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城田優インタビュー!地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14『The Love Bugs』「つねに新しい役柄に挑戦していきたい」

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2016年1月に東京・赤坂ACTシアターで開幕する舞台『The Love Bugs』。岸谷五朗と寺脇康文の演劇ユニット・地球ゴージャスvol.14となる本作では、人間の隣に存在する“小さな生き物”たちにスポットをあて、愛と命の物語がファンタジックに紡がれる。以前から地球ゴージャスの舞台に出演することを熱望していたという城田優に話を聞いた。

“Bugs”の深い部分を見つめて演じたい

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関連記事:【動画】寺脇康文が持ちネタを披露!?地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14『The Love Bugs』製作発表

――『The Love Bugs』 で演じられる昆虫の種類を、製作発表の舞台裏で作・演出の岸谷五朗さんから告げられたそうですね。

そうなんですよ(笑)。ビジュアルの印象がクワガタ寄りだったみたいで、ファンの方からは「クワガタ役、頑張ってください!」とSNSで言っていただいたりもしています。ですが今回僕が演じるのはクワガタ役ではありません!(笑)。一言で表すと“とてもカッコ良い”昆虫です。

――キャッチコピーにある「誰もが憧れる孤高のスター」、これが城田さんの役柄なのかと。

今回は“孤高”であるキャラクターを活かしつつ、それだけで終わらない新しい一面を皆さんにお見せ出来ればと思っています。例えばあたたかさだったり、コメディーモードを前面に出してみたり・・・これは作・演出の(岸谷)五朗さんと稽古が始まってから一緒に作っていくことでもありますが。一つのキャラクターに捉われるのではなく、お芝居の中で常にいろいろな役に挑戦していきたいんです。

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――演じるBugs(昆虫)とはどういうお付き合いを?

実は僕、あまり彼ら(昆虫)が得意ではないので、自宅で飼ったりして研究したりすることは絶対にないと思います(笑)。一緒に生活して生態を観察するというよりは、彼らが持つイメージだったり、昆虫の世界での立ち位置だったり・・・そういうポイントを想像しながら演じていきたいですね。昆虫の外見や体の動きをただ真似るということではなく、もっと深いところで彼らと付き合っていければと。

例えば僕が演じる“孤高のスター”はなぜそういう立場になったのか、彼はこれまでどんな生き方をしてきたのか・・・そういう背景からきっちり作っていこうと思っています。

初の舞台演出作『アップル・ツリー』に賭ける思い

城田優3

――来年5月には初の舞台演出作『アップル・ツリー』が上演されますね。

いくつか候補もあったのですが、青井陽治先生やいろいろな方からのアドバイスもじっくり伺い、最終的に自分でこの作品を演出しようと決めました。元は三部構成のミュージカルなのですが、それをどう上演するかはもう少し時間をかけて考え、練っていくつもりです。

――キャストのオーディションには城田さん自身も立ち会われたとか。

2次オーディションからは僕も審査に参加させていただきました。本当に素晴らしい人材が大勢集まって下さったのですが『アップル・ツリー』は登場人物がさほど多くないので悩みました。ただ悩んでばかりいても進みませんので、作品に合った方をキャスティングさせていただくつもりです。

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――城田さんが演出家として人材を選ぶときに一番大切にするポイントはなんでしょう?

センスですね・・・歌と演技の両方においてですが。ミュージカルで役の人物として歌うのと、カラオケで好きな曲を歌うのとでは全く次元が違いますよね。そんなこともあって、今回のオーディションでは僕なりにちょっと変わった趣向も取り入れさせていただいたんです。

坂本九さんの名曲で「見上げてごらん夜の星を」というナンバーがあるんですが、これをある”設定“のもと、候補者の方たちに歌っていただきました。例えば「病気でふせっている家族のために歌ってください」といったように。これを一人一人に全く違うシチュエーションを示して歌っていただいたんです。考える時間も与えず、一瞬の想像力でその人がどこまで物語の世界に連れて行ってくれるのか・・・今回はそこをじっくり見させていただきました。

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――映像のディレクションもなさっていますが、やはり舞台とはいろいろな事が違いますよね。

もちろんです。違いを挙げていけばキリがないのですが、大きな違いが「舞台は順番通りに進む」「映像は物語の流れと撮影の順番が必ずしも一致しない」というところでしょうか。また舞台の場合は稽古の時間も比較的長めにありますし、気持ちを作っていくのにある程度の余裕もあるのですが、映像の場合はその場その場ですぐに役の感情を自分の中で作らなければいけないですよね。

まだショートフィルムを含めて映像は3作品しか監督させていただいていないのですが、登場人物の感情が一貫してきちんと流れているかというところは常に気を付けて演出する様にしています。

――これまで城田さんが一緒にお仕事なさった演出家の方で、特に印象的だった方はどなたでしょう?

舞台の仕事でご一緒させていただいた演出家の方・・・実はそんなに多くないんです。皆さん一流の方ばかりですし、個性や作品の作り方もそれぞれ違っていて、毎回いろいろなことを勉強させていただきました。本当にプラスになることばかりです。

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ですから、特に印象的だった方と言われるとかなり悩みますが、あえてお名前を挙げるとすれば宮本亜門さんでしょうか。2007年に『スウィーニー・トッド』というソンドハイム作曲のミュージカルでアンソニー役をやらせていただいた時、ゲネプロ(=最終舞台稽古)で頭が真っ白になってしまったんです。そうしたら、休憩中に亜門さんが楽屋に「城田君、どうした?」って駆けつけて下さって。僕、稽古場では比較的伸び伸びやれるタイプなので、亜門さんも驚かれたんでしょうね。その時に亜門さんが「この船は僕が操縦していて、沈む時は一緒だよ。城田君はいつも通り自由にやればいいんだよ」って言って下さったんです。それで気持ちがすーっと楽になりました。亜門さんのお人柄に救われたんです。

今回の『The Love Bugs』で(岸谷)五朗さんの演出を受けることもとても楽しみです。地球ゴージャスに出演させていただくのは僕の念願のひとつでした。これまでは俳優同士という関係性でご一緒させていただきましたが、今回五朗さんがどんな風に演出なさるのか、しっかり受け止めて演じたいと思います。

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舞台と映像、ともに大きな存在感を見せる城田優。今夏上演された新生『エリザベート』では、黄泉の帝王・トート役を2010年に続いて演じ、大きな話題を呼んだ。「演じる役によって歌声も変える」と語る彼が、30歳になって最初に挑戦する舞台が『The Love Bugs』だ。ファンタジーテイストの本作で、30歳になった彼がどんな歌声を響かせ、どんな演技で新境地を魅せるのか、その時を楽しみに待ちたいと思う。

◆地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14『The Love Bugs』◆

(東京公演)2016年1月9日(土)~2月24日(水) 赤坂ACTシアター
(名古屋公演)2016年3月1日(火)~3月3日(木) 愛知県芸術劇場 大ホール
(福岡公演)2016年3月11日(金)~3月13日(日) 福岡サンパレス
(大阪公演)2016年3月19日(土)~3月29日(火) フェスティバルホール
公式ホームページ http://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_14/

撮影:高橋将志

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(文/上村由紀子)

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14『The Love Bugs』

作品情報地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14『The Love Bugs』

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14! 人間の住む世界の隣の「小さな世界」から人間たちに向けて贈る、命と愛の物語。

  • 公演:
  • キャスト:城田優、蘭寿とむ、大原櫻子、平間壮一、マルシア、岸谷五朗、寺脇康文、ほか

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