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“KERA×古田新太”のハチャメチャでナンセンスな喜劇に挑む!賀来賢人インタビュー

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過去2作『犯さん哉』『奥様お尻をどうぞ』で物議を醸した“ケラリーノ・サンドロヴィッチ×古田新太”のタッグ企画。観客をまきこんでのハチャメチャな舞台が、2016年7月に本多劇場で第3弾を迎える。今作『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』も、今まで同様“この上なく凶暴、きわめて不毛”と評されるに違いない!?
初参戦となる賀来賢人に、その意気込みを聞いた。

賀来賢人インタビュー

関連記事:古田新太×KERA最新作!『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』2016年7月上演決定

――出演が決まったのはけっこう前だそうですね?

2年前くらいですね。2015年の劇団☆新感線『五右衛門vs轟天』に出演する前から決まっていて、僕の中ではずっとモチベーションになっていたんです。舞台はスケジュール的に毎年1本くらいしか出演できないのですが、年に一度のご褒美だと思っています。すごく楽しみです。

――作品に出ると決まった時のお気持ちは?

マネージャーに「KERAさんと舞台をやるから」と言われて、「またまたぁ」なんて冗談だと思っていたんです。でも本当でした(笑)それまでにKERAさんは僕の出演する舞台を何度も観に来てくれて「一緒にやりたいね」と言ってくださっていたので、やっと念願かなったという感じです。
でも、出演が決まってから初めて“KERA×古田”企画の前回公演をDVDで観て……あまりのメチャクチャさに「あ、こんなデタラメな事をするんだ」って思いました(笑)KERAさんの舞台は何度か拝見しているんですが、ちょっとオシャレで、暗くて、カッコ良くて、グッとくるというイメージだったんです。なかでも、劇場では観れなかったんですがテレビで放送されていた『わが闇』とか『グッドバイ』とか、面白くて好きだったんです。それがこの“KERA×古田”ユニットは、普段のKERAさんの作品とはまったく違ったナンセンスな世界観で驚きました。ストーリーだって、あってないようなものです。

賀来賢人インタビュー_2

――タイトルからするとヒトラーの話かなと思うのですが……

一切関係ないらしいですよ。台本も頂いていないのでまだ内容はわかりませんが、古田さんについていけば間違いないと思っているので、不安はありません。ただ、芝居の途中で怒って帰る人もいるらしいんですよ……。古田さんはそれが楽しくてしょうがないんですって。なかなかの変態ですよね(笑)

――お客さんが途中で帰る舞台……楽しめそうですか?

楽しそうだなあと思いますよ。みなさんにも実際に劇場に体験しに来てほしいです。ただ、一歩間違えると本当に大変な事になりそうなので、古田さんをはじめ先輩方のやり方や楽しみ方をちゃんと理解した上でやれたらいいな。

――古田さん以外には、成海璃子さんや大倉孝二さんと共演経験がありますね

はい。僕のデビューは成海さんの主演作だったんです。僕と彼女は“KERA×古田”ユニットには新参者なので「未知数だよね~」なんて話はしました。
大倉さんは前に映画でご一緒して、よく飲みに連れて行ってくださいましたし、今もドラマで共演しています。今回の舞台については、「みんながふざけ過ぎてすごくイラッとすると思うけど、絶対に楽しいよ」と言っていました。去年、新感線の舞台に出演した時も、古田さんや皆さんが舞台上でも楽屋でもふざけ合っていて楽しかったので、今回も楽しめそうな予感がしています。面白い先輩方とご一緒する機会が多くて、すごく恵まれているなと思います。

賀来賢人インタビュー_3

――今作について、KERAさんはなんと言っていますか?

「本当にウケない事もあるけど、端から見たらおかしいことを、これはおかしくないと信じて真剣にやるのがナンセンスな笑いなんだ」といったことを仰っていました。そんな笑いは今までやった事がないので、チャレンジだなと思っています。
そもそも僕の世代は“ナンセンス”という笑いがどんなものなのか、わからないんですよ。70年代に大人気だったイギリスのモンティ・パイソンのコメディはナンセンスだ、なんて言われますよね。80年代くらいは日本の演劇にもナンセンスな笑いが多くて、誰が一番適当か、という争いをしていたなんて話も聞きました。でも僕と同世代になると、ナンセンスという感覚にはまったくゆかりがないんです。そういう方たちに観ていただいて「こういうのあるんだ、俺もやりてーな!」とか「こういうの面白れーな!」と思っていただけるようにしたいな。めちゃくちゃなんだけど繊細な笑いって、観ている方はすごく面白いだろうなと思うんですよ。劇場に来たらもう何も考えずに観ることできると思うので、気兼ねなくフラ~っと来てほしいですね。

