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ミュージカル『アップル・ツリー』で初の演出に挑戦!城田優インタビュー

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強い目力と圧倒的な歌唱力で観るものを魅了する俳優・城田優。2016年1月~3月上演の舞台『The Love Bugs』では、これまで多かったクール&シリアスな役から一転、コミカルでキュートな役どころを見事に演じ、観客の間で大きな話題となった。プレイヤーとして絶大な魅力を秘める城田優が、5月28日(土)より開幕するミュージカル『アップル・ツリー』において、舞台演出に初挑戦する。本作への想いと意気込みを城田優本人に聞いた。

『アップル・ツリー』城田優インタビュー

関連記事:城田優、初演出の現場へ!ミュージカル『アップル・ツリー』ワークショップへ潜入

――今回の初演出に至るきっかけがありましたら、教えて下さい。

きっかけと言われると少し難しい部分はあるんですけど、小さい頃から、音楽をはじめ、形のないものを作り出すことが好きでした。それで、これまで俳優のお仕事をやらせて頂いてきたんですが、ここ数年は自分のことだけでなく、美術や衣裳なども含め広い視野で周りのことが気になるようになったんです。そんな中で「いつか演出してみたい」っていう漠然な想いがあって・・・簡潔に言うと、そんなところです。

――ショートムービーやドラマでは監督にも挑戦されていました。監督や演出家は、プレイヤーとはまた違った面からものを見ることになると思うのですが、実際どうでしょうか?

全く違いますね。自分が求めているものと演者にやってもらう方向性を擦り合わせていくのは難しいです。イメージが自分の頭の中にあっても、それを具現化しなければいけないし、かといって役者さんたちにも感情がありますし、それぞれの芝居論もありますから。

『アップル・ツリー』城田優インタビュー_3

――監督として、特に苦労した事はありましたか?

例えばグループショットを撮る時に、1回目はA、Bさんはよかったけど後ろのCさんがダメだった。次に撮り直したら、今度はCさんがすごくよかったのにAさんがダメだった…こういうことが続くと、どこかでいいところを見極めていかなければならないし、ある種の妥協みたいなものが出てきます。そういう部分は“監督あるある”といいますか、難しいところだと思いましたね。

――今回は舞台なのでまたアプローチが違うと思いますが、演出におけるプランやイメージはありますか?

映像と舞台では芝居が全然違いますからね。とにかく、生でお客さんの前でお芝居するので、全部が繋がっていないといけないですし、かといって、繋がって見えればいいってわけでもないので。ちゃんと階段を積み重ねて、辿り着かなければいけない場所へきちんと導いてあげられるように、役として完成させられるようにしないといけない。演出家はいろんなことを気にしなければならないですね。

――初演出作品に『アップル・ツリー』を選ばれた理由は?

エンターテイメントは、「わかりやすい」という意味でシンプルであった方がいいっていう僕自身の考えがありまして・・・。頭を使う戯曲やエンターテイメントも大好きなんですけど、自分が出演したり演出する上では、わかりやすくお客さんにメッセージが届くものがいいと思っているんです。そういう意味合いで選びました。

『アップル・ツリー』城田優インタビュー_4

――なるほど。物語のどういったところに惹かれたんでしょうか?

人生において、真ん中のメッセージが詰まっているところです。3幕構成なんですが、1幕が「人類の始まり」と言われるアダムとイヴを通して、そこに生まれてくる感情、つまり“愛”を描いていて。2幕は、愛の成長の形とも言える“欲”。求めることに対しての代償や欲の罪深さがテーマです。3幕はその果てにある“夢”。自分はこうなりたい、愛しいと思っているものと一緒になりたいとか・・・。夢って、愛と欲が重なったものだと思うんです。

――たしかに!人生の要素ですね。

愛と欲と夢、この3つって、大体の人が経験する、あるいは経験したことなんじゃないかなと。そういう部分で、観る人に響くんじゃないかなと思っています。それに加えて、ストーリーにもユーモアがあり、音楽も素晴らしいですし、難しい作品ではあるんですが、これでいこうという風になりました。

――楽しみにしております!最後に、公演に向けての意気込みをお願いします。

初演出ということで今はまだ暗闇の中を手探りで歩いている感じがしていますが、素直でまっすぐな素晴らしいキャストのみなさんと、温かく頼もしいスタッフのみなさんがいらっしゃるので、1歩ずつ前に進んでいけたらと思っています。愛と欲と夢というシンプルなテーマに沿った作品を、僕が演出するとこういう色になりますよ、というのがお見せできたらと思います。初演出作品の、“初”は1度しかないですし、この先また演出をするのかもまだわかりません!

ぜひ、プレミアだと思って観にいらしてくださいね!

『アップル・ツリー』城田優インタビュー_2

◆ミュージカル『アップル・ツリー』公演情報
2016年5月28日(土)~6月7日(火)赤坂RED/THEATER

<キャスト>
岸祐二、上野哲也、小山侑紀、杉浦奎介、関谷春子、豊原江理佳、和田清香

<演出>
城田優

<脚本>
ジェリー・ボック&シェルダン・ハーニック ジェローム・クーパースミス

<作詞>
シェルダン・ハーニック

<作曲>
ジェリー・ボック

<日本語脚本>
青井陽治

◆プロフィール
城田優(しろた・ゆう)
1985年12月26日生まれ。17歳の時にミュージカル『美少女戦士セーラームーン』で俳優デビュー。その後、『ファントム』『エリザベート』などのミュージカルに出演。『エリザベート』では第65回文化庁芸術祭・演劇部門で芸術祭新人賞、第23回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。ミュージカル『アップル・ツリー』では初の演出に挑戦する。

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(文/杉田美粋)

アップル・ツリー

作品情報アップル・ツリー

城田優、初演出! 『屋根の上のヴァイオリン弾き』の作曲家・脚本家コンビが放ったミュージカルコメディが、久々の日本公演。

  • 公演:
  • キャスト:岸祐二、関谷春子、上野哲也、杉浦奎介、和田清香、小山侑紀、豊原江理佳

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