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有吉佐和子没後三十周年記念企画『紀ノ川―花との再会―』

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有吉佐和子没後三十周年記念企画『紀ノ川―花との再会―』

2014年は、「華岡青洲の妻」「恍惚の人」の作者、有吉佐和子が亡くなって30年目。有吉の代表作のひとつ「紀ノ川」は、昭和41年に映画化され、司葉子が主人公の“花”を演じ、その年の演技賞を独占した。その司が没後30周年を記念し、今春4月から上演していた『りゅーとぴあ発 物語の女たちシリーズ Vol.7 有吉佐和子没後30周年記念企画 紀ノ川-花との再会-』が、好評につき9月2日(火)に東京・三越劇場にて追加上演されることとなった。

「紀ノ川」は、和歌山を舞台に素封家の女性3代、明治生まれの花に始まり、娘の文緒、孫で戦争世代の華子まで、明治・大正・昭和を生きていく様を描いた物語。

花を溺愛する祖母の豊乃は、これからの時代の担い手になると見越して新興の真谷家に花を嫁がせる。それは家の格が下がる縁談だったが、紀ノ川の流れに逆らわず、川上から川下に向けて、5艘の船を仕立てた豪勢な嫁入りとなった。豊乃のもくろみどおり花の夫は和歌山の政界の中心人物への道を着実に歩んでいき、花はそれを支えるかけがえのない存在に。

そんな花に娘の文緒は、ことごとく反発する。「お母さんは古うて古うて、どないにもなりません」文緒は自由恋愛と思っていますが、実はお膳立てされた結婚をし、娘に「華子」という名前をつけます。花子は祖母の花に強い郷愁を感じていたのだ。
「おばあさまからママへ、ママから私へ、やっぱり「家」の心は流れているのだなあ、と華子は思いました」

本流に添う弱い川を包含しながら、悠々と静かに美しく流れる紀ノ川のように、まわりの生命力を吸収しながら家霊的存在となっていった花。独立自尊の気持ちの強い文緒。そして戦後世代の華子もこの先、自身の娘に反発され、孫娘に共感されるかもしれない。

8月20日で80歳を迎える司が、一人8役を演じる朗読劇に挑む本作。司が「花」と再会し、「家」とは、「女」とは何か、を問う。

『りゅーとぴあ発 物語の女たちシリーズVol.7 有吉佐和子没後30周年記念企画 紀ノ川-花との再会-』追加公演は、9月2日(火)東京・三越劇場にて上演される。

(文/エンタステージ編集部)

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