春川芽生&立道梨緒奈&松田彩希「スリーライツとして力を合わせて」ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー


セラミューシリーズの最終章、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-がついに開幕した。キャストの想いを聞く連続インタビュー企画第4弾には、原作でも人気のセーラースターライツ/スリーライツが登場。

せーラースターファイター/星野 光の春川芽生、セーラースターメイカー/大気 光の立道梨緒奈、セーラースターヒーラー/夜天 光の松田彩希に、出演決定時を振り返りつつ、作品への想いなどを語ってもらった。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_スリーライツ

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――いよいよ、最終章が開幕しました。少し遡りますが、本作へのご出演が決まった時のことを振り返っていただけますか?

春川:とにかく、すごく嬉しかったです。幸せの頂点を味わった感じでした(笑)。もう、その幸せを胸に死力を尽くさねばと思って稽古をやってきました。もちろん、舞台に出る前は不安もあるんですが、この幸せを、観てくださる皆さんにいかにお返しできるか、ということを考えてきました。

――立道さんは、本作でセラミューシリーズ3作目のご登場となりますね。

立道:そうですね。どの作品も、演じさせていただく役はどれも特別なものになっています。同じシリーズへの出演ですが、毎回、改めて作品とキャラクター、それぞれと向き合って、一から作っていくんですけど、今回演じさせていただくセーラースターライツのセーラースターメイカー、スリーライツの大気 光はこれまでとちょっと立場が違うので・・・。前2作はどちらも、いわゆる敵の立場だったんですよ。だから、戦いの中で攻撃をくらってしまわないようにしないと(笑)。

――なるほど(笑)。松田さんは、いかがですか?

松田:私は、元々「セーラームーン」が大好きで・・・。今回、どうしても出演したかったんです。なので、オーディションの時には願掛けで“緑色のピアス”をつけていきました。そうしたら、本当に叶って「ヤバイ、どうしよう!」ってなりました(笑)。お二人とお会いしたのは、ビジュアル撮影の時が初めてだったんですけど、「スリーライツが揃った!」ってすごくワクワクしました。自分自身もそうですが、ファンの皆様に熱狂的に愛されている作品なので、皆さんに「この人たちが演じてくれてよかったな」と思っていただけるような、スリーライツをお見せできたらと思います。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_スリーライツ2

――スリーライツは、原作でも人気のユニットですよね。変身前は男性アイドル、変身後はセーラー戦士というこの二面性は、スリーライツ、セーラースターライツの大きな魅力だと思いますが、演じ分けについてはどのようにお考えですか?

春川:同一人物ですけど、口調や声も変わりますからね・・・。なかなか難しいところなんですが、衣裳などの見た目の力も借りつつ、立ち振舞いとか、研究したものをお見せしたいところです。

松田:私、どうアプローチしようかすごく気になっていることがあって・・・。

春川:なになに?

松田:スリーライツって、トップアイドルじゃないですか。大人気の、トップアイドルとして演じなければ。というところは常にプレッシャーだなって(笑)。

春川:確かに(笑)!スーパートップアイドルだもんね。

――立道さんは、別作品でも男性役やっていらっしゃいましたよね。

立道:実は、今年に入ってから男性役ばかりやっていて・・・。

春川:男性の方が多いの?

立道:男性役しかやってないかも(笑)。そういう役をいただくことが多くなったのは、セラミューに出演させていただいてからなんですよね。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_スリーライツ3

――初めて演じられた時と今、何か心境の変化はありますか?

立道:最初は「男性役、私で大丈夫かな」って思ったんですが、こんな感じに・・・だんだんと板についてきて(笑)。演じていて、女性とはまた違う楽しさもあるので、まずは自分が楽しもうと思っています。二人は男性役、やったことある?

松田:私、初めてなんですよ!

立道:彩希ちゃん、女の子らしいもんね~。

春川:私は、何回かやったことがあります。高校時代に演劇部に所属していたんですけど、女の子しかいなかったから、よく男役をやっていましたね。男の人の仕草とか、研究して真似たりしたなあ。久しぶりにやるぞ、と気合いが入る感じです。

――先ほど、スリーライツはトップアイドルというお話が出ましたが、演じる皆さんは“セーラースターライツ/スリーライツの魅力”をどのように感じていらっしゃいますか?

春川:トップアイドルって言われていますけど、ステージを離れると年相応な部分が出てくるところとか、そういう何気ないところが、表に見えるところ以上に魅力だなと思いますね。アイドルでもあるし、セーラー戦士でもあるんだけど、ちゃんと普通の男の子なんだなって。

立道:そうだね、日常のシーンいいよね。反動というか、ギャップを感じる。

松田:私、今回の最終章の台本を読んで考えたことがあって。セーラースターライツ/スリーライツの存在がなかったら、セーラームーンたちは途中で挫けてしまっていたんじゃないかなって思ったんです。そういう意味でも、物語のアクセントとして観ていただけたらいいですよね。

――ちなみに、「セーラームーン」という作品にまつわる思い出などはありますか?

松田:私・・・小さい頃、カラオケで「ムーンライト伝説」を歌ってる映像が残ってたんですよ。

立道:小さい頃って、どれぐらい?

