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『狂言劇場』シリーズ第8弾は、いとうせいこうの新作狂言も

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『狂言劇場 その八』

古典芸能という枠にとどまらず「舞台芸術=パフォーミングアーツとしての狂言」というコンセプトで、2004年にスタートした『狂言劇場』のシリーズ第8弾が、11月1日(土)より世田谷パブリックシアターにて上演される。

『狂言劇場』は、世田谷パブリックシアターに特設能舞台を設置し、劇場機構を生かしたオリジナリティあふれる演出で毎回話題を呼んでいる。これまでも数々の名曲の上演の他、ラヴェルの楽曲「ボレロ」に野村萬斎が新振付と独舞で挑んだ『MANSAI ボレロ』、など、狂言の多角的な魅力を提示し好評を博してきた。

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毎回趣向の異なるプログラムが用意されているのも本シリーズの見どころ。
今回、Aプログラムでは『萩大名』『鏡冠者』『越後聟 祝言之式』などが上演される。秋にふさわしい代表的な演目『萩大名』では、熟達した演技と狂言のおおらかさが味わえる。一方『鏡冠者』は、いとうせいこう作・野村萬斎演出の、劇空間用に創られた新作狂言。2000年、2005年に上演され、今回で3回目の上演となる。いとう流のブラックユーモアの効いた結末は、新作狂言ならではの面白みがある。そして、『越後聟 祝言之式』は、萬斎が復曲した狂言。三転倒立や跳躍など、アクロバティックな獅子の舞を萬斎が披露する。

『狂言劇場その弐』より『鏡冠者』

Bプログラムでは『文山賊』『歌仙』などが上演される。『文山賊』は、仲間割れとなった二人の山賊が繰り広げる対話劇。アイルランド生まれの劇作家サミュエル・ベケットが得意とする不条理劇のような世界観が広がる。平安時代の有名な歌人6人が登場する『歌仙』は、一門の中で様々な世代やキャラクターが揃い、初めて上演が実現するため滅多に観られない演目だ。人間国宝・野村万作、野村萬斎など万作の会一門が演じる。その他、狂言のもつ舞踊性が凝縮された小舞『海道下リ』『蝉』では、狂言師の磨き抜かれた身体と様式美が楽しめる。

『狂言劇場 その七』より『奈須与市語』

出演は、野村万作、野村萬斎、石田幸雄、深田博治、高野和憲、月崎晴夫ほか万作の会。
初心者でもツウでも楽しめる『狂言劇場 その八』は、11月1日(土)から11月8日(土)まで、世田谷パブリックシアターにて上演される。
チケットは、世田谷パブリックシアターチケットセンターほかにて発売中。

Photo:『狂言劇場 その八』(撮影:久家靖秀)
『狂言劇場 その弐』より『鏡冠者』(撮影:上牧佑)
『狂言劇場 その七』より『奈須与市語』(撮影:政川慎治)

(文/エンタステージ編集部)

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