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戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』町田慎吾インタビュー!「オリジナルだからこそ、描けるものがある」

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2017年8月5日(土)より東京・紀伊國屋ホールにて戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』が開幕する。本作は、昨年11月に上演された『ソロリ』~妖刀村正の巻~に続く「戦国御伽絵巻」シリーズ第2弾。「ヒデヨシ」を主人公に、「殺陣ではなくドラマ・心情心理を大切にした時代劇」をコンセプトとしたオリジナル作品として描く。

戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』町田慎吾インタビュー

主演を務めるのは、前作でも「ヒデヨシ」を演じた町田慎吾。町田は、これが紀伊國屋ホールでの初主演作となる。多くの人が知る人物を、戦国御伽絵巻というオリジナルとして、町田がどう表現するのか。前作のことや意気込みなどを聞いた。

関連記事:町田慎吾、平野良、佐藤永典、藤原祐規らの作品作りに密着!戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』稽古場レポート

――戦国御伽絵巻シリーズ第2弾となる今回は、前作の戦国御伽絵巻『ソロリ』~妖刀村正の巻~にも登場したヒデヨシが主人公になるということで、主演が決まった際にはどのようなお気持ちでしたか?

素直に嬉しいと思うと同時に、紀伊國屋ホールで主演する、というプレッシャーが襲ってきました(笑)。

――前作を拝見して、このシリーズのヒデヨシは町田さんのハマり役だと感じました。

そう言っていただけると嬉しいですね。周りに影響を与えられる人物にする為にはどうしたらいいかを第一に考え、演じました。

――役作りは大変でしたか?

戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』町田慎吾インタビュー_2

大変だった記憶はあまりないんですが、すんなりといったわけではなかった気もします・・・。大変じゃない作品なんて、ありませんからね。

――戦国“御伽”絵巻という、オリジナルを作るからこその話し合いとかもされましたか?

そうですね。皆で話し合う時間を結構持ちましたね。前作のヒデヨシは、年齢的には20歳前後だったので、皆さんがパッと思い浮かべるヒデヨシ像よりは、青臭い感じを意識しました。“若さ”に焦点を当てることが、おもしろさに繋がるのではと。

――前作では、共演者の皆さんが「自分もヒデヨシをやってみたい」と言っていたと聞きました(笑)。

そうなんですか?!初めて知りました(笑)。そう思っていただける役を作れたのか、出番が多かったからなのか、詳しく聞きたいところです(笑)。

――本作では、前作より少し時代が進んで、その分年齢を重ねたヒデヨシを演じられることになりますね。

同じ役を、さらに成長した姿として演じられるというのは、とてもおもしろいですね。前作では、先ほども話したように、“若さ”や“青臭さ”を意識して、声も、普通に話すよりワントーン上げてみたんですよね。この作品のヒデヨシは、戦争や争いを嫌っていて、“大ホラ”を武器に争いをおさめようとしていきます。ホラと言っても“嘘”のたぐいではなくて、人を救ったり、物事をプラスの方向に持っていくようなことを“ホラ”と考えているんですね。自分が得をするためとかではなく、このホラで誰かが幸せになる、といったように。時代は変わっても、この部分だけはぶれずに自分の中で持っていれば、何も考えずともおのずとあの「ヒデヨシ」になっていくんじゃないかなと思っています。

戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』町田慎吾インタビュー_3

――そもそも、ヒデヨシは実在の人物ですが、歴史上の人物として何か印象をお持ちですか?

あまり歴史には詳しくないのですが、演出家の大岩さんから、町田くんが演じているからこそのヒデヨシを作りたいと言っていただいたので、強いイメージは持たず、自分なりのヒデヨシを演じさせてもらいました。

――武将として、というよりは、一人の人間として捉えていらっしゃるんですね。

そうですね。調べ尽くすというよりは、この戦国御伽絵巻というシリーズではその方が作品としておもしろくなるのではと。オリジナルだからこそ、描けるものがあると思うんですよね。イメージに囚われすぎないというか・・・歴史上のあの人が、この作品ならではの人物として描かれている、という部分を大事にした方がいいのかなと考えています。

――確かに。この戦国御伽絵巻シリーズは、「殺陣ではなくドラマ・心情心理を大切にした時代劇」をコンセプトとしていると伺いました。

今、戦国を描いた作品というと、まず殺陣が思い浮かぶと思うんです。でも、このシリーズでは、そこに焦点を当てるのではなく、心情の方に強くスポットを当てています。もちろん、殺陣もありますが、登場人物たちの心情の変化が、この作品の魅力だと思っています。

――演出を手掛けられている大岩(美智子)さんとは、どんなお話し合いをされていますか?

