『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』KREVAインタビュー!「舞台上でも裏でもミスターX的存在感を発揮したい」


2015年12月5日(土)より、新国立劇場中劇場にて『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』の幕が上がる。構成・演出の宮本亜門と、錚々たるパフォーマー、アーティストがタッグを組んだ新感覚のダンス・スペクタクルステージだ。まだベールに包まれた話題作について、物語のキーパーソン、謎のミスターXとして出演するKREVAに話を聞いた。

『SUPERLOSERZ』KREVAインタビュー

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――最初に、今回のご出演の経緯を教えていただけますか?

「出てみない?」みたいな感じです(笑)。「亜門さんから舞台の話が来てるよ」っていうのは聞いていて、「亜門さんってあの宮本亜門さんだよね?」という感じで、びっくりしていたらあれよあれよと決まっていた感じですね。

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――出演が決まった時のご感想は?

時が来たんだなって。もともと今やってる音楽もダンスから影響を受けたタイプなので、ダンスの舞台という意味では、こういうものができる時が来たなっていう想いです。

――ダンスの審査員などもされていましたね

ちょうど今年の9月に振付けの審査員をやりましたね。今回振付をされるYOKOIさんとも直接的な面識はなかったんですが、TV・CMでもパフォーマンスが話題になっていたので、もちろん知っていました。

――ダンスやコラボレーション活動がご自身の音楽活動に影響することもあるんですか?

うーん…ダンスだけに関して言えば、三浦大知くんとかは公私ともに仲良くさせてもらっていて、彼の表現するものもそうなんですが、動き回っているところよりも、いかに止まれるかっていうところ。そこがカッコイイかでだいぶ違うなって思います。そういう意味では“間”って大切だなって思います。

――なるほど。誰かとやるのと、お一人でやるのでは表現も違ってきますか?

コラボレーションが自分自身に影響するとしたら、反対のことがやりたくなるっていうところかな。大勢ですごくダイナミックなものを作った後は、ひとりでミニマムなものを作りたくなるし、使う音楽が明るかったら、次は暗いものをやりたくなったり。そういうあまのじゃくな部分はあると思いますね。

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――いつもはお一人ですが、今回はかなりの大所帯ですもんね(笑)。

そうですね!でも、知らない人たちとの集団の中でもリーダーシップはとっていけるタイプかなと思っているんで、そこは大丈夫かな。小学校4年の時に転校したんですけど、その学期に学級委員長になってましたから(笑)。

――では舞台でも委員長ばりに…(笑)。今回の役どころもすごく力を持っていそうですよね!

たしかに。まず、名前が「ミスターX」ですから。影のボスというかフィクサー的存在の役なので、舞台上だけでなく裏でも影のボス感を出していけたらなって思います。みんなが思わず俺の楽屋に挨拶きちゃうみたいな、おいしいお菓子持って…(笑)。

――そんな役どころやストーリーを聞いた時はいかがでしたか?

最初、話を聞いた時には喋らないっていう風に聞いていて、「俺出て喋んないの無理だろ」って思っていたら、この間亜門さんにお会いした時に、ミスターXが言葉を発するか発さないか、また、発するとしたらどんなことを言うのか、ちょっと整理しようってなりました。なのでミスターXは、その名の通りまだまだ謎に包まれていますね。

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――宮本さんとの初対面のご印象は?

亜門さんがまずライブを見に来てくれたんですね。それで、すごく褒めてくださって…。最初は出演するから褒めてくれてるのかなとか思ったんですけど(笑)、だいぶ細かいところまで見ていて下さったのですごい嬉しかったですね。

――初対面はライブだったんですね!

その後、今回の舞台の件でお会いして、ストーリーや演出に関して色々話したんです。そしたら最後に亜門さんのすべらない話が炸裂して…それがめちゃくちゃ面白くて(笑)。それから俺が友人二人くらいにしてみたんですけど、やっぱり最高にウケましたね。こういう人が面白い舞台を作るんだなって思いましたね。話がデザインされてるというか…。

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――最強にすべらない話なんですね(笑)。ちなみに、KREVAさんは普段、演劇を観られたりしますか?

いや、演劇に限らずなんですけど、本や映画とかにもあまり触れずに大きくなってきたタイプなんで、舞台なんてまたそのさらに先って感じの印象でしたね。だけど、舞台をやるためにこの世界入って来たタイプじゃないからこそ発揮出来るリーダーシップというか、存在の仕方はあるんじゃないかって思っています。

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――それでは最後に、本作の見どころを一言お聞かせください!

「なんか分かんないけど、元気でた!」っていう舞台だと思います!なぜなら亜門さんがそういう舞台にしたいって言っていたから。そういう作品になれるよう、俺なりのやり方でスパイスになれたらなと思います。世界レベルのダンスもお楽しみに!

■公演情報
『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』
2015年12月5日(土)~12月15日(火) 東京・新国立劇場 中劇場
2016年1月7日(木)~1月11日(月) 大阪・シアターBRAVA!

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<ストーリー>
20XX年、テクノロジーは進化し豊かな自然が戻りつつある地球。
富裕層と貧困層の格差は拡大し、社会の隅では世間からつまはじきにされたマイノリティたちがたくましく生きていた。そんな中、地球は宇宙人による襲撃をうける。地球史上最大の危機に普段は見向きもされない社会の負け犬たちが立ち上がり、奇跡を起こす。
ダンスと音楽とテクノロジーが融合した、ニッポン発の新感覚エンタテインメント!

構成・演出:宮本亜門
振付演出:YOKOI(WRECKING CREW ORCHESTRA)
出演:
千葉涼平(w-inds.) 古屋敬多(Lead) YOKOI(WRECKINGCREWORCHESTRA) DOMINIQUE(WRECKING CREW ORCHESTRA) SAWADA(WRECKING CREW ORCHESTRA) TATSUO(GLASS HOPPER, BLUE PRINT) 仲宗根梨乃 他

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■プロフィール
1976年6月18日生まれ、神奈川県出身。1997年、KICK THE CAN CREWを結成。2004年6月からソロ活動に専念。同年9月08日(クレバの日)に「音色」でメジャーデビュー。2006年2月発売の2ndアルバム『愛・自分博』はHIPHOPソロ・アーティストとしては史上初となるオリコン・ウィークリーチャート初登場1位を獲得。その後もコンスタントに作品を出し、リリースされる楽曲は全てヒットチャートにランクイン。さらに日本人初HIP HOPアーティストとして初となる「MTV UNPLUGGED」への出演など様々な活動が多方面で認められる。2013年、「9月08日は”クレバの日”」と日本記念日協会に正式認定される。2012年から毎年9月08日には、KREVA主催「908 FESTIVAL」と題した音楽の祭りを開催。ソロデビュー10周年となる2014年には、日本武道館2DAYSがWOWOW史上初となる1アーティスト2夜連日生中継、2015年には「10th Anniversary Year KREVA 47都道府県 TOUR 2015『UNDER THE MOON』」全53公演を実施し、10年間のヒット曲、名曲を惜しげもなく披露し、10周年イヤーを大成功に終える。KREVAの冒険と挑戦は続く。HIP HOPシーンのみならず日本の音楽界を代表する存在。

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