カムカムミニキーナ『G(ギガ)海峡』は現代に息づく縄文との因果を表現


カムカムミニキーナの本公演『G海峡 ~禍福はあざなえる縄のごとし~』が、11月7日(金)からスタートする。

カムカムミニキーナは、1990年に早稲田大学演劇サークル「演劇倶楽部」のメンバーを中心に旗揚げされ、主宰の松村武が全作品の作・演出を担当している。演劇ならではの表現にこだわった演出に定評があり、2012年からは、古事記や歌舞伎など、古き良き日本の古典文化の要素を、神話というファンタジーの世界観の中で、壮大かつ演劇的に表現している。

関連記事:ポツドールも早大演劇倶楽部から生まれました!三浦大輔が家族を描く新境地の舞台『母に欲す』

陸奥のひなびた商店を襲った強盗放火事件…南米移民の工場労働者であった犯人の青年は、たまたま同じ日、津軽海峡で起こった青函連絡船の転覆で溺死した男に罪をかぶせ、その男になりすまして逃亡を図る。一方、溺死した男の婚約者は、恐山の老イタコを通じて事の真相を知ろうとする。だがイタコに降りてきたモノは、一万年も前の“縄もつ英雄”の霊魂。彼らは争いを避けるために日本から奇跡のベーリング海峡越えを果たし、北南米先住民の祖先となったモンゴロイドだった。その「争わぬ知恵」が巡り巡って合衆国の民主主義を生み、日本の平和憲法に繋がっていくという、環太平洋を巡る一万年の「因果」を、カムカムならではのアナログにこだわった演出で表現していく。

出演は、武田航平、夕輝壽太、八嶋智人、藤田記子、松村武、未来、田原靖子、米田弥央、吉田晋一、田端玲実、佐藤恭子、長谷部洋子、中島栄治郎、亀岡孝洋、藍山彩、元尾裕介、正木航平、中野大地、おくだ努(Studio Life)、渡部紘士、小金井篤

カムカムミニキーナ 2014 年本公演『G海峡 ~禍福はあざなえる縄のごとし~』は、11月7日(金)~16日(日)に東京・座・高円寺1にて、11月29日(土)~30日(日)に大阪・ABCホールにて上演される。

チケットぴあ
NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。