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尾上菊之助「女形、立役、どちらも全力投球 伝統を守りつつ、新作にも挑みたい」

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尾上菊之助

CSチャンネル衛星劇場で7月に放送される『京鹿子娘道成寺』『籠釣瓶花街酔醒』『NINAGAWA十二夜』。この3作に出演したのが、歌舞伎俳優・尾上菊之助だ。菊之助は1977年8月1日、東京生まれ。七代目・尾上菊五郎の長男。1984年に六代目・尾上丑之助を名乗り歌舞伎座で初舞台を踏む。以降、様々な演目に出演し、1996年に五代目・尾上菊之助を襲名した。2015年7月は東京・国立劇場で『義経千本桜 渡海屋の場、大物浦の場』で立役の大役に挑む菊之助が、この三作についてコメントしている。

関連記事:歌舞伎×蜷川幸雄×シェイクスピア『NINAGAWA 十二夜』がついに登場!7月の衛星劇場は尾上菊之助特集

『京鹿子娘道成寺』は女方舞踊の大曲。2012年上演のこの舞台で、尾上菊之助は白拍子花子を舞った。祖父の七世・梅幸、父・七代目菊五郎が得意とした役で、菊之助にとっても思いはひとしおだ。
「代々伝えられ、祖父もそうしたように、娘らしさが薫る踊りでなければなりません。しかし、根底に流れているのは、叶わぬ恋の恨みから恋人の僧安珍を焼き殺した清姫の情念ですから、一方で釣鐘への恨みを意識して踊ることを大事にしています」

同じく2012年上演の『籠釣瓶花街酔醒』では、花魁の八ツ橋に初役で挑んだ。父の菊五郎が若い頃に演じたのを観て、「いつかは自分も」という強い思いがあったという。
「八ツ橋がお客の次郎左衛門に見せる気位の高い顔と、間夫の栄之丞にふと見せる本当の顔は違います。玉三郎のお兄さんに教えていただき、昔の文献も紐解いて、花魁の張りと意気地というものをかなり勉強しました。縁切りの後、同輩の九重に『わちきはつくづくいやになりんした』と吐く心情、それでも次のお座敷に行かなければいけない遊女の辛さ、人生の儚さ。難しいけれど、やり甲斐のある場面ですね」

シェークスピア喜劇を歌舞伎化し大好評を博した2007年再演の『NINAGAWA十二夜』も放送される。
「蜷川幸雄さんは『歌舞伎の国に留学するつもりでいくから』と演出を引き受けてくださいました。理屈抜きに話が進んでいくところがシェイクスピア劇のおもしろさで、ありえないことがありえてしまう。そこが歌舞伎と共通するところでしょう。シェイクスピアの戯曲の力と歌舞伎の手法、互いの歯車がうまくかみ合ったからこそ再演できたのだと思います」
全面の鏡を駆使し、歌舞伎座の大舞台いっぱいに繰り広げられた美の世界をお楽しみいただきたい。

尾上菊之助が出演する三作品は以下の日程で、CSチャンネル衛星劇場にて放送される。もっと詳しく知りたい方はCSチャンネル衛星劇場の「菊之助特集特設ページ」でご確認を!
『京鹿子娘道成寺』2015年7月6日(月)16:00、23日(木)17:00
『籠釣瓶花街酔醒』2015年7月9日(木)16:00、20日(月)16:00
『NINAGAWA十二夜』(前編)<序幕>2015年7月7日(火)16:00、30日(木) 16:00
『NINAGAWA十二夜』(後編)<二幕目より大詰>2015年7月8日(水)16:00、31日(金)16:00

(文/エンタステージ編集部)

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