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『水の戯れ』岩松了×光石研がスペシャルトークショーに登場

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光石研, 岩松了

演劇史に名を残す演出家、ピーター・ブルックの稽古場を初めて映像化したドキュメンタリー映画『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』。本作の大ヒット御礼を記念し、M&Oplaysプロデュース『水の戯れ』に出演中の劇作家・演出家・俳優の岩松了と俳優の光石研がスペシャルトークショーに登場、開場前から待機列が出来るほどの期待感に包まれる中、イベントがスタートした。

関連記事:『水の戯れ』が気になる方は、ぜひこの週末に本多劇場へ!

自分が芝居を始めた時に当時の先生にブルック著「なにもない空間」を渡された、という岩松。本作を観た感想を尋ねられると「稽古風景で、しかも映像で撮っているから、すごい距離がある。映像は基本的に過去じゃないので、時間的にも距離がある。この映画を見ながら自分の稽古を客観的に見るとこんな感じかなと思った」と語り、さらに「芝居の稽古は客観的にみると『何この人たち』と感じると思う。ブルック自身も映画の冒頭で「(撮られることに対して)違和感がある」と言っている。自分の稽古場にも関係ない人が見に来たらそう思うのかなと思いながら観ました」と演出家ならではの視点から感想を語った。

また、ブルックの稽古のアプローチについて問われると「芝居で役者のやるべきことはなんだろうと考えた時に、なにか表現することを方法論的に考えるという考え方もあれば、一方で“なにもしない”という考え方もある。なにもしないというのは、リアクションの問題だと思う。表現するというより、リアクションすると表現した方がいい。ブルックはリアクションというよりは、何らかの仮想されたものに対してのアクションを考えてるような気がする」と分析する岩松。

一方、ブルックが映画の中で語っている「役者とは非日常を日常にする作業だ」という言葉から、舞台の稽古という非日常をどのように日常にしていっているかと問われた光石は、「(舞台は)映画のセットと同じように演技をしてみると、お客さんがいることで全然違う。映画などの映像の場合は演じる際に見られているという意識がない。舞台の場合は、まず皆が観るという大前提がある。お客さんが観に来ていることを意識しつつも、舞台を360度使えるような意識で演じている」とコメント。

現在上演中の舞台『水の戯れ』について、ブルックが語る「演じていて“なにかが降りてきた”瞬間」があるか?という問いに、岩松は「(上演3日目なので)まだなにも降りてきていない。ただ夢中にやっている。ただお客さんの目をぐっと感じると僕が突き動かされると感じる。今やっている舞台のラストは僕というよりも皆さんの力で感情が動くことをすごく感じている。是非観て欲しい」と語っていた。

『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』は、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて大ヒット上映中。そして舞台『水の戯れ』は11月16日(日)まで本多劇場にて、11月22日(土)に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、11月24日(月・祝)に愛知・名鉄ホールにて、11月29日(土)・30日(日)にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。

(文/エンタステージ編集部)

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