亀梨和也、蜷川幸雄作品への出演に「違った自分が見せられることに期待」意気込みを語る


演出家の蜷川幸雄が、初めてオーチャードホール演出作品を上演する。注目される作品は、20代の寺山修司が描いた幻の音楽劇『靑い種子は太陽のなかにある』。2015年6月4日(木)には、蜷川のほか、本作で音楽を担当する松任谷正隆、主演の亀梨和也、今、注目の女優の高畑充希、そして六平直政が製作発表を行った。

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ジャニーズ以外の舞台は初挑戦となる亀梨を主演に抜擢した蜷川は、その経緯を「昔から、困った時には(ジャニーズ事務所の)ジャニー(喜多川)さんに『いい人いないですかね?』って声かける。そうすると、二人ぐらい違うキャラの人を連れてきて、好きにつかっていいって(言ってくれる)。亀梨くんもジャニーさんが連れてきたんですよ」と明かす。

そして、「僕は、亀梨くんは手こずりそうだと思ってるんです。こじらせたらそっぽ向いて言うことを聞かないだろう。表面は柔らかいけど、大変だなと。困難な山をあえて選びました」と蜷川らしい言葉で起用の理由を語った。

蜷川幸雄

そんな亀梨は、初めて尽くしの本作への挑戦に「今までやってきたことを提示させつつ、この世界に染まっていく時間を過ごしていけたらいいなと思います。終演後に、違った自分が見せられることを自分に期待しながら、座長として引っ張っていきたい」と意気込みをみせた。

一方の高畑は、「ピーターパンをやっていた頃から、蜷川さんの舞台を観に行くたびに『使ってくれないかな』とご挨拶に行っていました。願ってた機会が長過ぎて実感が沸かない」と初の蜷川作品出演を喜んでいるとのこと。そして「いろんなものを投げられないように、楽しく毎日稽古場に行けたらいいなと思ってます」と、目を輝かせた。

高畑充希

蜷川は、自身が芸術監督を務めるシアターコクーンでの公演を多く手掛けているが、2000席を誇るオーチャードホールで演出するのは今回が初となる。この日の会見は、舞台上で行われたが、蜷川は会場を見渡し「嫌な劇場ですね」と漏らす。そして、「大変、困難な空間をどうやって埋めるか。そういうところは、亀梨くん、高畑さんに頑張ってもらおうと思ってます」と出演者たちにプレッシャーをかける。すると亀梨も「舞台は演出家次第です」と応戦し、抜群のタッグを見せた。

松任谷正隆

六平直政

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音楽劇『靑い種子は太陽のなかにある』は、2015年8月10日(月)〜30日(日)まで東京・Bunkamuraオーチャードホール、9月4日(金)〜13日(日)まで大阪・オリックス劇場にて上演。

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