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舞台初主演!伊野尾慧が消えない痛みと向き合う『カラフト伯父さん』

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『カラフト伯父さん』

2015年1月17日、阪神大震災から20年の月日が経過し、来月には東日本大震災発生から4年目を迎えようとしている。忘れてはいけない2つの経験をしながらも、被害を受けた地域の人々の胸の中には深く刻まれた傷や悲しみが残り、一方、徐々に震災の影が薄れゆく日常を送る人々もいる。そんな震災が残した心の傷を描く舞台『カラフト伯父さん』が、2015年4月25日から東京・グローブ座と大阪・シアタードラマシティにて上演される。

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舞台は10年前に大きな地震の被害に遭ったある街の、地震で壊れた屋根がそのまま残る寂れた鉄工所。そこに一人で暮らす徹のもとに、借金取りに追われる父とストリッパーの女が転がり込んでくる。かつて、母が別の男と再婚した後、時々自分に会いに来る父を幼かった徹は「カラフト伯父さん」と呼んで慕っていた。だが、母の死を看取らず、震災の時も何の手助けもしてくれなかった父に対し、やがて激しい憎悪を抱くようになっていた。手を差し伸べてもらえなかったことへの絶望や怒り。今も生々しく残る地震への恐怖。多くの人が亡くなった中、自分だけが生き残ってしまったという罪悪感…。さまざまな思いや震災で受けた心の傷に悩み苦しみ、将来への希望も無く生きる徹。父たちとの暮らしを通して少しずつ心を開いていくが…。

脚本・演出を務めるのは、人気脚本家の鄭義信(※鄭の偏の上部が正しくは「䒑」)。映画『月はどっちに出ている』(1994年)『愛を乞うひと』(1999年)などで日本アカデミー賞最優秀脚本賞など各賞を受賞し、2008年に発表した舞台『焼肉ドラゴン』も読売演劇大賞最優秀作品賞はじめ同年の演劇賞を総ナメ。2014年には紫綬褒章を受賞している。

震災で心の傷を負った主人公・徹を務めるのは、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧。2014年には、グループの活動と並行して、TBS系列ドラマ『なるようになるさ。第2シーズン』(2014年)などに出演。傷ついた青年の心の機微をどう演じるのか期待がよせられている。徹の父親役には、確かな演技力で舞台、ドラマ、映画で活躍する升毅。そして、わだかまりを抱えた父と息子の間に入ってくるストリッパー役にナイロン100℃の舞台にとどまらずジャンルの垣根を越えて活躍する松永玲子が務める。

震災や母の死で大きな心の傷を負った人、その人を支えようとしてもどかしく感じている人、そんな二人を別の視点からを見つめる人―。震災に対する3人の立場から、今一度震災を見つめ直すきっかけを与えてくれる作品となるだろう。

舞台『カラフト伯父さん』は、東京グローブ座にて2015年4月25日(土)~5月10日(日)、大阪・シアター・ドラマシティにて2015年5月22日(金)~5月24日(日)に上演される。

(文/エンタステージ編集部)

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