(土) 青森・リンクモア平安閣市民ホール
3月20日(日) 宮城・仙台電力ホール
3月22日(火) 北海道・道新ホール
3月24日(木) 京都・ロームシアター京都 サウスホール
3月25日(金) 広島・広島市南区民文化センター ホール
3月26日(土) 福岡・アクロス福岡 イベントホール
3月27日(日) 大分・大分コンパルホール
3月29日(火) 沖縄・国立劇場おきなわ

チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。