舞台『トワイスアップ』&スペシャルライブ開催!大山真志インタビュー「キメるところはキメる男」


芸能事務所スペースクラフトが製作する「Space Craft ASAKUSA Regional Theater『STAGE夏』」が、2017年7月28日(金)より東京・浅草六区ゆめまち劇場で開催される。このステージでは、同事務所に所属する俳優たちのみでキャスティングされた「舞台『トワイスアップ』~スペースオペラは今はいらない~」と『大山真志 Special Live』が豪華2本立てで上演される。

『トワイスアップ』の座長を務めながらソロでのスペシャルライブを行う大山に、「ハードボイルドスペース喜劇」と銘打たれた作品の内容やライブステージについて話を聞いた。

大山真志インタビュー

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――本作『トワイスアップ』のあらすじを拝見して、最初はSFモノかと思いきや、最後に「ハードボイルドスペース喜劇」と書かれていたのですが、一体どのような内容なのでしょうか?

話の内容的には近未来の話なんですけど、やっていることがハードボイルドに寄っているというか、時代に逆行しているような・・・そういう物語になっていますね。すごくわかりやすい例えで言うと、アニメの『カウボーイビバップ』とか『シティーハンター』みたいな。今の男性にはあまりないような渋さ。最近、“草食系男子”とか呼ばれていたりするじゃないですか?そういう中で“一個背負っている男”というのが僕が演じる便利屋のベックなんです。彼はいろいろな過去を背負っているけど、普段はそれを隠して、すごく明るく振舞いながら便利屋として働いていく、という感じです。

――「喜劇」の部分については?

舞台としては完全に会話劇として作られていて、ロンとベックの会話などはかなりコメディタッチになっています。ロンというのはベックの相棒役・・・僕は居候と呼んでいるんですが(笑)ベックの身の回りの世話をしてくれているキャラクターで、役柄的には完全に三枚目ですね。というより、この作品にはいわゆる二枚目なキャラクターがいないんです。

ただ、そうしたコメディ部分のすべても「ハードボイルド」に集約されるというか、普段は三枚目を演じているのに、キメるところはキメる男として描かれています。“男が憧れる男”みたいな部分も表現できたらいいなと思います。

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――宇宙のお話ですが、物語の舞台は地球なのでしょうか?

基本的には地球なのですが、地球とほぼ同じような「ノアス」という新しい惑星が見つかって、そこに移住しようとした地球人とノアスに住む人々の関係が話の中心になっています。そこにサスペンスの要素があったりコメディの要素があったり・・・。あとはやはり会話劇なので、人と人の関係性や情を強く押し出していって、お客様に共感できる部分を見つけてもらえる舞台になったらいいな。

――今回、全員が同じ事務所所属のカンパニーということですが、稽古場はどんな雰囲気ですか?

これまでも、一人ぐらいは同じ事務所の方がいる現場はあったんですけど、全員の所属が同じというカンパニーは初めてなので、そういった意味で新鮮ですし、やはり団結力も強いです。

男優に関して言えば、ほとんどが僕の後輩になるので、言いたいことを言えますね(笑)動き一つにしても、お客様に対する見え方だったりとか。この間、シーンを一通り作ったあとに実際に動いてみたんですけど、「それだとセリフが立たないよ」とか、細かいことも言いやすいかなというのを感じました。これまではカンパニーの最年少として参加させていただくことも多かったんですけど、今回は先輩としてしっかりしなきゃいけないなという気持ちになります。

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――座長としての意気込みはいかがですか?

僕は、年齢の割に座長をやらせていただいた経験が多い方だと思います。今まではどうやって引っ張っていったらいいか悩んだこともあったんですけど、“なにか言ってあげることが大事”だということや、“人に言ったからには自分もやらないといけない”とか、そういうことに最近気づきはじめました。今は、責任を持って真ん中に立つことが引っ張っていくということなのかなと思っています。

――稽古の手ごたえは?

