舞台(ステージ)『不機嫌なモノノケ庵』キャストリレーインタビュー!陳内将編


2016年9月6日(火)から9月11日(日)まで東京・赤坂RED/THEATERにて上演される舞台(ステージ)『不機嫌なモノノケ庵』。TVアニメ化もされたワザワキリによる同名漫画を原作に、妖怪を見る能力に目覚めた高校生・芦屋花繪(あしやはなえ)と妖怪祓いを営む「物怪庵(もののけあん)」の主・安倍晴齋(あべのはるいつき)を、陳内将、入江甚儀、元木聖也、原嶋元久の4名全員が二役を演じ、全公演異なる組み合わせで上演する。公演に向け、4人にリレーインタビューを行った。第1回は陳内将編。

舞台(ステージ)『不機嫌なモノノケ庵』リレーインタビュー_陳内将

――タイトル『不機嫌なモノノケ庵』にちなんで、最近不機嫌になった瞬間はありますか?

24、5歳ぐらいまでは、結構不機嫌になることが多かったです(笑)。でも、年を重ねたからか、最近はあまりイラッとしなくなってきましたね。これは役柄の影響もあるのかなと思ったりもするのですが・・・。例えば、先日電車に乗っていた時、2名掛けの席に親子連れがいて、お母さんが子供をひざの上に座らせていたんですよ。その横に若いお姉さんが座っていたんですが、「席を譲ってあげたらいいのにな」って思ったりするんです。以前は「どきなさい、お姉さん」って思ったりしていたんですけど、今は「もしかしたらそのお姉さんにも、何か席を譲れない事情があるんじゃないか?」って考えるようになりましたね。そもそもそんなにイラッとしてもしょうがないかなって思うようになりまして、あまり不機嫌にはならないですね(笑)。最近は(不機嫌ではなく)悲しくなることが多いです。

――—悲しくなるというのは?

1日中忙しい時には時間が足りないってなるんですが、暇になると「今日の24時間のうち、この退屈な16時間を昨日にずらせないのか」とか考えちゃうんです。その辺りは、まだまだ自分は悟ってないなと思います。そういう時に不機嫌な顔になっているかもしれないです(笑)。

――陳内さんが思う『不機嫌なモノノケ庵』の見どころは?

台本を読ませていただいて、本編は原作に忠実に進むシーンが多く、漫画で読んだ(そのままの)場面もありました。御喋りノ怪(エピローグ)では、役者のパーソナリティーを丸裸にされるようなアドリブを求められる部分がたくさんありましたが、そこも配役の組み合わせによって無茶ぶりをしたり、生の楽しみを味わえるのではないかと思っています。
僕が元木聖也に無茶ぶりされたら、断固拒否して困らせてやろうとか考えています(笑)。ただそうすると、配役が入れ替わった時に仕返しをされそうで怖いですね(笑)。

――今回の二役は性格もまったく違うと思いますが、演じ分けのプランなどはありますでしょうか?

今は芦屋目線、安倍目線と、台本の読み込みを役によって分けるのではなく、同時進行で両側の視線で物語を追って、あまり作り込まずにやっています。細かい役作りについては、稽古の中で、相方との雰囲気を大事にしながら作っていきたいです。

――ご自身は芦屋と安倍、どちら寄りの性格だと思いますか?

先日、(演出の)矢島(弘一)さんに「君は芦屋の方だよ」って言われて、「あれっ?」と思いました。結構尖ったイメージで世間から見られていたはずなのに・・・。自分自身でも、もうわからなくなってきていますね。

――—先ほどの話にもありましたけど、年齢によるところもあるんでしょうか?

そうですね。3、4年前だったら「芦屋の方が合ってる」とはなかなか言われなかったと思います(笑)。

――最後にファンの皆さんに一言お願いします。

マンガ原作の作品には、原作を忠実に再現するものから、独特の解釈を挟むものまで振り幅が大きいと思うんです。今回の舞台がどういったものになるのか、今はまだわからないのですが、配役が全部変わるという挑戦がある中で、きっと生でしか味わえない『不機嫌なモノノケ庵』があると思います。漫画を読んでから舞台を観に来てくださっても、舞台を観てから漫画を読んでくださっても楽しめる作品を作っていきますので、よろしくお願いします!

【リレー企画】
☆陳内将さん→入江甚儀さん:質問☆
(入江)甚儀くんは同じ事務所の山田裕貴と仲が良くて、三津谷亮とも共演しているので、何か縁があるのかなと思っています。自分は山田の家に泊まりに行ったりするのですが、甚儀くんも泊まりに行ったりするらしくて・・・、ちょっと嫉妬を感じるのですが(笑)。でも、これを機に僕も甚儀くんと仲良くなりたいですし、3人でご飯に行ったりしたいですね。

山田は僕のことを以前は「じんないさん」って呼んでいたのですが、「じんちゃん」「ちゃんじん」って呼ぶようになって、甚儀くんのことは「じんぎ」って呼ぶんですよ。どっちも「じん」じゃないですか!甚儀くんを呼んでいるのに僕が返事とかしちゃったら、また変な嫉妬を感じちゃうじゃないですか(笑)。だから、今回の共演をきっかけにどっちも「じんちゃん」にして、『ダブルじんちゃんの会』を作りたいのですが、いいですか?

『不機嫌なモノノケ庵』チラシ

◆公演情報
舞台(ステージ)『不機嫌なモノノケ庵』
9月6日(火)~9月11日(日) 東京・赤坂RED/THEATER
【脚本】錦織伊代
【演出】矢島弘一
【出演】陳内将、入江甚儀、元木聖也、原嶋元久

公式HP:http://mononokean-stage.jp/

(C) ワザワキリ/スクウェアエニックス・「不機嫌なモノノケ庵」製作委員会

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