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インタビュー

A New Musical『JAM TOWN』水田航生さんインタビュー!「新たな“何か”を必ず感じる、ソウルミュージカルです!」

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近年、舞台演出家としても注目されている錦織一清が、原案・演出を手掛けるミュージカルA New Musical『JAM TOWN』が来年2016年1月に上演される。2014年にトライアル公演を実施し、2015年10月には楽曲披露のためのライブを開催するなど新たな挑戦も話題の本作に出演する水田航生に意気込みを聞いた。

『JAM TOWN』水田航生

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――まずは、日本発の新たなミュージカル作品に出演するということで、出演が決まった時の気持ちを伺えますか。

演出の錦織さんをはじめ、大先輩の方々と共演させていただけることを光栄に思っています。このカンパニーに入れたことが嬉しいです。

『JAM TOWN』水田航生_3

――演出の錦織さんの印象はいかがですか?

少年隊で活躍している、スターの錦織さん、というイメージが強いですが、つか(こうへい)さんの舞台に出演されていたり、演劇にも精通されている方という印象は持っていました。まだ作品についての話を詳しくしていないですが、ライブの過程などでお会いしていく中で、錦織さんの方からコミュニケーションをすごくとってくださるのでとてもありがたいです。

――オリジナル作品ですし、公演前のライブ開催やトライアウト公演など、上演前から注目されている作品ですね。

日本発信のニューミュージカルということが、すごく面白いし、新しい試みだと感じました。日本発信のミュージカルといえば、今は2.5次元ミュージカルがありますけど、それに加えて、新たなジャンルの日本発信ミュージカルの代表作になるくらいのパワーがある企画だなと思いました。錦織さん原案の台本だったり、音楽監督が西寺郷太さんだったり、スタッフの名前を見てさらにそう感じました。

――近年、いろんなミュージカルを経験されている中で、水田さんがこの作品で、「ここが新しい」と感じるところは?

最近、ロックミュージカルって多いですよね。オーケストラじゃなくてバンドが入る形のミュージカルが。今回も生バンドが入るミュージカルですけど、ロックミュージカルではなく、“ソウルミュージカル”なんです・・・って、良い言葉言ったよね!!(笑) ロックではなく、ソウルミュージカルっていうのがすごく新しい気がしています。打ち込みのダンスミュージックが生で演奏されるミュージカルって、僕の知ってる限りでは珍しいなって。筧さんが会見で仰っていましたが、ミュージカルでもなく、ライブ感がより発揮されたミュージカルになるのかなと。それが新しいですよね。

『JAM TOWN』水田航生_5

――水田さんは、JJという役柄を演じますが、どんなキャラクターですか?

横浜のボート・バーの近くにあるホテルの御曹司。一匹狼で、わりとクールな役ですね。そのバーを中心に、そこに集まる多種多様な人々の人間ドラマが描かれていくんですが、JJは筧(利夫)さんが演じるバーのオーナーの娘であるあゆみとの恋物語があったりします。JJはいろんな思いが渦巻く街で、煮え切らない部分・・・心に闇じゃないですけど、寂しさを抱えている男なんじゃないかと。

――すでにライブで楽曲を歌ったりして、この作品の世界観に触れていらっしゃいますが、そのなかでJJに共感した部分はどこかありましたか?

JJと僕では、性格は似ていないと思うんですが、彼が抱いてる若者が持つ、ちょっとした世の中に対する不満だったり、わだかまりは、20代前半の頃の僕にもあったので、そこは役作りの参考になるところかなって思いますね。本公演の台本のJJは、トライアウトの時となんとなく人物像が変わっているんですよ。ワイルドというか、アッパーな感じだったのが、今の台本ではクールな一匹狼で、人と関わることを避けているみたいな感じになっている。

――錦織さんが水田さんのキャラクターを見て変えたんでしょうか?

そうですね、そういうことがあるって会見でもおっしゃっていました。この後も変わって来るのかもしれませんね。

――音楽についてはいかがですか。全てこの作品のためのオリジナル曲ですよね。

いやー、かっこいいですね! 僕のイメージでは、西寺さんが作る曲は、1曲1曲が濃密でパワフルというか。ぎゅうぎゅうに詰まっているイメージなんです。ライブを見て、さらにイメージが膨らんだそうで、また新しい曲を作ると聞いているので、どんな楽曲があがってくるのか、すごく楽しみです。

――実際にライブで歌ってみていかがですか?歌いやすい?

ノリがよくて、踊りやすい曲だと思います。ポップスとかロックを歌う機会が意外と少なかったので、どんどん自分も慣れていかなきゃと思いますね。本当に素敵な曲だなとライブで歌ってみて改めて思いました。

『JAM TOWN』水田航生_6

――筧利夫さんをはじめ、共演者の皆さんもパワフルですよね!