大岩(美智子)さんは、その役の心情を一番大事に演出してくださる方なので。同じ目線になって、役を考えてくださるんですね。台本としてある言葉でも、その場面、その心情で一番的確な言葉を一緒に考えてくださったり。そういう作品作りができるということは、役者としてもありがたいですね。

――今回、キャストの方はガラリと変わっていますね。意外にも、初共演の方が多いと聞きました。

そうなんです。出演されている作品を拝見したりはしているので、もちろん知っている方ばかりなんですが。共演するのは初めての方が多いです。周りの方から「素敵な役者さんだよ」と言われている方たちばかりなので、一緒に作品づくりをできるのが楽しみですね。

――佐藤さんは、今回とは違う役ですが前作にも出られていましたね。

さとちゃん、佐藤さん、いたかな~?・・・って、嘘です(笑)。さとちゃんとは以前にも共演したことがあって、前回がはじめましてではなかったので、飲みに行ったりもしました。

――(笑)。仲が良いですね。

仲が良いと思われています(笑)。

戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』町田慎吾インタビュー_4

――本作は、戦国御伽絵巻のヒデヨシとして、大きな転機となる部分が描かれていると感じました。町田さんも、新たな2年前に転機を迎えられたと思いますが、その転機を経て、ご自身として変わったことはありますか?

うーん・・・自分として変わったというよりは、この2年ははじめましての方と出会う機会が、一番多かったように思います。スタッフさんの方も含めて、1作品で20人ぐらいの方と出会うので、そこから10作品以上携わらせていただいたことを考えると、200人以上の方と出会えていますよね。これは、財産だなと。人との繋がりで、今の自分は立っていられるんだということを、強く感じています。

――今の町田さんにとって“出会い”は一番大きいものですか?

そうですね。周りの方や応援してくださる方がいるから自分はこの仕事を続けることができています。人との縁は、とても大切なものです。

――そんな町田さんが、紀伊國屋ホールでどんなお姿を見せてくれるのか、楽しみにしています。最後に、公演を待っているお客様へメッセージをお願いいたします。

一度、人前に出るのをやめようと思った僕が、周りの皆さんのおかげでまた舞台などをやらせていただけるようになって約2年が経ちました。紀伊國屋ホールに主演として立たせていただけるというのは、役者としてすごく感慨深いものであり、幸せなことに思えます。プレッシャーもすごくあるんですけど、そんなことを言っても始まらないので(笑)。今の自分にできること、全部を尽くそうと思っています。楽しみにしていてください。

戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』_ビジュアル

◆公演情報
戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』
8月5日(土)~8月13日(日) 東京・紀伊國屋ホール
【演出】大岩美智子(劇団ジュークスペース)
【脚本】佐々木充郭(バジリコ・F・バジオ)
【出演】
町田慎吾
平野良 佐藤永典 藤原祐規 鍛治本大樹(演劇集団キャラメルボックス)
月岡弘一 大岩主弥 福島悠介 及川崇治 根本大介 大力
富田佳孝 前沢健太 白川直也
三上市朗

【公式HP】http://otogiemaki.com/

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(文/エンタステージ編集部)

戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』

作品情報戦国御伽絵巻『ヒデヨシ』

オレにはオレの戦い方がある・・・!

  • 公演:
  • キャスト:町田慎吾、平野良、佐藤永典、藤原祐規、鍛治本大樹、月岡弘一、大岩主弥、福島悠介、及川崇治、大力、根本大介、三上市朗、ほか

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