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麻実れいがイプセンの女性観を表現『JAPAN MEETS』シリーズ第十弾『海の夫人』

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『海の夫人』

新国立劇場の演劇部門芸術監督である演出家・宮田慶子が企画する『JAPAN MEETS…-現代劇の系譜をひもとく-』シリーズ第十弾として、『海の夫人』が2015年5月13日(水)より新国立劇場小劇場にて上演される。本作は“近代劇の父”と称されるイプセンの作品。1888年に出版され、翌年にノルウェーとドイツで同時上演された。本シリーズでイプセン作が上演されるのは、第一弾の『ヘッダ・ガーブレル』以来となる。

関連記事:新国立劇場で上演される作品、どれも重み・深みがあって見ごたえたっぷりなんです。その一部をエンタステージでご紹介します。

今回の上演台本は、イプセン訳を数多く手がけるアンネ・ランデ・ペータスと長島確の手により新翻訳される。安易に現代化するのではなく、古典の持つ現代に通じる意味を問い直す。演出を務めるのは宮田慶子。本作については「女性の奥深くに潜む大きなエネルギーを描き出し、イプセン独自の女性観が色濃く表れている」と語っている。『ヘッダ・ガーブレル』に続くタッグで、北欧の幻想的な白夜の中、理性だけではとらえきれない戯曲の美しい影を描く。

舞台は、北部ノルウェーのフィヨルドをのぞむ町。灯台守の娘エリーダには、かつて結婚の約束を交わした恋人がいたが関係が途絶え、初老の医師ヴァンゲルの後妻として先妻の二人の娘とともに愛される日々を過ごしてきた。しかし、生まれたばかりの息子を亡くし、ここ数年は精神が不安定で毎日海で泳いでばかりいる。そんなエリーダを近所の人々は『海の夫人』と呼んでいた。そんな中、かつての恋人が現れエリーダに一緒にここを出ていこうと言う。自分の意志で結婚したわけではなく、ずっと自由へのあこがれを秘めていたエリーダの心は、海と同じ引力を持つその男の登場で揺れる―。

出演は、神秘的な主人公エリーダ役に、独特の存在感を放ち輝きを増す麻実れい。エリーダを大きな愛で包むヴァンゲル役には、力強い演技で魅せる村田雄浩。ほか、大石継太、眞島秀和、橋本淳、横堀悦夫、太田緑ロランス、山﨑薫が物語を支える。

『海の夫人』は、2015年5月13日(水)から5月31日(日)まで東京・新国立劇場小劇場にて上演される。東京公演後、全国公演も予定されている。

(文/エンタステージ編集部)

海の夫人

作品情報海の夫人

北欧の幻想的な白夜の中、理性だけではとらえきれない戯曲の美しい影を描く

  • 公演:
  • キャスト:麻実れい、村田雄浩、大石継太、眞島秀和、橋本淳、横堀悦夫、太田緑ロランス、山﨑薫、

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