筧さん、藤井(隆)さんはバケモノだと思います(笑)。藤井さんは、大阪で新喜劇で見てましたし。この間のライブも観客になっている自分がいました。頼りがいのある大先輩二人に、華を添える東風さんと・・・大阪出身ってこともあってすごく気さくに話しかけてくれて。(松浦)雅ちゃんは雅ちゃんで大阪・・・このカンパニー関西人ばっかりなんですよね(笑)。

――横浜が舞台ですが、稽古場では大阪弁が飛び交うでしょうね。

稽古場はさながら「大阪JAM TOWN」ですよ(笑)。でも、そんな共通点もあるからか、稽古に入る前からいい雰囲気が作れている感じです。

――ダンスもかなり踊るそうですが、新しく挑戦するジャンルのダンスはありそうですか?

振り付けのYOSHIEさんのダンスは、昔やってたジャンルに近かったりするんですが、それだけじゃないと思うので、どうなりますか・・・ダンサーさんも参加されるので、そこにどこまで対抗できるかですね(笑)。

――ライブですでにかなり踊られたので、心配ないんじゃないですか?

いやいや。今年はミュージカルもいくつか出させていただいたんですけど、踊る役はなかったんですよ。まだまだ自分的には呼び覚まし切れてないです。だめですね。

『JAM TOWN』水田航生_7

――まだまだだと。

はい。まだまだ。まず体を戻して、そこから進歩しなきゃいけないので。本番までにレッスンもしないと。YOSHIEさんはスクールでも教えているそうなので、時間を見つけて通おうかな…。

――さらに素晴らしいダンスが見られるのを楽しみにしています。本作を通して、ご自身で期待していることはありますか?

俳優たち一人一人のパワーが集まって創りだす物語の中に、どうやって音楽が入っていくのか。どういう場面でどの曲を歌うんだろうとか、どういうエンターテインメントが生まれるんだろう?と。まだはっきりと決まっていないんですが、今から本当に楽しみです。稽古場も楽しみ。照明、舞台装置が加わった本番も楽しみですし・・・もう今から楽しみがいっぱいです。もちろん、作品を届ける責任感もそれに比例して増えていくんですが。

――この作品で水田さんの新しい一面をお届け出来そうですか。

これまで自分が演じた中で、恋が描かれてるものってあまりやってこなかったんですよね。そういうところでは、僕の新しい一面がみせられるかもしれないですね。歌って踊る姿も見てほしいですけど、水田航生が踊ってるんじゃなくて、JJとして生きているところ、舞台上で歌い踊っているのはJJだと伝わるようにしたいです。

――では最後に、公演を期待している皆さんへメッセージをお願いします。

ニューミュージカル、新しい試みでのミュージカルであるってところが絶対にミソだと思います。そしてストーリーも、いろんな愛の形だったり夢だったり、普遍的なものを描いています。ミュージカルを観てきた人も、舞台を観たことがない人でも、どの世代の人も、この作品を見たら、きっと新しい“何か”を感じ取ってもらえる作品になると思います。1月は横浜でお会いしましょう!

『JAM TOWN』水田航生_2

◇水田航生(みずた・こうき)プロフィール◇
1990年12月20日生まれ、大阪府出身。俳優としてドラマや舞台で活躍。近年の主な舞台出演作に、『VAMP~魔性のダンサー ローラ・モンテス~』、『金閣寺』、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、『オーシャンズ11』、『マーキュリー・ファー』、ミュージカル『サンセット大通り』、現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』など。2016年4月4日より、日比谷シアタークリエにて、ミュージカル『エドウィン・ドルードの謎』に出演。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
A New Musical『JAM TOWN』

2016年1月13日(水)~30日(土) KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
原案・演出:錦織一清
作詞・作曲・編曲:西寺郷太
出演:筧 利夫 松浦雅 水田航生 東風万智子/藤井隆
YOSHIE Oguri(s**t kingz)HASSEエリアンナ 大音智海 小暮キヨタカ SUZUKiYURi 珠 ダンドイ舞莉花 深瀬友梨 MASAHARU

横浜にある、運河に係留される船を改築したBar。
かつて、アメリカにいちばん近い場所だった横浜で、若かりし頃、横浜で鳴らしたマスターが経営するこのBarには、毎晩のようにマスターを慕う常連客が集まっている。
そんなある日、マスターは、長年会っていなかった、離婚した妻との間にいる娘に再会し――。

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(文/金本美代)

JAM TOWN

作品情報JAM TOWN

「JAM TOWN」の「JAM」は、ジャムセッションの「JAM」。色々なものがとけあう街ヨコハマでの出会いと別れを、演出家・錦織一清が鮮やかに描き出す―。

  • 公演:
  • キャスト:筧利夫、松浦雅、水田航生、東風真智子、藤井隆、ほか

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