松田:たぶん、物心がつく前ぐらいだと思います。恥ずかしいんですけど、歌が、めちゃくちゃ下手くそで・・・(笑)。

春川:観たい~!秘蔵映像だね(笑)。でも、私も歌ってたなあ。今回の舞台でも歌ってる、かな?

松田:それは観ていただいて、ですね(笑)。

立道:思い出かぁ・・・振り返ると、漫画を読んだとか、アニメを見たとかいう記憶よりも、「美少女戦士セーラームーン」という存在は、ずっと傍にあって、一緒に成長してきたみたいな感覚がありますね。大人になってからまた作品に触れてみると、子どもの頃には分かり得なかった深いところも見えてきて、ちゃんとそれが理解できるようになっているのも感じたし。

春川:それ、すごく分かる・・・。私も、出演させていただくことが決まってから改めて作品を読み返したんですけど、子どもの頃抱いていた「セーラームーン」のイメージと全然違っていて驚きました。キラキラしていて、かわいい女の子がいっぱい出てくるといったような、華やかなイメージしかなかったんですけど、作品の深いところにあるテーマに、大人になったからこそ触れられた気がしました。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_スリーライツ4

――大人になってから触れても、得るものが大きい素晴らしい作品ですよね。

松田:そうですよね。演じる側になって、セラミューは、いろんな年齢層の方に愛されている作品なんだなって改めて気づきました。こんなにも幅広い年齢層の方に観に来ていただける作品も、なかなかないなって思います。

春川:そうだね、歴史もあるしね。

立道:海外にもたくさんファンがいらっしゃるもんね。

――役だけでなく、出演される皆さんの“絆”みたいなものも、すごく感じます。立道さんは先日、「-Amour Eternal-」でご共演された「アマゾン・トリオ」で集まったとSNSに書かれていましたよね。

立道:そうなんです、しょっちゅう集まってます(笑)。

松田:すごい、長く関係が続いているんですね。

立道:月一ペースぐらいで会ってますね(笑)。あそこまで仲良くなれる仲間と出会えたことは、幸せですね。

春川:千秋楽を迎える頃、私たちはどうなってるだろう~。

立道:どうする?殴り合いとかしてたら(笑)。

松田:やだ~(笑)!

立道:最終章だけど、私たちの始まりでもあるから。楽しみですね。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_スリーライツビジュアル

――それでは、公演を楽しみにされている方へ、意気込みとメッセージをお願いします。

松田:最終章、そしてシリーズ完結の物語ですが、綺麗に終わろうというのではなく、観てくださった方に何かを持って帰っていただける作品になっていると思いますし、スリーライツとして、皆さんの中に何かを残せる姿をお見せしたいと思います。よろしくお願いいたします!

立道:今までもすごく熱い作品を生み出してきたシリーズですが、今回の最終章では、これまで以上に熱い戦いをお見せできると思います。お客様の心に素敵なものが残ればと思いますし、スリーライツ、セーラースターライツとして、その一部になれたら嬉しいです。

春川:前作に続いてご出演される皆さんは、ものすごくパワーアップしています。私たちスリーライツは、今回初参加ですが、それに負けないよう、力を合わせてがんばります。・・・とは言いつつ、私、ビビリなんです・・・(笑)。そんな自分に負けないよう、今まで以上に強気で、スリーライツとして力を合わせてぶつかっていく姿をお見せします。楽しみに、劇場へいらしてください。そして、星野の恋の行方にも、ぜひご注目くださいっ!

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_メインビジュアル

◆公演情報
ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-(ル ムヴマン フィナール)
【東京公演】9月8日(金)~9月18日(月・祝) AiiA 2.5 Theater Tokyo
【愛知公演】9月23日(土・祝)・9月24日(日) アイプラザ豊橋
【大阪公演】9月29日(金)~10月1日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

【原作】武内直子
【脚本・演出】平光琢也
【音楽】佐橋俊彦

【出演】
セーラームーン/月野うさぎ 野本ほたる
セーラーマーキュリー/水野亜美 竹内 夢
セーラーマーズ/火野レイ 小林かれん
セーラージュピター/木野まこと 楓
セーラーヴィーナス/愛野美奈子 長谷川里桃

セーラーウラヌス/天王はるか 汐月しゅう
セーラーネプチューン/海王みちる 藤岡沙也香
セーラープルート/冥王せつな 石井美絵子
セーラーサターン/土萠ほたる 未来
セーラーちびムーン/ちびうさ 神田愛莉

セーラースターファイター/星野 光 春川芽生
セーラースターメイカー/大気 光 立道梨緒奈
セーラースターヒーラー/夜天 光 松田彩希
火球皇女 岡村麻未

セーラーギャラクシア 五十鈴ココ
セーラーアイアンマウス 青木志穏
セーラーティンにゃんこ 橋垣美佑
セーラーアルーミナムセイレーン 小林由佳
セーラーレッドクロウ 悠斗イリヤ
シャドウ・ギャラクティカ 肥田野好美 椎原夕加里 匂坂あゆ美 長澤綾乃

ちびちび(Wキャスト) 山口陽愛/新津ちせ
セーラーコスモス 大久保聡美

タキシード仮面/地場 衛 大和悠河

【公式HP】https://sailormoon-official.com/musical/

(C)武内直子・PNP/ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会2017

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