ただ、演じる方としては相当計算して臨まないといけないなと感じているので、まず僕自身がナンセンスというコメディのジャンルをちゃんと理解したいです。古田さんも言っていたんですけど、クレバーじゃないと何がおかしいかが分からないし、“ナンセンス”という感覚を理解できない気がします。だから、ナンセンスな笑いのどこが面白いのか、ということをちゃんと肌で理解した上で体現したいです。

賀来賢人インタビュー_4

――東京公演後、北九州、大阪、新潟でも公演しますね。地域によってはナンセンスな笑いよりもベタな笑いが好まれる傾向があると思います。

そうですよね。僕はまだ、地域ごとの笑いの好みの違いについてはあまり実感がないんですが、今回の舞台では顕著にわかると思うので楽しみです。同時に、ちょっと怖くもあります。ナンセンスって、スカしたりタイミングをハズしたりすることで生まれる笑いなので、ベタな笑いとは正反対。大阪の笑いのようにツッコミもないですし、演じている方は果たしてこれが面白いのかと不安になると思うんです。それでも、あえてベタではなくナンセンスな笑いで全国ツアーを攻める!本当に、変態集団ですよ(笑)。
基本的に旅公演はとても楽しみなので、心待ちにしています。公演日数が少ないからなのか、すごく喜んで下さるお客さんが多いんですよ。それに北九州はご飯が美味しいし、新潟は初めて行くしで、今からワクワクしています。

――賀来さんは、どんな笑いがお好きなんですか?

コメディーも好きだし、シリアスも好きだし、ミュージカルも好きだし……何でも好きです。映画だと『ライアーライアー』というジム・キャリーさんのキチガイみたいな作品が大好きです。最近だと『キングスマン』も好きでしたね。
自分が出演するとなるといろいろチャレンジしたいので作風はバラバラになってしまいますが、観るなら娯楽が好きです。簡単なものであればあるほど楽しめるかな。

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――映像やドラマでも幅広く活動されていますが、舞台との違いはありますか?

芝居をする事についての違いは一切無いです。ただ、舞台の作り方が一番落ち着きますね。瞬発的なものを切りとることは映像の方ができるのですが、舞台は時間をかけて稽古して、完成したものを届けられるのですごく安心します。年に1本は絶対に舞台をやりたいですね。

――今後やってみたい作品はありますか?

仲の良い人たちと、いつか三人芝居をやりたいねって言ってるんです。自分達で企画して、台本を作って発信したい。役者だけでなく演出もしてみたい。ものを創ることに興味があるというよりも、自分のやりたいものを追求してみたいんです。あとは、バラエティが好きなので『旅猿』みたいな旅番組や、ラジオもやってみたいですね。楽しそうだし、上手く喋れるようにもなりたいんです。
でもそれは、今の目の前にある仕事をやり遂げていってからであって、まずは皆さんに劇場で、このナンセンスな笑いを楽しんでいただきたいです。

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◆賀来 賢人(かく けんと)
1989年7月3日生まれ。スカウトを受け、2007年に映画『神童』で俳優デビュー。2009年、映画『銀色の雨』で初主演。2012年、TVドラマ『クローバー』で主演。ほか、連続テレビ小説『花子とアン』(ヒロイン・花子の兄・安東吉太郎)。2015年、大河ドラマ『花燃ゆ』(新撰組・沖田総司)。主な舞台は『RENT』(主演)、劇団☆新感線35周年 オールスターチャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』。

◆cube presents『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:古田新太 成海璃子 賀来賢人 大倉孝二
入江雅人 八十田勇一 犬山イヌコ 山西 惇

【東京】2016年7月24日(日)~8月21日(日)下北沢 本多劇場
    一般発売:2016年5月21日(土)
【北九州】8月27日(土)、28日(日)北九州芸術劇場 中劇場
    一般発売:6月12日(日)
【大阪】9月1日(木)~4日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
    一般発売:6月5日(日)
【新潟】9月10日(土)、11日(日)りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
    一般発売:6月25日(土)

☆詳細はコチラから!
http://www.cubeinc.co.jp/

(撮影/原地達浩)

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(文/河野桃子)

ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~

作品情報ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~

古田新太×ケラリーノ・サンドロヴィッチが贈るシリーズ企画第3弾!

  • 公演:
  • キャスト:古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西 惇

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