稽古は今日でまだ3日目(※取材は7月上旬)なんですが、手ごたえはすごくあります!それに、僕は自分が出ている作品が「面白くなかった」と言われるのが絶対に嫌で、それは小さい頃からずっと変わっていません。「自分が出る舞台は絶対に面白くする!」という気持ちがあるので、間違いなく。脚本を読んだ時点で「面白ぇー!」って思ったんで、皆様にもそれが伝わるように皆で頑張っていきます。

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――ちなみに、大山さんが思うハードボイルドな男とは?

岩城滉一さん・・・昔で言う、タバコと酒が似合う男というイメージなのかな。ベック自身もそうですし、作品も今の時代には珍しい雰囲気だと思います。セリフも結構クサイことを言ったりするので、そのセリフがしっかりキマるか、クサく聞こえてしまうか、かっこいいと思っていただけるかどうかがそれまでの芝居にかかってくるな、というのを今感じています。

作品自体は70分なんですけど、セリフの量も多く、濃厚な作品になると思います。また、今回だけでなく同じ舞台設定でシリーズが続いていくので、この第1弾の空気感というのは大事に作っていきたいですね。

――今後の作品イメージを左右する大事な1作目になりますね。先ほどのお話にも少し出てきましたが、小さな頃からステージに立たれている(2000年デビュー)大山さんが、初めて舞台に心惹かれた経験はなんだったんですか?

もともとはミュージカルをやるとは全然思っていませんでした。僕は小さい頃からマイケル・ジャクソンになりたくて(笑)それでマイケルに憧れてこの世界に入ったら、周りの同年代の子たちが歌もダンスもお芝居もやっていたんです。その頃に周囲のお母さんたちから「やってみない?」って渡されたのが子どもミュージカルのチラシでした。最初はセリフとかも覚えられなくて不安だったんですけど、舞台に出て歌を歌わせていただいて、一人でお客さんから拍手を受けた時に「これは楽しいわぁ・・・!」と思って・・・ここまで来てしまいましたね(笑)。舞台に立つ喜びというのは今も変わらないです。

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――なるほど。そんな原体験にも繋がるようなスペシャルライブも今回上演されます。選曲は全て大山さんご自身がなさっているんですか?

選曲は全て自分一人で考えています。今回が「夏」で、これから「秋」「冬」と続くので、季節に合った曲を歌おうかなと思っています。普段しっとりとした曲だったり、舞台ではミュージカルの歌も歌っているんですけど、今回は明るいロックテイストのものが中心です。しかも生バンドなので、生の音を楽しんでいただけるような。お客様が聞きたいものと、自分が歌いたいものとを合わせて考えました。

――ライブの中で特に楽しみにされていることは?

なによりも「生」ということですね。これまでもイベントとかで歌わせていただいた経験はありましたが、その時は音源を使用していたので。自分のライブで生バンドというのは初めてなので、バンドメンバーと相談してやっていくのが楽しみです。僕自身の空気感とバンドメンバーの空気感が合わないといいものができないので、お互い関係性を作り上げて、生の空気をお客様に楽しんでいただければと思います。

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――最後に、本作の見どころについて教えてください。

自分自身に関しては、今まで演じたことがない役どころに挑戦している点です。三枚目は何度もやらせて頂いているんですけど、今回はその中に男としてのかっこよさ、女性の目を引く男を演じられるように頑張ろうと思っているので、ぜひそのあたりを見ていただければ。

作品全体で言うと、会話劇という中で、近未来の宇宙の話ではあるんですけど、時代に逆行したカッコよさ。ブログでも書いたんですけど“この時代に、古いレコードでジャズを聞く”ような雰囲気が作品の中に詰まっているので、その感覚を楽しんでいただけたら。あと、観ていただいた後はちょっと大人な気分になれると思います(笑)。

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◆公演情報
舞台『トワイスアップ』~スペースオペラは今はいらない~」&大山真志 Special Live
【公演スケジュール】
7月28日(金)19:00~
7月29日(金)13:00~/18:00~
7月30日(金)12:00~/17:00~
【会場】東京・浅草六区ゆめまち劇場
【出演】
大山真志
大浦育子 永松文太 高田あゆみ 奥村秀人 北村まりこ 堀田怜央
赤塚篤紀

大山真志_チェキ画像

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(撮影/エンタステージ編集部)

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